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公開番号
2025018201
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121710
出願日
2023-07-26
発明の名称
電動弁
出願人
日本サーモスタット株式会社
代理人
個人
主分類
F16K
5/06 20060101AFI20250130BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】電動弁において、弁体が回転し冷却液の流出口と弁孔とが連通する際の冷却液の前記流出口への急激な流出を防止し、冷却液の微小流量を制御し、異物の詰まりを抑制する。
【解決手段】一端に開口を有し、周面に連通口11bを有するハウジング11と、前記ハウジング内に回転可能に挿入されて前記連通口を開閉する弁体12と、前記連通口に装着されて前記弁体の周面に摺接する筒状のシール部材14と、前記弁体を回転駆動する駆動装置と、を備え、前記弁体は、筒状の弁本体12bを有し、前記弁本体には、前記連通口を閉塞可能な外壁と、前記連通口と連通可能な弁孔と、前記弁本体の一端に形成されて前記開口と連通する弁開口と、が形成され、前記筒状のシール部材は、開口が形成された該シール部材の一端部が前記弁体の周面に摺接し、前記シール部材の一端部には、前記開口に繋がる溝部14cが形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
一端に開口を有し、周面に連通口を有するハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に挿入されて前記連通口を開閉する弁体と、前記連通口に装着されて前記弁体の周面に摺接する筒状のシール部材と、前記弁体を回転駆動する駆動装置と、を備え、
前記弁体は、筒状の弁本体を有し、
前記弁本体には、
前記ハウジングの連通口を閉塞可能な外壁と、前記連通口と連通可能な弁孔と、前記弁本体の一端に形成されて前記ハウジングの開口と連通する弁開口と、が形成され、
前記筒状のシール部材は、開口が形成された該シール部材の一端部が前記弁体の周面に摺接し、前記シール部材の一端部には、前記開口に繋がる溝部が形成されていることを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記開口が形成された前記シール部材の一端部における少なくとも前記溝部よりも径方向外側の領域は、前記弁体の周面と摺接可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載された電動弁。
【請求項3】
前記シール部材は、
該シール部材の外周面に形成され、前記連通口側に形成された凸部または凹部と係合する凹形状または凸形状の係合部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば自動車用冷却装置に用いられるロータリ式の流量制御弁では、バルブハウジング(弁体収容部)内に外壁が球面、あるいは直胴に形成された円筒状の弁体を、外部から回転操作可能に収容配置したものがある。このロータリ式の流量制御弁では、球体状あるいは円筒状の弁体を用いるとともに、バルブハウジング内に接続させて設けられている通路に対し、弁体の回転動作により前記通路への流出口を適宜開閉することにより所望の動作が得られるように構成されている。即ち、前記弁体の側面には弁孔が形成されており、弁体の回転動作により前記弁孔をバルブハウジングの内面に形成された流出口の位置に重ね、冷却液を前記流出口に流すようにしている。
【0003】
ところで、このような流量制御弁にあっては、弁体の回転によって前記流出口と弁孔との連通状態が切り換えられる。そして、弁体の回転による連通状態の切り換えが急激に行われると、流出口を流れる冷却液の流量が急激に変化し、流出口側の圧力変動や温度変化が大きくなり易い。
その対策として、特許文献1には、流出口と弁孔とが連通を開始する連通開始初期等に、弁孔側からの冷却液の流入量を漸増させるようにした構造が開示されている。
【0004】
特許文献1に開示される流量制御弁は、図6に模式的に示すように筒状の弁体50の周壁部51に形成された弁孔52の縁部のうち、弁体50の回転方向の前方側に、周壁部を貫通するスリット52aが形成されている。スリット52aは、弁孔52から弁体50の回転方向に沿って延び、流出口が弁孔52と直接連通する前段階で、弁体50の内側領域の冷却液を、スリット52aを通して流出口に誘導する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-138452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されるように弁孔52の縁部に壁部を貫通するスリット52aを形成した場合、微小流量を流そうとするとスリットの幅が狭くなる。これにより、スリットに異物が詰まる虞があった。
【0007】
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、電動弁において、弁体が回転し、冷却液の流出口と弁孔とが連通する際の冷却液の前記流出口への急激な流出を防止し、冷却液の微小流量を制御することができ、異物の詰まりを抑制できる電動弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記した課題を解決するために、本発明に係る電動弁は、一端に開口を有し、周面に連通口を有するハウジングと、前記ハウジング内に回転可能に挿入されて前記連通口を開閉する弁体と、前記連通口に装着されて前記弁体の周面に摺接する筒状のシール部材と、前記弁体を回転駆動する駆動装置と、を備え、前記弁体は、筒状の弁本体を有し、前記弁本体には、前記ハウジングの連通口を閉塞可能な外壁と、前記連通口と連通可能な弁孔と、前記弁本体の一端に形成されて前記ハウジングの開口と連通する弁開口と、が形成され、前記筒状のシール部材は、開口が形成された該シール部材の一端部が前記弁体の周面に摺接し、前記シール部材の一端部には、前記開口に繋がる溝部が形成されていることに特徴を有する。
【0009】
このような構成によれば、電動弁において、前記弁体の回転により前記溝部が弁孔と最初に重なるようにすることによって、冷却液は、前記溝部から連通口(流出口)へと流れ始める。このため、冷却液の前記連通口への急激な流出を防止し、冷却液の微小流量を制御することができる。また、従来のような幅の狭いスリットから微小流量を流す構造ではないため、異物の詰まりを抑制することができる。
【0010】
また、前記開口が形成された前記シール部材の一端部における少なくとも前記溝部よりも径方向外側の領域は、前記弁体の周面と摺接可能に形成されていることが望ましい。
このように構成すれば、弁孔と連通口とが重ならないときのシール作用の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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