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公開番号
2025018104
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121531
出願日
2023-07-26
発明の名称
シリコーンゴム組成物、及びシリコーン熱収縮チューブ
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16L
11/12 20060101AFI20250130BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】低温の加熱でも良好な収縮性を示し、かつ、常温保管時に従来通りの形状保持性を有するシリコーン熱収縮チューブを形成できるシリコーンゴム組成物を提供すること。
【解決手段】シリコーン熱収縮チューブ形成用のシリコーンゴム組成物であって、(A)ケイ素原子に結合したビニル基を1分子中に2個以上有し、平均重合度が3,000~50,000であり、全置換基のうち50モル%以上がメチル基であり、かつ、0.05~5.0モル%がビニル基である直鎖状オルガノポリシロキサン:100質量部;(B)軟化点が100~200℃であり、かつ、示差走査熱量測定での吸熱ピークが50℃~80℃である、前記(A)成分とは異なるオルガノポリシロキサンレジン:10~100質量部;(C)BET比表面積が100m
2
/g以上である粉末シリカ:5~50質量部;及び(D)硬化剤:有効量を含有するシリコーンゴム組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シリコーン熱収縮チューブ形成用のシリコーンゴム組成物であって、
(A)ケイ素原子に結合したビニル基を1分子中に2個以上有し、平均重合度が3,000~50,000のオルガノポリシロキサンであって、全置換基のうち50モル%以上がメチル基であり、かつ、0.05~5.0モル%がビニル基である直鎖状オルガノポリシロキサン:100質量部;
(B)軟化点が100~200℃であり、かつ、示差走査熱量測定での吸熱ピークが50℃~80℃である、前記(A)成分とは異なるオルガノポリシロキサンレジン:10~100質量部;
(C)BET比表面積が100m
2
/g以上である粉末シリカ:5~50質量部;及び
(D)硬化剤:有効量
を含有するものであることを特徴とするシリコーンゴム組成物。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
さらに、(E)BET比表面積が50~400m
2
/gの無機充填剤:5~300質量部を含むものであることを特徴とする請求項1記載のシリコーンゴム組成物。
【請求項3】
前記(E)成分が、BET比表面積が50m
2
/g以上100m
2
/g未満である結晶性シリカ、BET比表面積が50m
2
/g以上100m
2
/g未満である沈降性シリカ、石英粉末及びチタンホワイトより選ばれる無機充填剤であることを特徴とする請求項2記載のシリコーンゴム組成物。
【請求項4】
さらに、(F)成分として充填剤用分散剤を含有するものであることを特徴とする請求項1記載のシリコーンゴム組成物。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項記載のシリコーンゴム組成物の成形品であることを特徴とするシリコーン熱収縮チューブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリコーンゴム組成物、及びシリコーン熱収縮チューブに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、シリコーン生ゴムと充填剤に加え、ポリエチレンやシリコーン樹脂等の熱可塑性樹脂などを配合したシリコーンゴム組成物を加工した熱収縮性成形品が知られている。熱収縮性成形品として代表的なものは、熱収縮チューブが挙げられる(例えば、特許文献1及び2)。
【0003】
現在までに提案されている熱収縮性チューブは、収縮させる際に、120℃以上、より好ましくは150℃以上の加熱が必要である。
【0004】
しかしながら、近年、高温をかけられないアプリケーションの増加や加熱工程でのエネルギーコスト削減の要望が高まっており、低温の加熱でも短時間で収縮でき、かつ、常温保管時に従来通りの形状保持性を有する熱収縮チューブを開発することが望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-157727号公報
特開平6-340018号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、低温の加熱でも良好な収縮性を示し、かつ、常温保管時に従来通りの形状保持性を有するシリコーン熱収縮チューブを形成できるシリコーンゴム組成物、及び該組成物の成形品であるシリコーン熱収縮チューブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明では、シリコーン熱収縮チューブ形成用のシリコーンゴム組成物であって、
(A)ケイ素原子に結合したビニル基を1分子中に2個以上有し、平均重合度が3,000~50,000のオルガノポリシロキサンであって、全置換基のうち50モル%以上がメチル基であり、かつ、0.05~5.0モル%がビニル基である直鎖状オルガノポリシロキサン:100質量部;
(B)軟化点が100~200℃であり、かつ、示差走査熱量測定での吸熱ピークが50℃~80℃である、前記(A)成分とは異なるオルガノポリシロキサンレジン:10~100質量部;
(C)BET比表面積が100m
2
/g以上である粉末シリカ:5~50質量部;及び
(D)硬化剤:有効量
を含有するものであることを特徴とするシリコーンゴム組成物を提供する。
【0008】
このようなシリコーンゴム組成物であれば、低温の加熱により短時間で収縮でき、かつ、常温保管時に従来通りの形状保持性を有するシリコーン熱収縮チューブを提供できるものとなる。
【0009】
さらに、(E)BET比表面積が50~400m
2
/gの無機充填剤:5~300質量部を含むものであることが好ましい。
【0010】
このような(E)成分を含むことにより、シリコーンゴム組成物から得られる熱収縮チューブにより高いゴム強度を与えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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