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公開番号
2025017760
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120973
出願日
2023-07-25
発明の名称
はんだ付け用フラックス組成物
出願人
株式会社タムラ製作所
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
B23K
35/363 20060101AFI20250130BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】基板へのドロスの付着を十分に抑制できるはんだ付け用フラックス組成物を提供すること。
【解決手段】(A)活性剤、(B)樹脂、および(C)溶剤を含有する、はんだ付け用フラックス組成物であって、前記(A)成分が、(A1)炭素数2~3のジカルボン酸を含有し、前記(A1)成分の配合量が、前記フラックス組成物100質量%に対して、0.1質量%以上10質量%以下であり、前記(B)成分の配合量が、前記フラックス組成物100質量%に対して、1質量%以上25質量%以下である、はんだ付け用フラックス組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)活性剤、(B)樹脂、および(C)溶剤を含有する、はんだ付け用フラックス組成物であって、
前記(A)成分が、(A1)炭素数2~3のジカルボン酸を含有し、
前記(A1)成分の配合量が、前記フラックス組成物100質量%に対して、0.1質量%以上10質量%以下であり、
前記(B)成分の配合量が、前記フラックス組成物100質量%に対して、1質量%以上25質量%以下である、
はんだ付け用フラックス組成物。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のはんだ付け用フラックス組成物において、
前記(A1)成分が、マロン酸を含有する、
はんだ付け用フラックス組成物。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のはんだ付け用フラックス組成物において、
はんだ付けに用いる鉛フリーはんだ合金の固相線温度が140℃以下である、
はんだ付け用フラックス組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、はんだ付け用フラックス組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電子基板と電子部品とのはんだ付け方法としては、いわゆるリフローはんだ付け法の他に、電子基板に仮留めした電子部品を噴流する溶融はんだに接触させることによりはんだ付けする方法、いわゆるフローはんだ付け法も採用されている。このフローはんだ付け法では、噴流する溶融はんだに接触させる前に、例えば特許文献1に記載のようなフラックス組成物が用いられる。
【0003】
そして、フローはんだ付け法でも、鉛フリーはんだ合金が用いられる傾向にある。最も利用されている鉛フリーはんだ合金は、スズ(Sn)-銀(Ag)-銅(Cu)系のはんだ合金、いわゆるSAC系のはんだ合金である。しかしながら、近年、カーボンニュートラル推進に伴い、低融点はんだ(Sn-Bi系のはんだ合金など)によるはんだ付けが注目されている。SAC系のはんだ合金のはんだ付け温度は、255℃~265℃であるのに対し、Sn-Bi系のはんだ合金は、190℃~200℃程度で、はんだ付けできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-243787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フローはんだ付けの場合、Sn-Bi系のはんだ合金は、SAC系のはんだ合金と比較して、はるかに低い温度ではんだ付けができる。しかしながら、Sn-Bi系のはんだ合金は、SAC系のはんだ合金に比べ酸化されやすいため、溶融した状態で酸化物(以下、「ドロス」とも称する)を発生する場合がある。さらに、このドロスは、基板に付着して、ショートおよび絶縁性低下などを引き起こすおそれがある。
【0006】
本発明は、基板へのドロスの付着を十分に抑制できるはんだ付け用フラックス組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、以下に示すはんだ付け用フラックス組成物が提供される。
[1] (A)活性剤、(B)樹脂、および(C)溶剤を含有する、はんだ付け用フラックス組成物であって、
前記(A)成分が、(A1)炭素数2~3のジカルボン酸を含有し、
前記(A1)成分の配合量が、前記フラックス組成物100質量%に対して、0.1質量%以上10質量%以下であり、
前記(B)成分の配合量が、前記フラックス組成物100質量%に対して、1質量%以上25質量%以下である、
はんだ付け用フラックス組成物。
[2] [1]に記載のはんだ付け用フラックス組成物において、
前記(A1)成分が、マロン酸を含有する、
はんだ付け用フラックス組成物。
[3] [1]または[2]に記載のはんだ付け用フラックス組成物において、
はんだ付けに用いる鉛フリーはんだ合金の固相線温度が140℃以下である、
はんだ付け用フラックス組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、基板へのドロスの付着を十分に抑制できるはんだ付け用フラックス組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[はんだ付け用フラックス組成物]
本実施形態のはんだ付け用フラックス組成物(以下、単に「フラックス組成物」ともいう)は、以下説明する(A)活性剤、(B)樹脂、および(C)溶剤を含有し、(A)活性剤として、(A1)炭素数2~3のジカルボン酸を含有するものである。また、(A1)成分の配合量は、フラックス組成物100質量%に対して、0.1質量%以上10質量%以下であり、(B)成分の配合量は、フラックス組成物100質量%に対して、1質量%以上25質量%以下であることが必要である。
【0010】
本実施形態に係るフラックス組成物により、比較的に低融点の鉛フリーはんだを用いてはんだ付けを行った場合でも、基板へのドロスの付着を十分に抑制できる。
本明細書において、鉛フリーはんだとは、鉛を添加しないはんだ金属または合金のことをいう。ただし、鉛フリーはんだ中に、不可避的不純物として鉛が存在することは許容されるが、この場合に、鉛の量は、300質量ppm以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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