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公開番号
2025014590
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117278
出願日
2023-07-19
発明の名称
交流消耗電極アーク溶接制御方法
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
主分類
B23K
9/073 20060101AFI20250123BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】交流消耗電極アーク溶接方法において、電極極性の切り換えを円滑に行うこと。
【解決手段】溶接ワイヤと母材との間で短絡期間とアーク期間とを繰り返し、溶接ワイヤの送給速度Fwを短絡期間になると正送ピーク値から逆送ピーク値への切り換えを開始し、アーク期間になると逆送ピーク値から正送ピーク値への切り換えを開始し、電極極性を複数周期の短絡期間及びアーク期間を含む電極プラス極性期間Tepと電極マイナス極性期間Tenとに周期的に切り換えて溶接する交流消耗電極アーク溶接制御方法において、電極極性の切り換えを、短絡期間中であり、かつ、送給速度Fwが正送ピーク値から0へと減速する正送減速期間(時刻t0~t1及び時刻t4~t41の期間)中に行う。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
溶接ワイヤと母材との間で短絡期間とアーク期間とを繰り返し、
前記溶接ワイヤの送給速度を前記短絡期間になると正送ピーク値から逆送ピーク値への切り換えを開始し、前記アーク期間になると前記逆送ピーク値から前記正送ピーク値への切り換えを開始し、
電極極性を複数周期の前記短絡期間及び前記アーク期間を含む電極プラス極性期間と電極マイナス極性期間とに周期的に切り換えて溶接する交流消耗電極アーク溶接制御方法において、
前記電極極性の切り換えを、前記短絡期間中であり、かつ、前記送給速度が前記正送ピーク値から減速を開始して遅延期間が経過した時点で行い、
前記遅延期間を前記送給速度が0まで減速するよりも前の期間に設定する、
ことを特徴とする交流消耗電極アーク溶接制御方法。
続きを表示(約 90 文字)
【請求項2】
前記電極極性の切り換えを、前記送給速度が0まで減速した状態を延長して行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の交流消耗電極アーク溶接制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接ワイヤと母材との間で短絡期間とアーク期間とを繰り返し、電極極性を電極プラス極性期間と電極マイナス極性期間とに周期的に切り換えて溶接する交流消耗電極アーク溶接制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電極極性を、複数周期の短絡期間及びアーク期間を含む電極プラス極性期間と電極マイナス極性期間とに周期的に切り換えて溶接する交流消耗電極アーク溶接方法が慣用されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6601870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の交流消耗電極アーク溶接方法においては、電極極性の切り換えを短絡期間中に行っている。これは、アーク期間中に電極極性の切り換えを行うとアーク切れが発生するおそれがあり、溶接品質が悪くなるからである。しかし、短絡期間中に電極極性の切り換えを行っているときに、溶滴及び溶融池の不規則な運動にきいんして突然アークが発生する場合がある。このような状態が発生すると、電極極性が円滑に行われずに溶接状態が不安定になり、溶接品質が悪くなる。
【0005】
そこで、本発明では、電極極性の切り換えを常に円滑に行うことができる交流消耗電極アーク溶接制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
溶接ワイヤと母材との間で短絡期間とアーク期間とを繰り返し、
前記溶接ワイヤの送給速度を前記短絡期間になると正送ピーク値から逆送ピーク値への切り換えを開始し、前記アーク期間になると前記逆送ピーク値から前記正送ピーク値への切り換えを開始し、
電極極性を複数周期の前記短絡期間及び前記アーク期間を含む電極プラス極性期間と電極マイナス極性期間とに周期的に切り換えて溶接する交流消耗電極アーク溶接制御方法において、
前記電極極性の切り換えを、前記短絡期間中であり、かつ、前記送給速度が前記正送ピーク値から減速を開始して遅延期間が経過した時点で行い、
前記遅延期間を前記送給速度が0まで減速するよりも前の期間に設定する、
ことを特徴とする交流消耗電極アーク溶接制御方法である。
【0007】
請求項2の発明は、
前記電極極性の切り換えを、前記送給速度が0まで減速した状態を延長して行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の交流消耗電極アーク溶接制御方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る交流消耗電極アーク溶接制御方法によれば、電極極性の切り換えを常に円滑に行うことができるので、溶接品質を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態1に係る交流消耗電極アーク溶接制御方法を実施するための溶接電源のブロック図である。
本発明の実施の形態1に係る交流消耗電極アーク溶接制御方法を示す図1の溶接電源における各信号のタイミングチャートである。
本発明の実施の形態2に係る交流消耗電極アーク溶接制御方法を実施するための溶接電源のブロック図である。
本発明の実施の形態2に係る交流消耗電極アーク溶接制御方法を示す図3の溶接電源における各信号のタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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