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公開番号
2025017563
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023120678
出願日
2023-07-25
発明の名称
印刷装置、画像形成方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
29/393 20060101AFI20250130BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】連続シートを搬送しながら画像形成を行う印刷装置において、加減速中の連続シートをテストパターン印刷により有効に活用することを目的とする。
【解決手段】 連続シートに対し印刷を行う印刷手段と、前記連続シートを搬送する搬送手段と、前記搬送において加速中又は減速中の前記連続シートに対し、前記印刷に関する検査用のテストパターンを前記印刷手段によって印刷させる制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記搬送手段による搬送精度及び検査項目毎の優先度に基づき、前記印刷手段に印刷させるテストパターンを決定する、ことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
連続シートに対し印刷を行う印刷手段と
前記連続シートを搬送する搬送手段と、
前記搬送において加速中又は減速中の前記連続シートに対し、前記印刷に関する検査用のテストパターンを前記印刷手段によって印刷させる制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記搬送手段による搬送精度及び検査項目毎の優先度に基づき、前記印刷手段に印刷させるテストパターンを決定する、
ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、
前記搬送手段によって加速中又は減速中に搬送される前記連続シートの長さを、設定された目標搬送速度に基づき特定し、
特定された前記長さに収まる範囲内で、前記印刷手段に印刷させるテストパターンを決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記連続シートの特性に基づき前記搬送精度を導出する、ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記特性は、前記連続シートの伸びやすさであり、
前記制御手段は、伸びやすい連続シートほど前記搬送精度が低くなるように前記導出を行う、ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記特性は、前記連続シートの厚さであり、
前記制御手段は、薄い連続シートほど前記搬送精度が低くなるように前記導出を行う、ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記制御手段は、さらに、前記目標搬送速度に基づき前記搬送精度を導出する、ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項7】
検査項目それぞれに対し求められる搬送精度が紐付けられており、
前記制御手段は、求められる搬送精度が前記導出した搬送精度を満たすものの中から、前記決定された優先度の高い方から順に前記印刷手段に印刷させるテストパターンとして決定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記検査項目毎の優先度を、前記印刷装置の状態を表す情報に基づいて決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記印刷装置の状態を表す情報は、印刷品質に影響のある部品が交換された日時の情報である、ことを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記印刷装置の状態を表す情報は、印刷品質に影響のある部品の寿命の情報である、ことを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、連続シートに画像形成を行う印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ロール紙を一定の速度で搬送させて連続して画像を形成する印刷装置がある。一度のセットで連続的に長く印刷を続けられるロール紙は、多数回のセットを必要とするカット紙よりも一般的に生産性が求められる場合に多用され、例えば数十~数百m/minの高速度でロール紙を搬送しながら印刷が行われる。ここで、搬送を開始して所望の速度に達するまで或いは一定速度で搬送されている状態から停止するまでには時間が掛かり、加減速中に搬送される分の用紙が無駄になってしまう。そこで、加減速中に搬送される分の用紙にテストパターンを印刷してその結果を読み取り、読取結果に基づき印刷不良等をチェックする提案がこれまでなされている(特許文献1及び特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-98547号公報
特開2019-171721号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、加減速中は定速状態よりも搬送精度が悪くなる傾向があり、テストパターンの印刷やその印刷結果の読み取りにおいて誤差が生じやすい。また、要求される搬送速度が低い場合は、当該搬送速度に達するまでの時間が短く、テストパターンを印刷し終えるだけの十分な用紙長さが得られないこともあった。
【0005】
本開示は上記問題に鑑みなされたもので、その目的は、連続シートを搬送しながら画像形成を行う印刷装置において、加減速中の連続シートをより有効にテスタパターン印刷に活用することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る印刷装置は、連続シートに対し印刷を行う印刷手段と、前記連続シートを搬送する搬送手段と、前記搬送において加速中又は減速中の前記連続シートに対し、前記印刷に関する検査用のテストパターンを前記印刷手段によって印刷させる制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記搬送手段による搬送精度及び検査項目毎の優先度に基づき、前記印刷手段に印刷させるテストパターンを決定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、連続シートを搬送しながら画像形成を行う印刷装置において、加減速中の連続シートをより有効にテストパターン印刷に活用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)及び(b)は、インクジェット方式の印刷装置の構成の一例を示す図。
テストパターンの印刷制御の流れを示すフローチャート。
(a)は加速中に搬送されるロール紙量の特定に使用するテーブルの一例を示す図、(b)は加速中の搬送精度の導出に使用するテーブルの一例を示す図。
テストパターンの配置を決定する際に参照するテーブルの一例を示す図。
決定されたテストパターン配置の一例を示す図。
検査項目毎の優先度を決定する際に参照するテーブルの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態を実施するための形態について図面などを参照して説明する。なお、以下の実施形態は、本開示の技術を限定するものではなく、また、以下の実施形態で説明されている全ての構成が課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。本明細書においては、連続シートの幅に相当する分だけ複数の記録素子を配列したインク色毎の記録ヘッド(ラインヘッド)を用いて、記録素子の配列方向と交差する方向に一定の速度で連続シートを搬送させて画像形成を行う印刷装置を例に説明を行う。また、連続シートとしてロール紙を例に説明するが、例えばロールフィルム等の紙以外の素材であってもよい。
【0010】
[実施形態1]
図1の(a)及び(b)は、本実施形態に係る、インクジェット方式の印刷装置の構成の一例を示す図である。制御部110は、CPU及びメモリを有し、所定のプログラムを実行して、印刷装置を統括的に制御する。ヘッドドライバ111k、111c、111m、111yは、制御部110の指示に基づき、記録ヘッド101k、101c、101m、101yを駆動する。また、モータドライバ112aおよび112bは、制御部110の指示に基づき、送り出し用モータ105及び巻き取りモータ106a及び106bを駆動する。
(【0011】以降は省略されています)
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