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公開番号2025017146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023120058
出願日2023-07-24
発明の名称印刷装置、及び印刷装置の制御方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250129BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】通信エラーの復旧の可能性を高める。
【解決手段】複写機1は、主制御部100と、第1通信切替回路120と、第1通信切替回路120を介して、主制御部100と通信する第1制御部200A、及び第2制御部200Bと、を備える複写機1であって、主制御部100は、第1制御部200Aに対して、第1接続コマンドCM1を送信する第1接続処理PR1と、第2制御部200Bに対して、第2接続コマンドCM2を送信する第2接続処理PR2と、を実行し、主制御部100は、第1制御部200Aから第1応答情報JA1を受信し、且つ、第2制御部200Bから第2応答情報JA2を受信しない場合に、第1通信切替回路120に通信を切断させた後に、第1通信切替回路120に通信を接続させる第1再接続処理RR1を実行し、第1再接続処理RR1の実行後に、第1接続処理PR1を再度実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
印刷部と、主制御部と、通信を接続、又は切断する第1切替回路と、を有する本体と、
前記第1切替回路を介して、前記主制御部と通信する第1制御部を有する第1カセットと、
前記第1切替回路を介して、前記主制御部と通信する第2制御部を有する第2カセットと、を備える印刷装置であって、
前記主制御部は、
前記第1制御部に対して、前記主制御部との通信を確立することを指示する第1接続コマンドを送信する第1接続処理と、
前記第2制御部に対して、前記主制御部との通信を確立することを指示する第2接続コマンドを送信する第2接続処理と、
を実行し、
前記主制御部は、
前記第1制御部から前記主制御部との通信を確立したことを示す第1応答情報を受信し、且つ、前記第2制御部から前記主制御部との通信を確立したことを示す第2応答情報を受信しない場合に、
前記第1切替回路に通信を切断させた後に、前記第1切替回路に通信を接続させる第1再接続処理を実行し、
前記第1再接続処理の実行後に、前記第1接続処理を再度実行する、印刷装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1カセットは、前記第1制御部が、通信の接続、又は切断を制御する第2切替回路を有し、
前記第2制御部は、前記第1切替回路、及び前記第2切替回路を介して、前記主制御部と通信し、
前記第1再接続処理の実行後に、前記主制御部は前記第1制御部に対して、前記第2切替回路を切断させた後に、前記第2切替回路に通信を接続させる第2再接続処理を実行する、
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記主制御部は、前記第2再接続処理の実行後に、前記第2接続処理を再度実行する、
請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記第2接続処理の2回以上の所定回数の実行によっても、前記主制御部が、前記第1制御部から前記第1応答情報を受信し、且つ、前記第2制御部から前記第2応答情報を受信しない場合に、
前記主制御部は、前記第1制御部との通信を維持し、前記第2制御部との通信を放棄する、
請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記第2接続処理の2回以上の所定回数の実行によっても、前記主制御部が、前記第1制御部から前記第1応答情報を受信し、且つ、前記第2制御部から前記第2応答情報を受信しない場合に、
前記主制御部は、前記第2カセットが使用できないことを報知する、
請求項4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記第2接続処理の2回以上の所定回数の実行によっても、前記主制御部が、前記第1制御部から前記第1応答情報を受信し、且つ、前記第2制御部から前記第2応答情報を受信しない場合に、
前記主制御部は、前記印刷部に対して、前記第1カセットに収納された印刷媒体に対する印刷ジョブを実行させる、
請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記第2接続処理の複数回の実行によって、前記主制御部が、前記第1制御部から前記第1応答情報を受信し、且つ、前記第2制御部から前記第2応答情報を受信した場合に、
前記主制御部は、前記第2制御部に対して、ログ情報の送信を要求するログ要求コマンドを送信し、
前記第2制御部は、前記ログ要求コマンドに応じて、前記主制御部に対して、前記ログ情報を送信する、
請求項3に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記ログ情報は、前記主制御部による1回目の前記第2接続処理から、前記主制御部が前記第2応答情報を受信するまでの期間において、前記第2制御部が受信した第2接続コマンド、及び前記ログ要求コマンドと、前記第2制御部が送信した前記第2応答情報と、を含む、
請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
印刷部と、主制御部と、通信を接続、又は切断する第1切替回路と、を有する本体と、
前記第1切替回路を介して、前記主制御部と通信する第1制御部を有する第1カセットと、
前記第1切替回路を介して、前記主制御部と通信する第2制御部を有する第2カセットと、を備える印刷装置の制御方法であって、
前記主制御部は、
前記第1制御部に対して、前記主制御部との通信を確立することを指示する第1接続コマンドを送信する第1接続処理と、
前記第2制御部に対して、前記主制御部との通信を確立することを指示する第2接続コマンドを送信する第2接続処理と、
を実行し、
前記主制御部は、
前記第1制御部から前記主制御部との通信を確立したことを示す第1応答情報を受信し、且つ、前記第2制御部から前記主制御部との通信を確立したことを示す第2応答情報を受信しない場合に、
前記第1切替回路に通信を切断させた後に、前記第1切替回路に通信を接続させる第1再接続処理を実行し、
前記第1再接続処理の実行後に、前記第1接続処理を再度実行する、印刷装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置、及び印刷装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、用紙等の印刷媒体を収容可能な増設カセットを備える印刷装置が知られている。例えば、特許文献1には、増設カセットが正常に装着されていない場合に、エラー通知を出すことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-286101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の例示されように、増設カセットはエラーの原因となる場合がある。そのため、増設カセットに起因するエラーが発生した場合においても、印刷装置本体の制御によってエラー復旧の可能性を高める必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する一態様は、印刷部と、主制御部と、通信を接続、又は切断する第1切替回路と、を有する本体と、前記第1切替回路を介して、前記主制御部と通信する第1制御部を有する第1カセットと、前記第1切替回路を介して、前記主制御部と通信する第2制御部を有する第2カセットと、を備える印刷装置であって、前記主制御部は、前記第1制御部に対して、前記主制御部との通信を確立することを指示する第1接続コマンドを送信する第1接続処理と、前記第2制御部に対して、前記主制御部との通信を確立することを指示する第2接続コマンドを送信する第2接続処理と、を実行し、前記主制御部は、前記第1制御部から前記主制御部との通信を確立したことを示す第1応答情報を受信し、且つ、前記第2制御部から前記主制御部との通信を確立したことを示す第2応答情報を受信しない場合に、前記第1切替回路に通信を切断させた後に、前記第1切替回路に通信を接続させる第1再接続処理を実行し、前記第1再接続処理の実行後に、前記第1接続処理を再度実行する、印刷装置である。
【0006】
上記課題を解決する別の一態様は、印刷部と、主制御部と、通信を接続、又は切断する第1切替回路と、を有する本体と、前記第1切替回路を介して、前記主制御部と通信する第1制御部を有する第1カセットと、前記第1切替回路を介して、前記主制御部と通信する第2制御部を有する第2カセットと、を備える印刷装置の制御方法であって、前記主制御部は、前記第1制御部に対して、前記主制御部との通信を確立することを指示する第1接続コマンドを送信する第1接続処理と、前記第2制御部に対して、前記主制御部との通信を確立することを指示する第2接続コマンドを送信する第2接続処理と、を実行し、前記主制御部は、前記第1制御部から前記主制御部との通信を確立したことを示す第1応答情報を受信し、且つ、前記第2制御部から前記主制御部との通信を確立したことを示す第2応答情報を受信しない場合に、前記第1切替回路に通信を切断させた後に、前記第1切替回路に通信を接続させる再接続処理を実行し、前記再接続処理の実行後に、前記第1接続処理を再度実行する、印刷装置の制御方法である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
複写機の一例を示す正面図。
複写機の側断面の一例を模式的に示す図。
複写機の制御系の一例を示すブロック図。
主制御部の構成の一例を示すブロック図。
主制御部による処理の一例を示すフローチャート。
主制御部、第1制御部、及び第2制御部による起動処理の一例を示すフローチャート。
主制御部、第1制御部、及び第2制御部による通信確立処理の一例を示すフローチャート。
主制御部、第1制御部、及び第2制御部によるリトライ処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
図1及び図2では、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。Z軸は、複写機1の設置状態における上下方向、及び鉛直方向を示す。X軸、及びY軸の各々は、水平方向と平行である。Y軸は、複写機1の前後方向を示す。X軸は、複写機1の左右方向を示す。Z軸の正方向は、上方向を示す。Y軸の正方向は、前方向を示す。X軸の正方向は、左方向を示す。なお、複写機1の前面は、複写機1の正面である。
【0009】
図1は、複写機1を示す正面図である。
本実施形態の複写機1は、印刷機能、及びコピー機能を有する。
複写機1は、「印刷装置」の一例に対応する。
本実施形態では、「印刷装置」が複写機1である場合について説明するが、本開示はこれに限定されない。「印刷装置」が印刷機能を有すればよい。例えば、「印刷装置」がプリンターでもよい。また、例えば、「印刷装置」がMFP(Multi Function Peripherals)でもよい。MFPは、印刷機能、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャン機能などの種々の機能を有する複合機である。
【0010】
複写機1は、装置本体10の上部に読取ユニット11を有する。読取ユニット11は、装置本体10の上面に開閉可能に設けられたカバー12と、カバー12上に搭載された原稿トレイ13と、自動原稿送り装置14とを備える。読取ユニット11は、自動原稿送り装置14が原稿トレイ13上から1枚ずつ搬送した原稿D、又は、カバー12が開いて露出するガラス台上にセットされた原稿Dを読み取る。読取ユニット11で読み取られた原稿Dは、排出トレイ15上に排出される。
装置本体10は、「本体」の一例に対応する。
(【0011】以降は省略されています)

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