TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025016886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119664
出願日2023-07-24
発明の名称マルチキャストネットワークにおける通信方法、およびマルチキャストネットワーク
出願人株式会社TMEIC
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H04L 12/42 20060101AFI20250129BHJP(電気通信技術)
要約【課題】トポロジチェンジ発生時にマルチキャスト通信が途切れる時間を短縮することができるマルチキャストネットワークにおける通信方法、およびマルチキャストネットワークを提供する。
【解決手段】ある2つのL2スイッチの間の経路に障害が発生した場合に、マルチキャストネットワークが、所定のフレームの所定のビットを所定の値に設定するステップと、所定のビットが所定の値に設定されたことに応じて、マルチキャストネットワークが、論理的に遮断状態の経路を接続状態に戻すステップと、所定のビットが所定の値に設定されたことに応じて、第1のL2スイッチが、周期的な送信とは別に、第1のパケットをネットワークに送信する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
複数台のL2スイッチがリング状に構成されたマルチキャストネットワークにおける通信方法であって、
前記マルチキャストネットワークが、所定の2つのL2スイッチの間の経路を論理的に遮断状態に設定するステップと、
第1のL2スイッチが、第1のパケットを一定の第1の周期で前記マルチキャストネットワークに送信するステップと、
マルチキャストデータを所望する受信機器が、1個以上の中継のL2スイッチを通じて、前記第1のL2スイッチに向けて第2のパケットを送信するステップと、
送信機器が、1個以上の中継のL2スイッチおよび前記第1のL2スイッチを通じて、マルチキャストデータを前記受信機器に向けて送信するステップと、
ある2つのL2スイッチの間の経路に障害が発生した場合に、前記マルチキャストネットワークが、所定のフレームの所定のビットを所定の値に設定するステップと、
前記所定のビットが前記所定の値に設定されたことに応じて、前記マルチキャストネットワークが、論理的に遮断状態の経路を接続状態に戻すステップと、
前記所定のビットが前記所定の値に設定されたことに応じて、前記第1のL2スイッチが、周期的な前記第1の周期の送信とは別に、前記第1のパケットを前記マルチキャストネットワークに送信するステップと、を備えたマルチキャストネットワークにおける通信方法。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記第1の周期の送信とは別に、前記第1のパケットを前記マルチキャストネットワークに送信するステップは、前記第1のL2スイッチが、複数回、前記第1のパケットを前記マルチキャストネットワークに送信するステップを含む、請求項1記載のマルチキャストネットワークにおける通信方法。
【請求項3】
前記第1の周期の送信とは別に、前記第1のパケットを前記マルチキャストネットワークに送信するステップは、前記第1のL2スイッチが、前記第1の周期よりも短い第2の周期で複数回、前記第1のパケットを前記マルチキャストネットワークに送信するステップを含む、請求項2記載のマルチキャストネットワークにおける通信方法。
【請求項4】
前記マルチキャストネットワークは、STPによって制御され、前記第1のL2スイッチがクエリアであり、前記第1のパケットがクエリーパケットであり、前記第2のパケットがJoinパケットであり、前記所定のフレームは、BPDUフレームであり、前記所定のビットは、TCビットであり、前記所定のビットの値は1である、請求項1記載のマルチキャストネットワークにおける通信方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の通信方法を実行するマルチキャストネットワーク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、マルチキャストネットワークにおける通信方法、およびマルチキャストネットワークに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ネットワークに於いてデータリンク層(レイヤ2)のスイッチングハブをL2スイッチと称することがある。複数台のL2スイッチがリング状に構成するネットワークにおいてマルチキャスト通信を実行するマルチキャストネットワークが知られている。マルチキャストネットワークにおいて、リング状のネットワークのどこかで通信経路の障害が発生すると、マルチキャストの送信機器及び受信機器の位置によっては通信経路が途絶えてしまい、長時間マルチキャスト通信が行えない状態になってしまう。
【0003】
このような問題に対して、特許文献1では、各ルータは、マルチキャストトラフィックの配信経路に対する代替経路情報を有し、自ルータを通過する配信経路において、自ルータより上流側でリンク障害が生じたときに、代替経路情報に基づき、代替経路上の少なくとも1つのルータへ配信経路の変更通知を送信し、配信経路の変更通知の送信又は受信に応じて、マルチキャストルーティングプロトコルに基づくマルチキャストルーティングテーブルの更新を待つことなく配信経路のリンク障害に係る部分が代替経路で置換されるように、自ルータ内における配信経路の変更処理を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-199689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、代替経路の入手、および代替経路への切り替えなどの処理が複雑である。
【0006】
それゆえに、本開示の目的は、トポロジチェンジ発生時にマルチキャスト通信が途切れる時間を短縮することができるマルチキャストネットワークにおける通信方法、およびマルチキャストネットワークを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の複数台のL2スイッチがリング状に構成されたマルチキャストネットワークにおける通信方法は、マルチキャストネットワークが、所定の2つのL2スイッチの間の経路を論理的に遮断状態に設定するステップと、第1のL2スイッチが、第1のパケットを一定の第1の周期でマルチキャストネットワークに送信するステップと、マルチキャストデータを所望する受信機器が、1個以上の中継のL2スイッチを通じて、第1のL2スイッチに向けて第2のパケットを送信するステップと、送信機器が、1個以上の中継のL2スイッチおよび第1のL2スイッチを通じて、マルチキャストデータを受信機器に向けて送信するステップと、ある2つのL2スイッチの間の経路に障害が発生した場合に、マルチキャストネットワークが、所定のフレームの所定のビットを所定の値に設定するステップと、所定のビットが所定の値に設定されたことに応じて、マルチキャストネットワークが、論理的に遮断状態の経路を接続状態に戻すステップと、所定のビットが所定の値に設定されたことに応じて、第1のL2スイッチが、周期的な第1の周期の送信とは別に、第1のパケットをマルチキャストネットワークに送信するステップと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、トポロジチェンジ発生時にマルチキャスト通信が途切れる時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
マルチキャストネットワークにおける正常時の通信遮断箇所を説明するための図である。
マルチキャストネットワークのトポロジチェンジを説明するための図である。
(a)は、BPDU(Bridge Protocol Data Unit)フレームを表わす図である。(b)は、BPDUのデータの部分の構成を表わす図である。(c)は、1バイトのフラグの構成を表わす図である。
クエリーパケットの送信を表わす図である。
Joinパケットの送信を表わす図である。
マルチキャストデータの転送を表わす図である。
マルチキャストデータの転送実施中の通信障害を表わす図である。
TCビット=1のネットワーク内の共有および意図的な遮断経路の再接続を表わす図である。
クエリーパケットの送信を表わす図である。
Joinパケットの送信を表わす図である。
マルチキャストデータの転送を表わす図である。
従来における、通信障害が発生したときにマルチキャストデータが再送信されるタイミングを表わす図である。
実施の形態における、通信障害が発生したときにマルチキャストデータが再送信されるタイミングを表わす図である。
実施の形態のマルチキャストネットワークの通信方法の手順を表わすフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
まず、マルチキャストネットワークの動作について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
ヘッドホンカバー
1か月前
キヤノン株式会社
電子機器
5日前
キヤノン株式会社
電子機器
3日前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
BoCo株式会社
聴音装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用の撮像装置
25日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
4日前
リオン株式会社
聴取装置
24日前
日本放送協会
無線伝送システム
11日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
24日前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
11日前
株式会社Move
イヤホン
17日前
株式会社アーク
情報処理システム
1か月前
株式会社国際電気
無線通信システム
24日前
株式会社オカムラ
電子機器支持什器
4日前
株式会社JVCケンウッド
撮像装置
1か月前
個人
テレビ画面の注視する画像の表示方法
27日前
株式会社日立国際電気
試験システム
1か月前
アズビル株式会社
放熱構造及びカメラ
21日前
Rita合同会社
第1装置、システム
26日前
アルプスアルパイン株式会社
音響装置
4日前
リオン株式会社
補聴器システム
17日前
キヤノン株式会社
撮像装置及び電子機器
21日前
アイホン株式会社
インターホンシステム
24日前
タカハタプレシジョン株式会社
通信装置
4日前
アイホン株式会社
ナースコールシステム
17日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
25日前
大和ハウス工業株式会社
端末設置台
24日前
日本無線株式会社
船舶用無線通信システム
4日前
株式会社DOKE
発信者情報表示システム
5日前
TDK株式会社
振動デバイス
18日前
富士工業株式会社
厨房システム
3日前
キヤノン株式会社
撮像システム
1か月前
株式会社デンソー
電子制御装置
1か月前
続きを見る