TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025016789
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-04
出願番号2024196683,2024513294
出願日2024-11-11,2023-08-22
発明の名称ステビオール配糖体の新規組み合わせ
出願人守田化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A23L 27/00 20160101AFI20250128BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】種々の味質の特徴を有するステビオール配糖体の組み合わせを提供すること。
【解決手段】一つの局面において、本開示は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドD、およびレバウディオサイドMのうちの少なくとも1つを含むレバウディオサイド組成物を提供する。一つの実施形態において、本開示は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドD、およびレバウディオサイドMを含むレバウディオサイド組成物を提供する。本開示のレバウディオサイド組成物中のレバウディオサイドA、レバウディオサイドDおよび/またはレバウディオサイドMの含有量は、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%などであり得る。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ステビオール配糖体を含むレバウディオサイド組成物、およびそれを含む食品に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
ステビアは南米パラグアイを原産地とする菊科多年生植物で、学名をステビア・レバウディアナ・ベルトニー(Stevia Rebaudiana Bertoni)という。ステビアは、砂糖の300倍の甘味を有するステビオサイドを主成分とし、レバウディオサイドA、レバウディオサイドC、レバウディオサイドD、レバウディオサイドE、およびズルコサイドA等の甘味成分を含んでいる。これらの甘味成分は、天然甘味料として使用されている。
【0003】
ステビアの主成分であるステビオサイドは古くからその存在が知られており、甘味料として使用されてきたが、ステビオサイドを甘味料として使用すると、苦味等の不快味が後味に残るので、その用途は限られたものであった。これに対して、ステビアに副甘味成分として含まれるレバウディオサイドAは、ステビオサイドよりも苦味が少ない良質の甘味と、ステビオサイドの1.3~1.5倍の甘味度とを有する。よって、ステビオサイドよりもレバウディオサイドAを多く含むステビア甘味料が望まれていた。本発明者らは、従来品種から交配選抜を繰り返して品種改良を行い、レバウディオサイドAを主成分として、ステビオサイドを副成分とするステビア品種(ステビア・レバウディアナ・ベルトニー・モリタ)を開発し、そのステビア品種からレバウディオサイド甘味料を開発した(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-120218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ステビオール配糖体には、レバウディオサイドA、レバウディオサイドD、レバウディオサイドMなどが含まれるが、これらの組み合わせの比率により味質の特徴が変化し得る。好ましい味質は食品や使用状況などの条件に応じて変化し得るので、種々の味質の特徴を有するステビオール配糖体の組み合わせを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意研究の結果、数種のステビオール配糖体の特定の組み合わせが特定の味質において優れていることを見出した。本発明者らは、それらのステビオール配糖体の特定の組み合わせを含むレバウディオサイド組成物が食品などの添加物として有用に使用できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
本開示は、レバウディオサイドA、レバウディオサイドD、およびレバウディオサイドMのうちの少なくとも1つを含むレバウディオサイド組成物、それを含む甘味料または食品、およびその製造方法を提供する。
【0008】
例えば、本開示は以下を提供する。
(項目1)
レバウディオサイドA、レバウディオサイドDおよびレバウディオサイドMを含む、レバウディオサイド組成物。
(項目2)
約65重量%未満の前記レバウディオサイドAを含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目3)
約35~65重量%の前記レバウディオサイドAを含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目4)
約20重量%より多く約65重量%未満の前記レバウディオサイドAを含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目5)
前記レバウディオサイドDが前記レバウディオサイドMよりも多く存在する、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目6)
前記レバウディオサイドMが前記レバウディオサイドDよりも多く存在する、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目7)
約1.5:1~5:1の割合の前記レバウディオサイドDおよび前記レバウディオサイドMを含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目8)
約1.5:1~2.5:1の割合の前記レバウディオサイドDおよび前記レバウディオサイドMを含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目9)
約5~65重量%の前記レバウディオサイドDおよび前記レバウディオサイドMの合計含有量を含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目10)
約5~40重量%の前記レバウディオサイドDおよび前記レバウディオサイドMの合計含有量を含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目11)
約95重量%以上の前記レバウディオサイドAを含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目12)
レバウディオサイドO、例えば、約1~10重量%のレバウディオサイドOをさらに含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目13)
レバウディオサイドN、例えば、約1~10重量%のレバウディオサイドNをさらに含む、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物。
(項目14)
上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物と、酸味料、甘味料、塩、調味料、香料、着色料、ミネラル、ビタミン、酸化防止剤、防腐剤、発泡剤、助泡剤、アルコール、結合剤、増量剤、増粘剤、界面活性剤、固化防止剤、果汁および野菜汁からなる群から選択される追加の成分とを含む、組成物。
(項目15)
食品に添加するための、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物または上記項目のいずれかの組成物。
(項目16)
上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物または上記項目のいずれかの組成物を含む食品。
(項目17)
前記食品が、スポーツ飲料、非炭酸飲料、炭酸飲料、ジンジャエール、ルートビア、サイダー、果実風味のソフトドリンク(例えば、レモンライム又はオレンジなどの柑橘類風味のソフトドリンク)、粉末状ソフトドリンク、果実および/または野菜由来の果汁、果実飲料、果汁飲料、果実風味の飲料、野菜ジュース、ミックスジュース、エネルギードリンク、コーヒー、ココア、紅茶、緑茶、ウーロン茶、乳飲料、カフェオレ、ミルクティー、果実乳飲料、飲むヨーグルト、乳酸菌飲料、酪農製品、ベーカリ製品、ヨーグルト、ゼリー、飲むゼリー、プリン、ババロア、ブランマンジェ、ケーキ、ブラウニ、ムース、冷凍食品、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、シャーベット、菓子、餅、スナック、飴、ソフトキャンディ、ソース、食用ゲル、クリーム、パスタ、ジャム、トウモロコシ製品、香辛料、焼き肉、トマトケチャップ、加工農産物、加工畜産物、加工海産物、加工肉製品、レトルト食品、ピクルス、保存食品、シリアル製品、冷菓、インスタント麺、ジャム、チューインガム、和菓子、健康食品、チョコレート、卓上甘味料、焼き菓子、珍味、水練り食品、ヨーグルト、リキュール、ワイン、シャーベット、シリアル食品、植物繊維含有食品、乾燥果実、ソース、醤油、味噌、食酢、ドレッシング、マヨネーズ、ケチャップ、カレー、スープ、米菓、アラレ類、パン類、ビスケット、クラッカー、ホットケーキの素、果物缶詰、野菜缶詰、野菜ジュース、食肉製品、魚肉練り製品、海産物、塩性食品、漬物、複合調味料、アルコール飲料、シーズニング、お酢飲料、濃縮飲料、サプリメント、機能性食品、プロテイン食品および嗜好性食品からなる群から選択される、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物または組成物、あるいは上記項目のいずれかの食品。
(項目18)
前記食品が、乳酸菌飲料、果汁飲料、コーヒー、カップケーキ、菓子パン、プロテイン飲料、プロテインバー、チョコレートおよびスポーツドリンクからなる群から選択される、上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物または組成物、あるいは食品。
(項目19)
上記項目のいずれかのレバウディオサイド組成物または組成物を食品に添加する工程を含む、食品の製造方法。
【0009】
本開示において、上記の1つまたは複数の特徴は、明示された組み合わせに加え、さらに組み合わせて提供され得ることが意図される。本開示のなおさらなる実施形態および利点は、必要に応じて以下の詳細な説明を読んで理解すれば、当業者に認識される。
【発明の効果】
【0010】
本開示は、特定の味質において優れたレバウディオサイド組成物を提供し、これによって食品などに高い付加価値を付与し得る。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

守田化学工業株式会社
ステビオール配糖体の新規組み合わせ
19日前
個人
燻製米。
2か月前
個人
機能性建骨米。
2か月前
株式会社バンダイ
菓子
2日前
株式会社バンダイ
菓子
2日前
株式会社東洋新薬
組成物
3か月前
池田食研株式会社
発酵物
1か月前
池田食研株式会社
発泡顆粒
16日前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
池田食研株式会社
免疫賦活剤
1か月前
不二製油株式会社
栄養組成物
2か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
池田食研株式会社
免疫賦活剤
1か月前
個人
青果物のカービング方法
1か月前
個人
サメの加工品の識別方法
2日前
キッコーマン株式会社
粉末醤油
18日前
池田食研株式会社
乳化用組成物
3日前
長谷川香料株式会社
香味改善剤
1か月前
株式会社発明工房
焙煎器
1か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
1か月前
個人
野菜果実海藻ジュース飲料
3か月前
日澱化學株式会社
チーズ様食品
2か月前
明星食品株式会社
麺塊剥離方法
2か月前
竹下産業株式会社
乾燥機
2か月前
不二製油株式会社
卵凝固促進剤
2か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
6日前
サンノプコ株式会社
消泡剤
2か月前
個人
ブライン液の製造方法
18日前
個人
薬草茶用の薬草配合物
17日前
池田食研株式会社
風味付与増強剤
2か月前
株式会社ニッピ
気分状態の改善剤
3か月前
池田食研株式会社
ポリアミン粉末
1か月前
不二製油株式会社
含水飲食品用油脂
10日前
株式会社ティムコ
お好み焼の製造方法
18日前
不二製油株式会社
不快味マスキング剤
2日前
明星食品株式会社
乾燥麺塊の製造方法
1か月前
続きを見る