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公開番号
2025015924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023118837
出願日
2023-07-21
発明の名称
車両走行支援システム及び車両走行支援方法
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G08G
1/01 20060101AFI20250124BHJP(信号)
要約
【課題】具体的な予測が難しい気象現象の動向を適宜に推定・把握し、当該地域を走行する車両の円滑な移動を支援可能とする技術を提供する。
【解決手段】 車両走行支援システム10において、各車両1に備わる降雨情報の出力部2、各車両1から出力された降雨情報と外部システム5等から得られる渋滞情報を記憶する記憶部11、降雨情報及び渋滞情報に基づいて道路Aにおける渋滞状況と降雨状況との対応関係を特定する特定部12、現時点の道路Aの降雨状況を対応関係に適用し道路Aの渋滞状況を予測する予測部13、他道路Bに関する情報のうち道路Aの渋滞状況の予測結果に応じた情報に基づいて通知情報を生成する生成部14、及び通知情報を車両1に提供する情報提供部15を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の車両それぞれに搭載され、降雨状況に関する降雨情報を出力する出力部と、
各車両の前記出力部から出力された降雨情報と、外部システム又は各車両から得られる渋滞情報とを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記降雨情報及び前記渋滞情報のうち、対象道路に関して得られた前記降雨情報及び前記渋滞情報に基づいて、前記対象道路における渋滞状況と降雨状況との対応関係を特定する特定部と、
現時点の前記対象道路における降雨状況と、前記対応関係とに基づいて、前記対象道路における渋滞状況を予測する予測部と、
前記対象道路に連絡可能な他道路に関して得られている情報のうち、前記対象道路の渋滞状況の予測結果に応じた情報に基づく通知情報を生成する生成部と、
前記通知情報を通知対象の車両に提供する情報提供部と、
を備える車両走行支援システム。
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【請求項2】
前記特定部は、
前記記憶部に記憶された前記降雨情報及び前記渋滞情報のうち、前記対象道路に関して得られた各時刻の前記降雨情報及び前記渋滞情報をそれぞれ抽出し、
前記降雨情報が示す各時刻の単位時間あたりの降雨量と当該各時刻の前記渋滞情報が示す渋滞状況との間の第1相関関係、及び前記降雨情報が示す降り始め時刻から各時刻までの累積降雨量と当該各時刻の前記渋滞情報が示す渋滞状況との間の第2相関関係、をそれぞれ特定し、
前記第1相関関係及び前記第2相関関係のうち、相関度合いが強い方を前記対応関係とする、請求項1に記載の車両走行支援システム。
【請求項3】
前記特定部は、前記降雨情報が示す降り始め時刻から各時刻までの累積降雨量を算定し、
前記特定部は、
観測システムが配信する、前記対象道路を含む地域での前記降り始め時刻である降雨発生予測時刻と、前記外部システム又は前記各車両から得られる渋滞開始時刻との間における各時刻について、前記出力部から得られる降雨状況が示す単位時間降雨量を特定し、
前記降雨発生予測時刻から前記各時刻に至るまでの時間帯について特定した前記単位時間あたりの降雨量を積算することで前記累積降雨量を算定する、請求項2に記載の車両走行支援システム。
【請求項4】
前記特定部は、前記記憶部に記憶された前記降雨情報及び前記渋滞情報のうち、前記他道路に関して得られた前記降雨情報及び前記渋滞情報に基づいて、前記他道路における渋滞状況と降雨状況との対応関係である他道路用の対応関係をさらに特定し、
前記生成部は、
前記他道路用の対応関係に基づき、前記渋滞状況の予測結果が示す前記渋滞開始時刻における前記他道路での渋滞状況を特定し、
前記対象道路及び前記他道路のそれぞれの渋滞状況に基づき、前記対象道路を回避して前記他道路のいずれかに誘導する回避ルート情報を前記通知情報として生成する、請求項3に記載の車両走行支援システム。
【請求項5】
前記生成部は、前記回避ルート情報の生成に際し、目的地別又は経由地別に特定された前記目的地又は前記経由地に向かう車両の台数と、前記対象道路及び前記他道路のそれぞれの渋滞状況とに基づいて、前記他道路のいずれかによって構成された複数の回避ルートを設定し、
前記情報提供部は、
前記目的地又は前記経由地に向かう車両の台数を、複数の前記回避ルートによって分散させ、各車両が走行対象とする前記回避ルートを車両ごとに特定し、
各車両に向けて、当該各車両が走行対象とする前記回避ルートに関する前記回避ルート情報を通知する、請求項4に記載の車両走行支援システム。
【請求項6】
前記生成部は、前記他道路に関して得られている情報として、前記他道路を走行している車両のドライバが音声入力した降雨、前記他道路での渋滞、及び前記他道路の浸水の少なくともいずれかの状況に関する情報を取得する、請求項1に記載の車両走行支援システム。
【請求項7】
情報処理装置が、
複数の車両それぞれに搭載され、降雨状況に関する降雨情報を出力する出力部から、前記降雨情報を取得し、外部システム又は各車両から渋滞情報を取得し、前記降雨情報及び前記渋滞情報を記憶部に格納し、
前記記憶部に格納された前記降雨情報及び前記渋滞情報のうち、対象道路に関して得られた前記降雨情報及び前記渋滞情報に基づいて、前記対象道路における渋滞状況と降雨状況との対応関係を特定し、
現時点の前記対象道路における降雨状況と、前記対応関係とに基づいて、前記対象道路における渋滞状況を予測し、
前記対象道路に連絡可能な他道路に関して得られている情報のうち、前記対象道路の渋滞状況の予測結果に応じた情報に基づく通知情報を生成し、
前記通知情報を通知対象の車両に提供する、車両走行支援方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両走行支援システム及び車両走行支援方法に係り、特に、具体的な予測が難しい気象現象の動向を適宜に推定・把握し、当該地域を走行する車両の円滑な移動を支援可能とする車両走行システム及び車両走行支援方法に関する。
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【背景技術】
【0002】
近年、いわゆるゲリラ豪雨や動きの急な台風など、発生時期や詳細な動きが予想しにくい気象現象が増加している。こうした気象現象は、その予測困難性や現象の激しさゆえに、様々な被害につながる恐れがある。そこで、気象現象を観測し、種々の情報発信や減災につなげる技術が提案されてきた。
【0003】
そうした技術としては、例えば、雨量等の河川情報が入り次第、そのまま流出、氾濫、避難までを一連下で扱い、多様な洪水氾濫状況に可能な限り近い情報をいち早くかつ正確に提供し、延いては、時々刻々と変化する多様な洪水氾濫状況下に的確かつリアルタイムに情報を配信して、水害による人命等の被害を最小限に止める技術(特許文献1参照)が提案されている。
【0004】
この技術は、地図情報、住所・ランドマーク情報、水位・雨量に関する河川情報及び洪水ハザードマップ関連情報を配信サーバより自動的に発信させるデータ配信手段と、地図表示手段、地図登録手段、水位・雨量データ表示手段、シミュレーション手段、ハザードマップ表示手段、災害時情報発信手段、データベース管理手段、情報通信手段などを備えるシステムにかかる。
【0005】
また、災害が迫る中、避難するタイミングを逸することなく車両に乗って避難所に避難可能とする技術(特許文献2参照)も提案されている。
【0006】
この技術は、緊急避難警報及び災害情報を受信する送受信部、車両に対する操作者が正当な権限者であるか否かを認証する認証部、認証部が該操作者は正当な権限者であることを認証すると、車両の自動運転避難機能を有効にする避難機能有効部、車両の乗員情報を取得する乗員情報取得部、該自動運転避難機能が有効であるときに、送受信部が緊急避難警報を受信すると、災害情報に基づいて避難所及び避難所までの経路を設定し、経路を通って避難所までの移動時間を算出し、避難所までの移動時間、災害情報、及び乗員情報に基づいて、車両の発進可否を判定する判定部、避難所まで車両を誘導する制御を行う制御部を備えるシステムにかかる。
【0007】
また、局所的な豪雨をリアルタイムで把握し、その発生地域を迅速且つ正確に特定して周辺自治体へ的確な警報を配信可能とする技術(特許文献3参照)も提案されている。
【0008】
この技術は、センタ装置の降雨判定手段において、雨量計からの雨量情報と、高速道路や主要な一般道路を走行する車両から送信される車両情報(ワイパ動作速度、ライト点灯情報、外気温度情報、車速情報、車両位置情報)に基づいて降雨を検知し、雨量及び降雨地域を判定する構成とすることで、雨量計が設置されていない地域においても降雨に関する情報が得られ、局地的な豪雨の発生を検知可能とするシステムにかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2003-168179号公報
特開2020-157875号公報
特開2013-196090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
既存の観測体制において、上述のごとき特定の気象現象について、実際に発生した気象現象をレーダー等で継続的に観測することや、発生可能性を推測することまでは可能である。しかし、具体的な発生場所や発生時刻、発生した現象の内容及び特徴(例えば、降雨量)についての予測は困難である。つまり、現状では、実際に発生した気象現象を観測することで状況を把握する他ないケースも多いと言える。
(【0011】以降は省略されています)
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