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公開番号2025015759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024201376,2023191245
出願日2024-11-19,2019-07-10
発明の名称インクジェット記録装置
出願人株式会社日立産機システム
代理人青稜弁理士法人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250123BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】
本発明は、印字ヘッドの洗浄を容易にするとともに、洗浄に使用した溶剤(洗浄液)を、簡単に回収することができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】
インクの供給を受けて印字を行う印字ヘッドと、インク収容のためのインク容器と溶剤収容のための溶剤容器とを含み、前記インク容器内の前記インクを前記印字ヘッドに供給する本体とを有するインクジェット記録装置において、洗浄槽と、洗浄ノズルと、回収容器を備えている。そして、印字ヘッドを洗浄槽の内部にセットし、洗浄ノズルから溶剤を噴出して前記印字ヘッドを洗浄し、洗浄後の前記溶剤を回収容器により回収するようにした。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
本体部と印字ヘッド部を有するインクジェット記録装置であって、
前記本体部は、印字対象物に印字をするためのインクが収容され、前記印字ヘッド部にインクを供給するインク容器と、溶剤が収容され、前記印字ヘッド部に供給する溶剤容器とを有し、
前記印字ヘッド部は、前記インク容器に接続されて加圧供給されたインクが吐出されるノズルと、前記ノズルから吐出されたインク粒子を帯電させる帯電電極と、前記帯電電極で帯電されたインク粒子を偏向する偏向電極と、印字に使用されないインクを回収するガターを有し、
さらに、前記印字ヘッド部を装着可能に構成されたヘッド装着ユニットを備え、
前記ヘッド装着ユニットは、磁力を利用して前記印字ヘッド部が装着されているかどうかを検知するヘッド検知部を有するインクジェット記録装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載のインクジェット記録装置であって、
前記ヘッド装着ユニットは、前記印字ヘッドを溶剤を用いて洗浄する際に用いられるものであり、洗浄液を通過させる連通穴が形成された底部と、前記底部から上方に延びた周壁部とを有し、
前記印字ヘッド部が装着された際に前記印字ヘッド部の先端部分が前記周壁部に囲まれる構造を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のインクジェット記録装置であって、
前記ヘッド装着ユニットは、前記本体部の側壁に着脱可能に取り付けられる構造を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載のインクジェット記録装置であって、
前記ヘッド装着ユニットは、前記印字ヘッド部が装着されているときに溶剤を用いて洗浄するために用いられるものであり、さらに、前記印字ヘッド部を洗浄した洗浄液を回収する回収容器を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項5】
請求項4に記載のインクジェット記録装置であって、
前記ヘッド洗浄ユニットで定期的な自動でのヘッド洗浄制御を実施することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項6】
請求項4または5に記載のインクジェット記録装置であって、
前記印字ヘッドが前記ヘッド洗浄ユニットに装着されている場合にインクを噴出してインク循環を実施することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項7】
本体部と印字ヘッド部を有するインクジェット記録装置であって、
前記本体部は、印字対象物に印字をするためのインクが収容されるインク容器と、溶剤が収容される溶剤容器を有し、
前記印字ヘッド部は、前記インク容器に接続されて加圧供給されたインクが吐出されるノズルと、前記ノズルから吐出されたインク粒子を帯電させる帯電電極と、前記帯電電極で帯電されたインク粒子を偏向する偏向電極と、印字に使用されないインクを回収するガターを有し、
さらに、前記印字ヘッド部を装着可能に構成されたヘッド装着ユニットを備え、
前記ヘッド装着ユニットは、前記印字ヘッド部を洗浄した洗浄液を回収する回収容器と、前記回収容器内に溜まった洗浄液の液量を検知する液量センサとを備えるインクジェット記録装置。
【請求項8】
請求項7に記載のインクジェット記録装置であって、
前記ヘッド洗浄ユニットは、前記印字ヘッドが装着されているかどうかを検出するヘッド検出手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項9】
請求項8に記載のインクジェット記録装置であって、
前記ヘッド検出手段は、磁力を利用して前記印字ヘッドの装着を検出することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項10】
請求項7~9のいずれかに記載のインクジェット記録装置であって、
前記ヘッド洗浄ユニットで定期的な自動でのヘッド洗浄制御を実施することを特徴とするインクジェット記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから連続的にインクを噴出し、被印字媒体上に印字を行うインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
本技術分野におけるノズル洗浄に関する技術として、特開2002-103636号公報(特許文献1)に記載の技術が知られている。特許文献1には、「印字ヘッドで、クリーニングされるべきインクノズルの下流側に、ノズルの側方にずらし、固定されたクリーニングジェットを設置する。インクジェットが停止した時、このクリーニングジェットによって、所定の量の溶剤が噴射され、これが、所定の角度でノズルに当たる。このようにして、小滴生成器の前面がクリーニング(洗浄)され、インク残留物が、ハウジングの反対側に向けて排出される。次いで、クリーニングジェットを通りインクノズルに向けて、乾いた圧縮空気が吹きかられ、ノズルの前部を乾燥させ、インク残留物が、ハウジングの側部に付着される。」と、記載されている。
【0003】
また、ノズル洗浄に関する他の技術として、特開2015-136934号公報(特許文献2)に記載の技術が知られている。特許文献2には、「ヘッドのノズルを洗浄するために洗浄ノズル、つまりASCノズルを有する。このASCノズルは、ASCノズルから洗浄液(溶剤)を噴出させてノズル吐出口を洗浄するのに用いられる。具体的には、ASCノズル(洗浄ノズル)は、ヘッドの内部においてノズル吐出口に臨ませて配置されている。このASCノズル(洗浄ノズル)は、開閉可能なエア弁を介して溶剤ライン及び溶剤タンクに連通している。ノズルを洗浄する時には、開閉弁であるエア弁が開弁されて、溶剤タンクから供給される溶剤がASCノズルから噴射される。」と、記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-103636号公報
特開2015-136934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術は、印字ヘッド内部のノズルに付着したインク残留物は、印字ヘッド洗浄(クリーニング)することによりノズルとは別の部分(印字ヘッドのハウジングの側部)に付着してしまう。そのため、別途作業者が、その部分を溶剤で手洗浄することが必要になるが、この作業は煩わしい。更に、特許文献1には、洗浄後の溶剤をどのように処理するのかについての記載はない。
【0006】
また、特許文献2の技術は、印字ヘッド内に設けた洗浄ノズル(ASCノズル)から溶剤(洗浄液)を噴出してノズル吐出口を洗浄しているが、特許文献1と同様に、洗浄により印字ヘッドに付着したインク残留物を除去するには手作業が必要となる。また、特許文献2においても、印字ヘッド洗浄後の溶剤(洗浄液)の処理をどのように行うのかについての記載はない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、印字ヘッドの洗浄を行うとともに、印字ヘッドの洗浄に使用した溶剤(洗浄液)を簡単に回収することができるインクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために、本発明は、その一例を挙げると、インクの供給を受けて印字を行う印字ヘッドと、インク収容するためのインク容器と溶剤を収容するための溶剤容器とを含み、前記インク容器内の前記インクを前記印字ヘッドに供給する本体と、を有し、前記印字ヘッドは、前記インクをインク粒子にして吐出するノズルと、該ノズルから吐出された該インク粒子を印字内容に対応して帯電する帯電電極と、該帯電された該インク粒子の飛翔方向を変更させる偏向電極と、該印字に寄与しない該インク粒子を回収するガターと、を備えているインクジェット記録装置であって、前記印字ヘッドをセットするための洗浄槽と、該洗浄槽内にセットされた前記印字ヘッドに向けて前記溶剤を噴出し洗浄する洗浄ノズルと、前記洗浄槽の底部に設けられ洗浄後の前記溶剤を回収する回収容器とを含むヘッド洗浄ユニットと、前記洗浄ノズルに前記溶剤を供給する駆動ユニットと、を設けたインクジェット記録装置である。
【0009】
また、本発明の他の一例を挙げると、インクの供給を受けて印字を行う印字ヘッドと、インクを収容するためのインク容器と溶剤を収容するための溶剤容器とを含み、前記インク容器内の前記インクを前記印字ヘッドに供給する本体と、を有するインクジェット記録装置の制御方法であって、前記印字ヘッドを、前記溶剤を噴出する洗浄ノズルを備えた洗浄槽の内部にセットし、その後、前記洗浄ノズルから前記溶剤を噴出して前記印字ヘッドを洗浄するとともに、前記洗浄後の前記溶剤を前記洗浄槽の底部に設けた回収容器により回収するインクジェット記録装置の制御方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、印字ヘッドを容易に洗浄することができるとともに、印字ヘッドの洗浄に使用した溶剤(洗浄液)を簡単に回収することができるインクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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