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公開番号2025015452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2024108398
出願日2024-07-04
発明の名称液体吐出装置、制御方法、記憶媒体及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/18 20060101AFI20250123BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】循環ポンプの負荷を抑えつつ、比較的短時間で固形成分の沈殿を解消する。
【解決手段】液体を吐出するノズルに対して液体を循環的に供給する流路に設けられ、前記液体の循環流を生じさせる循環ポンプと、前記循環ポンプの駆動を制御する制御手段と、を備えた液体吐出装置であって、前記制御手段は、前記液体の循環期間において、前記液体の流速が変化するように前記循環ポンプの駆動条件を切り替える。
【選択図】図25
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出するノズルに対して液体を循環的に供給する流路に設けられ、前記液体の循環流を生じさせる循環ポンプと、
前記循環ポンプの駆動を制御する制御手段と、
を備えた液体吐出装置であって、
前記制御手段は、
前記液体の循環期間において、前記液体の流速が変化するように前記循環ポンプの駆動条件を切り替える、
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記駆動条件は、第一の駆動条件と第二の駆動条件とを含み、
前記第一の駆動条件は、前記第二の駆動条件よりも前記流速が速くなる駆動条件である、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の液体吐出装置であって、
前記制御手段は、前記循環期間の開始時は前記第一の駆動条件で前記循環ポンプの駆動を制御する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項4】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記制御手段は、前記循環期間において、前記駆動条件を複数回切り替える、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項5】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記循環ポンプは、駆動源として圧電素子を備え、
前記駆動条件は、前記圧電素子の駆動周波数である、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項6】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記循環ポンプは、駆動源として圧電素子を備え、
前記駆動条件は、前記圧電素子の駆動電圧である、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項7】
請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記制御手段は、
複数の駆動パターンの中から選択した駆動パターンに従って、前記循環期間において前記循環ポンプを駆動する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項8】
請求項7に記載の液体吐出装置であって、
前記制御手段は、前回の前記循環期間から今回の前記循環期間までの循環停止時間に基づいて前記駆動パターンを選択する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項9】
請求項8に記載の液体吐出装置であって、
温度センサを更に備え、
前記制御手段は、前記循環停止時間と前記温度センサの温度検知結果とに基づいて前記駆動パターンを選択する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項10】
請求項9に記載の液体吐出装置であって、
前記温度センサは、前記液体吐出装置の周囲の環境温度を検知する、
ことを特徴とする液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置の制御技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出装置の一例として、インクを吐出して画像を記録媒体に記録する記録装置が知られている。記録装置では、インクの揮発性成分がノズルの吐出口から蒸発することにより、インク濃度が上昇したり、インクの増粘などの現象が発生する場合がある。このような現象は、記録画像の品質に影響を与える。そこで、ノズルにインクを循環的に供給する技術が提案されている(例えば特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-169224号公報
特開2017-140807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
インクの循環は例えば記録動作の際に行われる。循環停止の時間が長い場合等においては、固形成分の沈殿が進行し、沈殿解消のための循環時間が長くなる場合がある。そこで、循環時のインクの流速を増速することで比較的短時間の循環時間で沈殿を解消することも可能である。しかし、循環ポンプの負荷が大きくなり、循環ポンプの寿命の減少や電力消費の増大を招く場合がある。
【0005】
本発明は、循環ポンプの負荷を抑えつつ、比較的短時間で固形成分の沈殿を解消可能な技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
液体を吐出するノズルに対して液体を循環的に供給する流路に設けられ、前記液体の循環流を生じさせる循環ポンプと、
前記循環ポンプの駆動を制御する制御手段と、
を備えた液体吐出装置であって、
前記制御手段は、
前記液体の循環期間において、前記液体の流速が変化するように前記循環ポンプの駆動条件を切り替える、
ことを特徴とする液体吐出装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、循環ポンプの負荷を抑えつつ、比較的短時間で固形成分の沈殿を解消可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
液体吐出装置の説明図。
図1の液体吐出装置の内部機構の説明図。
図1の液体吐出装置の制御ユニットのブロック図。
回復ユニットの説明図。
吐出ヘッドの分解斜視図。
(a)は吐出ヘッドの縦断面、(b)は吐出モジュールの拡大断面図。
循環ユニットの概略図。
循環経路を示す縦断面図。
循環経路のブロック図。
(a)~(c)は圧力調整機構の説明図。
(a)及び(b)は循環ポンプの外観斜視図。
図11(a)に示した循環ポンプのIX-IX線断面図。
(a)及び(b)は循環ポンプの分解斜視図。
圧電セラミックの電気接続部を駆動回路基板側から駆動回路基板を透視して見た図。
吐出ヘッド内のインクの流れを説明する図である。
(a)及び(b)は吐出ユニットにおける循環経路を示した模式図。
開口プレートの説明図。
吐出素子基板の説明図。
(a)~(c)はインク流れを示した吐出ユニットの断面図。
吐出口の近傍を示した断面図。
比較例の吐出口の近傍を示す断面図。
吐出素子基板の比較例を示した図。
(a)及び(b)は吐出ヘッドの流路構成を示した図。
(a)は循環ポンプの制御処理例を示すフローチャート、(b)は駆動パターンの選択テーブルの例を示す図。
(a)及び(b)は循環ポンプの駆動パターンの例を示すタイミングチャート。
(a)~(d)はインクの流動態様の例を示す説明図。
(a)~(c)は循環ポンプの駆動パターンの例を示すタイミングチャート。
(a)~(c)は循環ポンプの駆動パターンの例を示すタイミングチャート。
(a)及び(b)は循環ポンプの駆動パターンの例を示すタイミングチャート。
(a)は循環ポンプの制御処理例を示すフローチャート、(b)は駆動パターンの選択例を示す図。
(a)~(c)は循環ポンプの駆動パターンの例を示すタイミングチャート。
駆動時間と効果との関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<液体吐出装置の概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る液体吐出装置50の外観図である。図2は液体吐出装置50の内部機構の説明図である。各図において、矢印X、Y、Zは互いに交差する方向を示しており、本実施形態の場合、矢印X及びYは互いに直交する水平方向であって、液体吐出装置50の幅方向と奥行き方向とを示し、矢印Zは上下方向(高さ方向)を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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