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公開番号
2025015429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024088645
出願日
2024-05-31
発明の名称
クロック自動同期に基づくチップ通信回路、方法及び装置
出願人
北京海博思創科技股ふん有限公司
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04L
7/04 20060101AFI20250123BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】本願はクロック自動同期に基づくチップ通信回路、方法及び装置を提供する。
【解決手段】当該方法は、受信した制御命令に応答し、最初の電池管理チップのクロック同期情報を決定するステップと、制御命令におけるチップセレクトイネーブル信号を最初の電池管理チップのクロック同期情報を持つクロック同期信号に置き換え、新たな制御命令を得るステップと、新たな制御命令を他の電池管理チップに伝送することで、他の電池管理チップに新たな制御命令に持たれる上記クロック同期情報に基づいてクロック自動同期を実行するようにさせるステップであって、他の電池管理チップは複数の電池管理チップのうち最初の電池管理チップ以外の電池管理チップであり、異なる電池管理チップの間は正弦鋸歯状波形のデイジーチェーンを用いて分離通信を行うステップと、を含む。従来のデイジーチェーン通信方式に存在する通信の電力消費が高く、各電池管理チップのクロックが同期しないという問題を解決することができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
クロック自動同期に基づくチップ通信回路において、前記チップ通信回路は、
制御命令を送信するために用いられるコントローラと、
最初の電池管理チップと、前記最初の電池管理チップ以外の他の電池管理チップとを含む複数の電池管理チップであって、前記最初の電池管理チップと前記コントローラとはシリアルペリフェラルインタフェースを介して接続され、異なる電池管理チップの間は正弦鋸歯状波形のデイジーチェーンを用いて分離通信を行う、複数の電池管理チップと、を含み、
前記最初の電池管理チップは、受信した前記制御命令に応答し、前記最初の電池管理チップのクロック同期情報を決定し、前記制御命令におけるチップセレクトイネーブル信号を前記最初の電池管理チップのクロック同期情報を持つクロック同期信号に置き換え、新たな制御命令を得、さらに前記新たな制御命令を他の電池管理チップに伝送することで、前記他の電池管理チップに前記新たな制御命令に持たれる前記クロック同期情報に基づいてクロック自動同期を実行するようにさせるために用いられる、ことを特徴とするクロック自動同期に基づくチップ通信回路。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、さらに、各前記電池管理チップの初期化時に、前記電池管理チップのスケジューリングモードパラメータを構成し、前記電池管理チップにスケジューリングモードの起動命令を送信することで、前記電池管理チップを前記スケジューリングモードパラメータに基づいて通信タスクを繰り返し実行するように制御するために用いられ、前記スケジューリングモードパラメータは、均等化オン時間、均等化後の静置時間、均等化回路の自己診断前の準備時間、電池採取線の開回路自己診断前の準備時間、電池の電圧又は温度の収集に必要な時間の少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項1に記載のチップ通信回路。
【請求項3】
前記他の電池管理チップは、さらに、前記新たな制御命令を受信するたびに、前記新たな制御命令に持たれる前記クロック同期情報と前記他の電池管理チップのクロック情報が同じであるか否かを決定し、前記クロック同期情報と前記他の電池管理チップの前記クロック情報が異なると決定すれば、前記クロック同期情報に基づいて前記他の電池管理チップの前記クロック情報に対してキャリブレーション処理を行って、クロック自動同期を実行するために用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載のチップ通信回路。
【請求項4】
前記他の電池管理チップは、さらに、少なくとも2回の前記新たな制御命令を受信した場合、少なくとも2回の前記新たな制御命令に持たれる前記クロック同期情報が同じであるか否かを決定し、少なくとも2回の前記新たな制御命令に持たれる前記クロック同期情報が異なると決定すれば、最後に受信したクロック同期情報に基づいて前記他の電池管理チップのクロック情報に対してキャリブレーション処理を行って、クロック自動同期を実行するために用いられる、ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のチップ通信回路。
【請求項5】
受信した制御命令に応答し、最初の電池管理チップのクロック同期情報を決定するステップであって、前記制御命令はコントローラがシリアルペリフェラルインタフェースを介して複数の電池管理チップのうち最初の電池管理チップに送信するものである、ステップと、
前記制御命令におけるチップセレクトイネーブル信号を前記最初の電池管理チップのクロック同期情報を持つクロック同期信号に置き換え、新たな制御命令を得るステップと、
前記新たな制御命令を他の電池管理チップに伝送することで、前記他の電池管理チップに前記新たな制御命令に持たれる前記クロック同期情報に基づいてクロック自動同期を実行するようにさせるステップであって、前記他の電池管理チップは複数の電池管理チップのうち前記最初の電池管理チップ以外の電池管理チップであり、異なる電池管理チップの間は正弦鋸歯状波形のデイジーチェーンを用いて分離通信を行う、ステップと、を含む、ことを特徴とするクロック自動同期に基づくチップ通信方法。
【請求項6】
各前記電池管理チップの初期化時に、前記電池管理チップのスケジューリングモードパラメータを構成するステップであって、前記スケジューリングモードパラメータは、均等化オン時間、均等化後の静置時間、均等化回路の自己診断前の準備時間、電池採取線の開回路自己診断前の準備時間、電池の電圧又は温度の収集に必要な時間の少なくとも1つを含む、ステップと、
前記電池管理チップがスケジューリングモード起動命令を受信したことに応答し、前記スケジューリングモードパラメータに基づいて通信タスクを繰り返し実行するステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項5に記載のチップ通信方法。
【請求項7】
受信した制御命令に応答し、最初の電池管理チップのクロック同期情報を決定するために用いられる決定モジュールであって、前記制御命令はコントローラがシリアルペリフェラルインタフェースを介して複数の電池管理チップのうち最初の電池管理チップに送信するものである、決定モジュールと、
前記制御命令におけるチップセレクトイネーブル信号を前記最初の電池管理チップのクロック同期情報を持つクロック同期信号に置き換え、新たな制御命令を得るために用いられる置き換えモジュールと、
前記新たな制御命令を他の電池管理チップに伝送することで、前記他の電池管理チップに前記新たな制御命令に持たれる前記クロック同期情報に基づいてクロック自動同期を実行するようにさせるために用いられる同期モジュールであって、前記他の電池管理チップは複数の電池管理チップのうち前記最初の電池管理チップ以外の電池管理チップであり、異なる電池管理チップの間は正弦鋸歯状波形のデイジーチェーンを用いて分離通信を行う、同期モジュールと、を含む、ことを特徴とするクロック自動同期に基づくチップ通信装置。
【請求項8】
プロセッサと、前記プロセッサに接続されるメモリと、を含み、
前記メモリがコンピュータ実行命令を記憶し、
前記プロセッサが前記メモリに記憶されたコンピュータ実行命令を実行して、請求項5又は6に記載のチップ通信方法を実現する、ことを特徴とする電子機器。
【請求項9】
プロセッサによって実行されるときに請求項5又は6に記載のチップ通信方法を実現するために用いられるコンピュータ実行命令が記憶されている、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
プロセッサによって実行されるときに請求項5又は6に記載のチップ通信方法を実現する、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は通信技術に関し、特に、クロック自動同期に基づくチップ通信回路、方法及び装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のデイジーチェーン通信の技術的解決手段は、いずれも汎用シリアル通信を差動信号の分離シリアル通信に変換することによって実現され、例えば、主に、汎用非同期送受信伝送器UARTを差動信号の分離シリアル通信に変換する種類と、シリアルペリフェラルインタフェースSPIを差動信号の分離シリアル通信に変換する種類との2種類に分けられる。
【0003】
通信プロセス全体はマイクロコントローラMCUがデータを電池管理チップAFEに送信することであり、ここで、通信プロセスは主に読み取り及び書き込みの2種類のモードに分けられるが、デイジーチェーンにおける読み取り及び書き込みは同時に行うことができず、まずデータを書き込んでからデータを読み取る必要がある。
【0004】
しかし、上記従来のデイジーチェーン通信方式には、通信の電力消費が高く、各電池管理チップのクロックが同期せず、通信の耐干渉と信号認識を両立できないことが存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、従来のデイジーチェーン通信方式に存在する通信の電力消費が高く、各電池管理チップのクロックが同期しないという問題を解決し、デイジーチェーン通信の電力消費を低減し、各電池管理チップのクロック同期を保持し、通信の耐干渉と信号認識の技術効果を両立することを実現するために、クロック自動同期に基づくチップ通信回路、方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様において、本願はクロック自動同期に基づくチップ通信方法を提供し、前記チップ通信方法は、
受信した制御命令に応答し、最初の電池管理チップのクロック同期情報を決定するステップであって、上記制御命令はコントローラがシリアルペリフェラルインタフェースを介して複数の電池管理チップのうち最初の電池管理チップに送信するものである、ステップと、
上記制御命令におけるチップセレクトイネーブル信号を上記最初の電池管理チップのクロック同期情報を持つクロック同期信号に置き換え、新たな制御命令を得るステップと、
上記新たな制御命令を他の電池管理チップに伝送することで、上記他の電池管理チップに上記新たな制御命令に持たれる上記クロック同期情報に基づいてクロック自動同期を実行するようにさせるステップであって、上記他の電池管理チップは複数の電池管理チップのうち上記最初の電池管理チップ以外の電池管理チップであり、異なる電池管理チップの間は正弦鋸歯状波形のデイジーチェーンを用いて分離通信を行う、ステップと、を含む。
【0007】
任意選択的な実施形態において、前記チップ通信方法方法は、さらに、
各前記電池管理チップの初期化時に、前記電池管理チップのスケジューリングモードパラメータを構成するステップであって、前記スケジューリングモードパラメータは、均等化オン時間、均等化後の静置時間、均等化回路の自己診断前の準備時間、電池採取線の開回路自己診断前の準備時間、電池の電圧又は温度の収集に必要な時間の少なくとも1つを含む、ステップと、
前記電池管理チップがスケジューリングモード起動命令を受信したことに応答し、前記スケジューリングモードパラメータに基づいて通信タスクを繰り返し実行するステップと、を含む。
【0008】
別の態様において、本願はクロック自動同期に基づくチップ通信回路を提供し、上記チップ通信回路は、
制御命令を送信するために用いられるコントローラと、
最初の電池管理チップと、上記最初の電池管理チップ以外の他の電池管理チップとを含む複数の電池管理チップであって、上記最初の電池管理チップと上記コントローラとはシリアルペリフェラルインタフェースを介して接続され、異なる電池管理チップの間は正弦鋸歯状波形のデイジーチェーンを用いて分離通信を行う、複数の電池管理チップと、を含み、
上記最初の電池管理チップは、受信した上記制御命令に応答し、前記最初の電池管理チップのクロック同期情報を決定し、前記制御命令におけるチップセレクトイネーブル信号を前記最初の電池管理チップのクロック同期情報を持つクロック同期信号に置き換え、新たな制御命令を得、さらに前記新たな制御命令を他の電池管理チップに伝送することで、前記他の電池管理チップに前記新たな制御命令に持たれる前記クロック同期情報に基づいてクロック自動同期を実行するようにさせるために用いられる。
【0009】
任意選択的な実施形態において、前記コントローラは、さらに、各前記電池管理チップの初期化時に、前記電池管理チップのスケジューリングモードパラメータを構成し、前記電池管理チップにスケジューリングモードの起動命令を送信することで、前記電池管理チップを前記スケジューリングモードパラメータに基づいて通信タスクを繰り返し実行するように制御するために用いられ、ここで、前記スケジューリングモードパラメータは、均等化オン時間、均等化後の静置時間、均等化回路の自己診断前の準備時間、電池採取線の開回路自己診断前の準備時間、電池の電圧又は温度の収集に必要な時間の少なくとも1つを含む。
【0010】
任意選択的な実施形態において、前記他の電池管理チップは、さらに、前記新たな制御命令を受信するたびに、前記新たな制御命令に持たれる前記クロック同期情報と前記他の電池管理チップのクロック情報が同じであるか否かを決定し、前記クロック同期情報と前記他の電池管理チップの前記クロック情報が異なると決定すれば、前記クロック同期情報に基づいて前記他の電池管理チップの前記クロック情報に対してキャリブレーション処理を行って、クロック自動同期を実行するために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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