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公開番号2025015190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118432
出願日2023-07-20
発明の名称バキュームタンクトレーラ
出願人株式会社SEKKUN
代理人個人,個人
主分類B62D 53/06 20060101AFI20250123BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ホースが破損したり外れたりせず、構成が簡単で低コストで容易に製造できるバキュームタンクトレーラを提供する。
【解決手段】バキュームタンクトレーラ1のトラクタ2とトレーラ3とが相対的に回転可能に連結されている。トラクタ2にはバキュームポンプ6とトラクタ側配管7とが配置されており、トラクタ側配管7の一端部7aがバキュームポンプ6に接続されている。トレーラ3にはタンク8とトレーラ側配管9とが配置されており、トレーラ側配管9の一端部9dがタンク8に接続されている。トラクタ側配管7の他端部7bとトレーラ側配管9の他端部9eとは、可撓性のホース10によって接続されている。トレーラ側配管9の他端部9eは、トラクタ2とトレーラ3との連結部分5の直上に位置するか、または連結部分5の直上よりもバキュームタンクトレーラ1の後部側に位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トラクタとトレーラとを有するバキュームタンクトレーラであって、
前記トラクタと前記トレーラとは相対的に回転可能に連結されており、
前記トラクタにはバキュームポンプとトラクタ側配管とが配置されており、前記トラクタ側配管の一端部が前記バキュームポンプに接続されており、
前記トレーラにはタンクとトレーラ側配管とが配置されており、前記トレーラ側配管の一端部が前記タンクに接続されており、
前記トラクタ側配管の他端部と前記トレーラ側配管の他端部とは、可撓性のホースによって接続されており、前記トレーラ側配管の前記他端部は、前記トラクタと前記トレーラとの連結部分の直上に位置するか、または前記連結部分の直上よりも前記バキュームタンクトレーラの後部側に位置していることを特徴とする、バキュームタンクトレーラ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記トラクタと前記トレーラとは、前記トラクタに設けられたカプラーの凹部に、前記トレーラに設けられているキングピンが回転可能に嵌め込まれることにより、相対的に回転可能に連結されている、請求項1に記載のバキュームタンクトレーラ。
【請求項3】
前記バキュームポンプは、前記トラクタの、前記トレーラの回転移動可能な範囲に重なる位置を避けて配置されている、請求項1または2に記載のバキュームタンクトレーラ。
【請求項4】
前記ホースは、最大に湾曲した状態で湾曲部分の曲率半径が540mm以上である、請求項1または2に記載のバキュームタンクトレーラ。
【請求項5】
前記トレーラ側配管の前記他端部と前記トラクタ側配管の前記他端部とは、高さ方向の位置が異なっている、請求項1または2に記載のバキュームタンクトレーラ。
【請求項6】
前記トレーラ側配管の前記他端部は、前記トラクタ側配管の前記他端部よりも高い位置にある、請求項5に記載のバキュームタンクトレーラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はバキュームタンクトレーラに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
流体を収容するタンクを備えたバキュームタンクトレーラは、タンクに接続されたバキュームポンプを有している。特許文献1には、トラクタとトレーラとが連結されたバキュームタンクトレーラであって、トラクタに配置されたバキュームポンプとトレーラに配置されたタンクとが接続された構成が開示されている。このバキュームタンクトレーラでは、バキュームポンプとタンクとの接続部分の一部がホースにより構成されているとともに、トレーラ側の配管の一部に回転継手が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭52-61013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたバキュームタンクトレーラでは、トレーラ側の配管の一部に回転継手が設けられていることにより、ホースを取り外すことなくトラクタとトレーラとが相対的に移動可能である。しかし、回転継手が配置されるため、構成が複雑でコスト高であるとともに製造工程が繁雑である。仮に回転継手が設けられていないと、トラクタがトレーラに対して大きく回転しようとするとホースが破損したり外れたりする可能性がある。ホースを非常に長くすることによってホースが破損したり外れたりすることを防ごうとすると、トラクタがトレーラに対して直線的に並んで位置している状態およびトラクタがトレーラに対して大きく回転している状態では、必要以上に長いホースが車体の外側にはみ出して邪魔になる可能性がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、回転継手等の複雑な機構を必要とせず、ホースを取り外さなくてもトラクタがトレーラに対して大きく回転でき、ホースが破損したり外れたりすることが抑えられ、構成が簡単で低コストであって容易に製造できるバキュームタンクトレーラを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トラクタとトレーラとを有するバキュームタンクトレーラであって、前記トラクタと前記トレーラとは相対的に回転可能に連結されており、前記トラクタにはバキュームポンプとトラクタ側配管とが配置されており、前記トラクタ側配管の一端部が前記バキュームポンプに接続されており、前記トレーラにはタンクとトレーラ側配管とが配置されており、前記トレーラ側配管の一端部が前記タンクに接続されており、前記トラクタ側配管の他端部と前記トレーラ側配管の他端部とは、可撓性のホースによって接続されており、前記トレーラ側配管の前記他端部は、前記トラクタと前記トレーラとの連結部分の直上に位置するか、または前記連結部分の直上よりも前記バキュームタンクトレーラの後部側に位置していることを特徴とする。
前記トラクタと前記トレーラとは、前記トラクタに設けられたカプラーの凹部に、前記トレーラに設けられているキングピンが回転可能に嵌め込まれることにより、相対的に回転可能に連結されていてよい。
前記バキュームポンプは、前記トラクタの、前記トレーラの回転移動可能な範囲に重なる位置を避けて配置されていてよい。
前記ホースは、最大に湾曲した状態で湾曲部分の曲率半径が540mm以上であってよい。
前記トレーラ側配管の前記他端部と前記トラクタ側配管の前記他端部とは、高さ方向の位置が異なっていてよい。
前記トレーラ側配管の前記他端部は、前記トラクタ側配管の前記他端部よりも高い位置にあってよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、回転継手等の複雑な機構を必要とせず、ホースを取り外さなくてもトラクタがトレーラに対して大きく回転でき、ホースが破損したり外れたりすることが抑えられ、構成が簡単で低コストであって容易に製造できるバキュームタンクトレーラが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態のバキュームタンクトレーラの側面図である。
図1に示すバキュームタンクトレーラの直進状態の平面図である。
図1に示すバキュームタンクトレーラがカーブを曲がる状態の平面図である。
図1に示すバキュームタンクトレーラのトレーラの回転移動範囲を示す拡大平面図である。
トラクタ側配管とトレーラ側配管の開口方向を説明するための側面図である。
トラクタ側配管とトレーラ側配管の開口方向の例を示す側面図である。
本発明の第2の実施形態のバキュームタンクトレーラの側面図である。
図7に示すバキュームタンクトレーラのトレーラの回転状態を示す拡大平面図である。
比較例のバキュームタンクトレーラのトレーラの回転状態を示す拡大平面図である。
本発明の第3の実施形態のバキュームタンクトレーラの側面図である。
図10に示すバキュームタンクトレーラのトレーラの回転状態を示す拡大平面図である。
図1に示すバキュームタンクトレーラの変形例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態のバキュームタンクトレーラ1の側面図である。図2はバキュームタンクトレーラ1の直進状態の平面図であり、図3はバキュームタンクトレーラ1がカーブを曲がる状態の平面図である。バキュームタンクトレーラ1はトラクタ2とトレーラ3とを有している。トラクタ2に設けられたカプラー4の凹部4a(図2,3参照)に、トレーラ3に設けられているキングピン5が回転可能に嵌め込まれることにより、トラクタ2とトレーラ3とが連結されている。トラクタ2とトレーラ3とは、キングピン5を中心として相対的に回転可能であるため、図2に示すようにトラクタ2がトレーラ3に対して直線的に並んで位置している状態で直進することも、図3に示すようにトラクタ2がトレーラ3に対して回転した状態で曲がることもできる。
【0010】
トラクタ2には、バキュームポンプ6とトラクタ側配管7とが配置されている。トラクタ側配管7は金属製パイプからなり、一端部7aがバキュームポンプ6に接続されており、他端部7bはトレーラ3側を向いている。トレーラ3には、タンク8とトレーラ側配管9とが配置されている。トレーラ側配管9は、1対の金属製パイプ部9a,9bと、金属製パイプ部9a,9bの間に位置する可撓性のホース状部9cとが互いに接続された構成である。このトレーラ側配管9の一端部9dは、タンク8に設けられた出入口部8aに接続されており、他端部9eはトラクタ2側を向いている。タンク8の出入口部8aは、図示しないが内部に浮きが収容されており、タンク8内の液体等の流体(泥や砂等が含まれる場合もある)に浮かぶ浮きの位置によってトレーラ側配管9の一端部9dに繋がる開口を開閉する。すなわち、タンク8内の流体の量に応じて、出入口部8aとトレーラ側配管9との間で流体が流通可能な状態と流通不能な状態とが切り替えられる。一般に、タンク8は、後部がトレーラ3上に載置されたままで前部がトレーラ3から上方に向かって持ち上がるように回動可能な構成であり、この動作は、トレーラ側配管9内のホース状部9cが弾性変形することによって可能になっている。
(【0011】以降は省略されています)

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