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公開番号2025015079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118189
出願日2023-07-20
発明の名称レリーズシステム
出願人株式会社エクセディ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F16D 25/08 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】油圧を用いないレリーズシステムを提供する。
【解決手段】レリーズシステム100は、レリーズ装置2、制御弁3、及び梃子機構4を備える。レリーズ装置2は、レリーズピストン22及びエア室24を有する。制御弁3は、弁体32を有する。制御弁3は、エア室24へのエアの供給及びエア室24からのエアの排気を制御する。梃子機構4は、制御弁3を操作する。梃子機構4は、入力部43、追従部44、及び押圧部45を有する。入力部43は、作用点として機能する。入力部43は、運転者の操作によって操作力が加えられる。追従部44は、支点として機能する。追従部44は、レリーズピストン22と一体的に移動する。押圧部45は、力点として機能する。押圧部45は、弁体32を押圧する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
レリーズピストン及びエア室を有するレリーズ装置と、
弁体を有し、前記エア室へのエアの供給及び前記エア室からのエアの排気を制御するように構成される制御弁と、
前記制御弁を操作するように構成される梃子機構と、を備え、
前記梃子機構は、
作用点として機能し、運転者の操作によって操作力が加えられるように構成される入力部と、
支点として機能し、前記レリーズピストンと一体的に移動するように構成される追従部と、
力点として機能し、前記弁体を押圧するように構成される押圧部と、
を有する、
レリーズシステム。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記梃子機構は、
前記入力部及び前記追従部を有する第1レバーアームと、
前記押圧部を有し、前記入力部と前記追従部との間において前記第1レバーアームに旋回可能に取り付けられるとともに、前記レリーズ装置に旋回可能に取り付けられる第2レバーアームと、
を有する、
請求項1に記載のレリーズシステム。
【請求項3】
前記梃子機構は、前記入力部、前記追従部、及び前記押圧部、を含むレバーアームを有し、
前記押圧部は、前記入力部と前記追従部との間に配置される、
請求項1に記載のレリーズシステム。
【請求項4】
前記制御弁は、前記弁体を前記押圧部に向かって付勢する付勢部材を有し、
前記追従部は、前記付勢部材により前記レリーズピストンの移動方向に付勢される、
請求項1に記載のレリーズシステム。
【請求項5】
前記レリーズ装置は、前記レリーズピストンと一体的に移動するガイド部材を有し、
前記追従部は、前記ガイド部材と当接する、
請求項1に記載のレリーズシステム。
【請求項6】
前記入力部は、操作力が加わると第1方向に移動するように構成され、
前記レリーズピストンは、前記エア室内にエアが供給されると前記第1方向と反対の第2方向に移動するように構成され、
前記弁体は、前記エア室内のエアを排出する排気位置と、前記エア室内にエアを供給する供給位置、及び前記エア室を閉鎖する閉鎖位置との間で移動可能であり、
前記弁体は、前記入力部に操作力が加わり前記入力部が第1方向に移動すると前記供給位置に移動し、前記追従部が第2方向に移動すると前記閉鎖位置に移動し、前記入力部への操作力が解除されて前記入力部が第2方向に移動すると前記排気位置に移動する、
請求項1に記載のレリーズシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レリーズシステムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
クラッチ装置における動力伝達を解除するために、クラッチ装置にレリーズ装置が取り付けられている。特許文献1には、レリーズ装置及び制御弁を有するレリーズシステムが開示されている。制御弁は、油圧室内の油圧と目標圧力との関係に基づき、レリーズ装置にエアを供給したり、レリーズ装置へのエアの供給を停止したりするように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-047381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したレリーズシステムは、レリーズ装置において油漏れが発生し、その油によってクラッチが滑るという問題が発生するおそれがある。
【0005】
本発明の課題は、油圧を用いないレリーズシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係るレリーズシステムは、レリーズ装置、制御弁、及び梃子機構を備える。レリーズ装置は、レリーズピストン及びエア室を有する。制御弁は、弁体を有する。制御弁は、エア室へのエアの供給及びエア室からのエアの排気を制御するように構成される。梃子機構は、制御弁を操作するように構成される。梃子機構は、入力部、追従部、及び押圧部を有する。入力部は、作用点として機能する。入力部は、運転者の操作によって操作力が加えられるように構成される。追従部は、支点として機能する。追従部は、レリーズピストンと一体的に移動するように構成される。押圧部は、力点として機能する。押圧部は、弁体を押圧するように構成される。
【0007】
この構成によれば、クラッチ操作が行われると、梃子機構は、追従部を中心に入力部及び押圧部が移動する。この結果、押圧部が制御弁の弁体を押圧し、制御弁を操作することができる。また、レリーズピストンの移動に伴い追従部及び押圧部も移動するため、レリーズピストンの移動に合わせて制御弁を制御することができる。このように、油圧を用いることなく制御弁を制御することができる。
【0008】
第2態様に係るレリーズシステムは、第1態様に係るレリーズシステムにおいて、次のように構成される。梃子機構は、第1レバーアームと第2レバーアームとを有する。第1レバーアームは、入力部及び追従部を有する。第2レバーアームは、押圧部を有する。第2レバーアームは、入力部と追従部との間において第1レバーアームに旋回可能に取り付けられる。また、第2レバーアームは、レリーズ装置に旋回可能に取り付けられる。
【0009】
第3態様に係るレリーズシステムは、第1態様に係るレリーズシステムにおいて、次のように構成される。梃子機構は、レバーアームを有する。レバーアームは、入力部、追従部、及び押圧部を含む。押圧部は、入力部と追従部との間に配置される。
【0010】
第4態様に係るレリーズシステムは、第1から第3態様のいずれかに係るレリーズシステムにおいて、次のように構成される。制御弁は、弁体を押圧部に向かって付勢する付勢部材を有する。追従部は、付勢部材によりレリーズピストンの移動方向に付勢される。
(【0011】以降は省略されています)

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