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公開番号2025015000
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118041
出願日2023-07-20
発明の名称断熱ボード用シート、断熱ボード用シートの製造方法、断熱ボードおよび断熱ボードの製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 59/08 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】意匠性および不燃性に優れた断熱ボードが得られる断熱ボード用シート及び断熱ボード用シートの製造方法を提供する。
【解決手段】金属箔1、意匠層2、保護層3および離型フィルム4を、厚さ方向において、この順に有する、断熱ボード用シート10である。また、離型フィルムと、離型フィルムの一方の面に配置された転写層と、を有し、転写層は、離型フィルム側から、保護層および意匠層を、厚さ方向において、この順に有する、転写シートを準備する転写シート準備工程と、金属箔の一方の面、および、転写シートの意匠層側の面と、を対向させ、両者を密着させる密着工程と、を有する、断熱ボード用シートの製造方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属箔、意匠層、保護層および離型フィルムを、厚さ方向において、この順に有する、断熱ボード用シート。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記金属箔および前記意匠層の間に、接着層を有する、請求項1に記載の断熱ボード用シート。
【請求項3】
前記接着層として、接着剤層およびヒートシール層の少なくとも一方を有する、請求項2に記載の断熱ボード用シート。
【請求項4】
前記断熱ボード用シートは、前記金属箔および前記離型フィルムの間に存在する層における厚さの合計が、15μm以下である、請求項2に記載の断熱ボード用シート。
【請求項5】
前記接着層の厚さが、2μm以上、4μm以下である、請求項2に記載の断熱ボード用シート。
【請求項6】
前記断熱ボード用シートは、前記金属箔および前記離型フィルムの間に存在する層における有機質量の合計が、19g/m

以下である、請求項1に記載の断熱ボード用シート。
【請求項7】
前記保護層が、前記離型フィルム側から、第1保護層および第2保護層を有する、請求項1に記載の断熱ボード用シート。
【請求項8】
前記第1保護層が、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物を含む、請求項7に記載の断熱ボード用シート。
【請求項9】
前記第2保護層が、熱硬化性樹脂組成物の硬化物を含む、請求項7に記載の断熱ボード用シート。
【請求項10】
前記第1保護層が、紫外線吸収剤および光安定剤の少なくとも一方を含有する、請求項7に記載の断熱ボード用シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、断熱ボード用シートおよびその製造方法、ならびに断熱ボードおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
建造物等の省エネルギー化を目的として、断熱材が用いられている。電力需給の不安定性やエネルギー価格の高騰、環境面への配慮等から、断熱ボードの建造物への利用はこれまで以上に増加することが予想され、断熱ボードには高い断熱性が求められている。断熱ボードに含まれる断熱材としては、例えば、硬質ウレタンフォーム等の発泡断熱材が広く使用されている。
【0003】
硬質ウレタンフォーム等の発泡断熱材は可燃性であるため、難燃化が求められている。難燃化の技術としては、例えば、断熱材を有する断熱ボードにおいて、アルミニウム箔等の金属面材を発泡断熱材の片面または両面に貼り合わせて、断熱ボードの難燃性を高める技術が提案されている(例えば、特許文献1~特許文献4)。このように金属箔を用いる目的としては、金属箔の遮熱効果によって断熱材の燃焼を抑制すること等が挙げられる。
【0004】
近年、地震等に対する安全性を確保するために、天井や壁等の内装材に、石膏ボード等に比べて軽量な不燃断熱ボードが好ましく使用される場合がある。このような天井や壁等に使用される断熱ボードは、生活環境に露出して使用されるため、意匠性が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-084395号公報
特開2021-162032号公報
特開2023-039769号公報
特開2023-041448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した理由により、意匠性および不燃性に優れた断熱ボードが求められており、断熱材の表面に、金属箔および意匠層を有する表面材を配置することが検討されている。また、建材には、耐摩耗性、耐候性等の表面特性が求められる場合が多い。そこで、本願発明者は、断熱ボード用表面材として、基材シート、意匠層および保護層を有する化粧シートと、金属箔と、を有する断熱ボード用シートを用いることを検討した。一方、このような化粧シートを含む断熱ボード用シートは比較的厚い基材シートを有するため、基材シートに含まれる樹脂に起因する有機質量が多い。そのため、このような断熱ボード用シートを表面材として有する断熱ボードは、不燃性が低下する場合がある。
【0007】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、意匠性および不燃性に優れた断熱ボードが得られる断熱ボード用シートを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示においては、金属箔、意匠層、保護層および離型フィルムを、厚さ方向において、この順に有する、断熱ボード用シートを提供する。
【0009】
本開示においては、離型フィルムと、上記離型フィルムの一方の面に配置された転写層と、を有し、上記転写層は、上記離型フィルム側から、保護層および意匠層を、厚さ方向において、この順に有する、転写シートを準備する転写シート準備工程と、金属箔の一方の面、および、上記転写シートの上記意匠層側の面と、を対向させ、両者を密着させる密着工程と、を有する、断熱ボード用シートの製造方法を提供する。
【0010】
本開示においては、断熱材、金属箔、意匠層および保護層を、厚さ方向において、この順に有する、断熱ボードを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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