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公開番号
2025014568
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117240
出願日
2023-07-19
発明の名称
封止構造、封止構造加工方法、及び、封止構造加工装置
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
SSIP弁理士法人
主分類
F16L
5/02 20060101AFI20250123BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】簡易な構成で、壁部を貫通する管部材の隙間から流体や異物の侵入を防止する。
【解決手段】封止構造では、管部材の内側を通る配線と管部材の内壁との間の隙間が封止部材によって封止される。管部材は、所定範囲にわたって、周囲に比べて径方向内側に向けて変形された凹部を有する。これにより、凹部で、管部材の内壁によって封止部材が径方向内側に向けて押圧されるように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
壁部を貫通する管部材と、
前記管部材の内側を通る配線と、
前記管部材の内壁と前記配線との間の隙間を封止する封止部材と、
を備え、
前記管部材は、前記延在方向に沿った所定範囲にわたって、周囲に比べて径方向内側に向けて変形された凹部を有することにより、前記凹部において、前記管部材の内壁によって前記封止部材が径方向内側に向けて押圧されるように構成される、封止構造。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記封止部材は、前記管部材の延在方向に沿う第1範囲にわたって設けられており、
前記凹部は、前記第1範囲より狭い第2範囲にわたって形成される、請求項1に記載の封止構造。
【請求項3】
前記凹部は、前記壁部から離れた位置に設けられる、請求項1又は2に記載の封止構造。
【請求項4】
壁部を貫通する管部材と、
前記管部材の内側を通る配線と、
前記管部材の内壁と前記配線との間の隙間を封止する封止部材と、
を備える封止構造を加工するための封止構造加工方法であって、
前記管部材のうち所定範囲の径方向外側に、前記管部材の外表面に接触するように当接部材を配置する工程と、
前記当接部材の径方向外側に、押圧部材を配置する工程と、
前記押圧部材を介して前記当接部材に押圧力を付与する工程と、
を備える、封止構造加工方法。
【請求項5】
前記当接部材及び前記押圧部材を撤去する工程を更に備える、請求項4に記載の封止構造加工方法。
【請求項6】
壁部を貫通する管部材と、
前記管部材の内側を通る配線と、
前記管部材の内壁と前記配線との間の隙間を封止する封止部材と、
を備える封止構造を加工するための封止構造加工装置であって、
前記管部材の外表面のうち所定範囲に対して当接可能な当接部材と、
前記管部材に当接する前記当接部材に対して径方向外側から押圧力を付与可能な押圧部材と、
を備える、封止構造加工装置。
【請求項7】
前記当接部材は、前記外表面に当接される際に、前記管部材の周方向に沿って配列される複数のピース部材を含む、請求項6に記載の封止構造加工装置。
【請求項8】
前記当接部材は、前記外表面に当接可能な第1面と反対側に位置し、且つ、前記延在方向において中心部から両端に向けてそれぞれ厚みが減少するように形成された第1傾斜面及び第2傾斜面を有し、
前記押圧部材は、
前記第1傾斜面に対して径方向外側から周方向に沿って当接する第1リング部と、
前記第2傾斜面に対して径方向外側から周方向に沿って当接する第2リング部と、
を含み、
前記第1リング部及び前記第2リング部の前記延在方向に沿った間隔が縮小されることにより、前記当接部材に対して前記押圧力が付与されるように構成される、請求項6又は7に記載の封止構造加工装置。
【請求項9】
前記第1リング部及び前記第2リング部の各々は、径方向に沿った分割面を介して互いに連結される半リング部材が組み合わされて構成される、請求項8に記載の封止構造加工装置。
【請求項10】
前記第1リング部及び前記第2リング部の各々の前記分割面は、前記延在方向に交差する断面上において、互いに異なる角度に位置する、請求項9に記載の封止構造加工装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、封止構造、封止構造加工方法、及び、封止構造加工装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
原子力発電プラントのようなプラント建屋では、様々な機器が配置される空間が壁部によって区画される。壁部は、ある空間と、隣接する他の空間(外部空間を含む)との間に設けられるが、互いに隣接する空間の間にわたって電線等の配線をレイアウトする必要がある場合には、壁部に形成された貫通孔に配線が通るように構成される。
【0003】
このように壁部に形成された貫通孔を介して、隣接する空間の間にわたって配線を設ける場合には、貫通孔を介した異物の侵入を防止する必要がある。このような構成の一例として、貫通孔に中空形状を有する管部材を埋め込み、管部材の内側を配線が通るように構成するとともに、管部材の内壁と配線との間に封止部材を設けることで、海水や雨水のような流体の侵入を防止する封止構造(止水構造)が知られている。
【0004】
特許文献1には、この種の封止構造の一例が開示されている。この文献では、壁部に形成された貫通孔に埋め込まれた管部材の内壁と、管部材の内側に配置された配線との隙間を封止するための環状弾性体が設けられる。環状弾性体は、管部材の内側において、管部材の延在方向に沿って圧縮されることで、環状弾性体の端部が径方向に膨出し、管部材の内壁に密着することで良好な封止効果が得られるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3214446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1では、良好な封止効果を得るために、管部材の内側で環状弾性体を圧縮する必要がある。管部材の内側にあるスペースは限られていることから、当該スペースに圧縮対象となる環状弾性部材を配置し、更に、当該環状弾性部材を圧縮するための構成を配置することは難しい。また、このような限られたスペースにおいて環状弾性部材の圧縮作業を行うことにも難がある。
【0007】
本開示の少なくとも一実施形態は上述の事情に鑑みなされたものであり、簡易な構成で、良好な封止効果を得ることが可能な封止構造、封止構造加工方法、及び、封止構造加工装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の少なくとも一実施形態に係る封止構造は、上記課題を解決するために、
壁部を貫通する管部材と、
前記管部材の内側を通る配線と、
前記管部材の内壁と前記配線との間の隙間を封止する封止部材と、
を備え、
前記管部材は、前記延在方向に沿った所定範囲にわたって、周囲に比べて径方向内側に向けて変形された凹部を有することにより、前記凹部において、前記管部材の内壁によって前記封止部材が径方向内側に向けて押圧されるように構成される。
【0009】
本開示の少なくとも一実施形態に係る封止構造加工方法は、上記課題を解決するために、
壁部を貫通する管部材と、
前記管部材の内側を通る配線と、
前記管部材の内壁と前記配線との間の隙間を封止する封止部材と、
を備える封止構造を加工するための封止構造加工方法であって、
前記管部材のうち所定範囲の径方向外側に、前記管部材の外表面に接触するように当接部材を配置する工程と、
前記当接部材の径方向外側に、押圧部材を配置する工程と、
前記押圧部材を介して前記当接部材に押圧力を付与する工程と、
を備える。
【0010】
本開示の少なくとも一実施形態に係る封止構造加工装置は、上記課題を解決するために、
壁部を貫通する管部材と、
前記管部材の内側を通る配線と、
前記管部材の内壁と前記配線との間の隙間を封止する封止部材と、
を備える封止構造を加工するための封止構造加工装置であって、
前記管部材の外表面のうち所定範囲に対して当接可能な当接部材と、
前記管部材に当接する前記当接部材に対して径方向外側から押圧力を付与可能な押圧部材と、
を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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