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公開番号2025014327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116808
出願日2023-07-18
発明の名称車体前部構造
出願人株式会社SUBARU
代理人インフォート弁理士法人,弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類B62D 21/15 20060101AFI20250123BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】 フルラップ前面衝突時およびスモールオーバーラップ前面衝突時の何れの衝突時においてもパワーユニットルームの変形を抑制することができる車体前部構造の提供。
【解決手段】 車体前部構造は、車体2の前部に配置されるパワーユニットルームの下方に配設されるクレードル50と、車体2の前後方向に延在する一対のフロントサイドフレーム22と、パワーユニットルームの前方に設けられたラジエータサポート30と、一対のフロントサイドフレーム22の前端部の外側面とラジエータサイドフレーム32に接合された制御プレート63と、パワーユニットルームとラジエータサポート30との間に形成された車体前部空間に配置され、制御プレート63に接合され、クレードル50に固定された円弧部61の両端に形成された巻回部62を有する梁部材60と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体の前部に配置されるパワーユニットルームの下方に配設されてパワーユニットを支持するクレードルと、
前記パワーユニットルームの側部において、前記車体の前後方向に延在する一対のフロントサイドフレームと、
前記パワーユニットルームの前方に設けられ、一対の前記フロントサイドフレームの前端部がラジエータサイドフレームに接合されたラジエータサポートと、
一対の前記フロントサイドフレームの前記前端部の外側面と前記ラジエータサイドフレームに接合された制御プレートと、
前記パワーユニットルームと前記ラジエータサポートとの間に形成された車体前部空間に配置され、中央部が前記クレードルに固定された円弧部および、前記制御プレートに接合され、前記円弧部の両端に形成された巻回部を有する梁部材と、
を備えることを特徴とする車体前部構造。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記巻回部は、インボリュート曲線を描く渦巻状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
【請求項3】
前記円弧部は、一対の前記フロントサイドフレームの外側を廻り込んで配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体前部構造。
【請求項4】
前記制御プレートは、前記フロントサイドフレームと前記ラジエータサイドフレームに対して後方側にスライドできるように接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
【請求項5】
サスペンションを固定する一対のストラットタワーを有し、
前記クレードルは、前端位置が一対の前記ストラットタワーの先端位置と一致しており、一対の前記ストラットタワーに接合されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衝突時に車体前部の変形を制御する車両の車体前部構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車などの車体構造において、井桁構造であるクレードル構造を採用したものが周知である。このようなクレードル構造は、生産ラインでの組付け作業性を良くする他、車体前部に設けることにより、前面衝突時の衝突エネルギ吸収部材の役割を兼ねる。
【0003】
例えば、特許文献1には、エンジンクレードルを有する車両の前部構造である車両前端構造が開示されている。従来の車両前端構造は、衝突事象に応答して、その受力面で回動するように構成された受力構造がエンジンクレードルに取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2022-504969号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来の車両の前部構造は、クレードル構造が内燃機関のパワーユニットであるレシプロエンジンなどを迂回するように配置される。そのため、従来の車両の前部構造は、前面衝突時のエネルギ吸収部材としては限定的となり不十分になる虞がある。
【0006】
一方、電気自動車は、モータなどのパワーユニットがレシプロエンジンなどに比べて小型である。そのため、車体前部にスペースが生じ、フルラップ前面衝突時の衝撃を緩和してクラッシュストロークを十分に確保するクレードル構造が必要となる。
【0007】
しかしながら、スモールオーバーラップ前面衝突時には、車体前面の一方の側部領域に大きな衝突荷重が局所的に作用する。そのため、衝突荷重を十分に吸収することが困難となる場合がある。
【0008】
このようにスモールオーバーラップ前面衝突の場合、パワーユニットルームの変形を十分に抑制することが困難となる。その結果、電気自動車用の車体前部構造は、パワーユニットルームの変形を十分に抑制することがより困難となる。
【0009】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、フルラップ前面衝突時およびスモールオーバーラップ前面衝突時の何れの衝突時においてもパワーユニットルームの変形を抑制することができる車体前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様の車体前部構造は、車体の前部に配置されるパワーユニットルームの下方に配設されてパワーユニットを支持するクレードルと、前記パワーユニットルームの側部において、前記車体の前後方向に延在する一対のフロントサイドフレームと、前記パワーユニットルームの前方に設けられ、一対の前記フロントサイドフレームの前端部がラジエータサイドフレームに接合されたラジエータサポートと、一対の前記フロントサイドフレームの前記前端部の外側面と前記ラジエータサイドフレームに接合された制御プレートと、前記パワーユニットルームと前記ラジエータサポートとの間に形成された車体前部空間に配置され、中央部が前記クレードルに固定された円弧部および、前記制御プレートに接合され、前記円弧部の両端に形成された巻回部を有する梁部材と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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