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公開番号
2025014326
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116807
出願日
2023-07-18
発明の名称
車体前部構造
出願人
株式会社SUBARU
代理人
インフォート弁理士法人
,
弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類
B62D
25/08 20060101AFI20250123BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】フルラップ前面衝突時及びスモールラップ前面衝突時の何れの衝突時においてもパワーユニットルームの変形を抑制することができる車体前部構造を提供する。
【解決手段】車体前部構造は、モータルーム6の側部において車体2の前後方向に延在するフロントサイドフレーム22と、フロントサイドフレーム22の下方において車体2の前後方向に延在するロアサイドフレーム31と、フロントサイドフレーム22の前端部に設けられた第1のクラッシュボックス38と、ロアサイドフレーム31の前端部に設けられた第2のクラッシュボックス41と、第2のクラッシュボックスの直方向において、ロアサイドフレーム31に固定された傾斜板36と、を備え、傾斜板36は、板面の少なくとも一部をフロントサイドフレーム22の車幅方向外側の面に対向させた状態にて、ロアサイドフレーム31の上方且つ車幅方向外側に向けて傾斜している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
パワーユニットルームの側部において、車体の前後方向に延在するフロントサイドフレームと、
前記フロントサイドフレームの下方において、前記車体の前後方向に延在するロアサイドフレームと、
前記フロントサイドフレームの前端部に設けられた第1のクラッシュボックスと、
前記ロアサイドフレームの前端部に設けられた第2のクラッシュボックスと、
前記第2のクラッシュボックスの直後方において、前記ロアサイドフレームに固定された傾斜板と、を備え、
前記傾斜板は、板面の少なくとも一部を前記フロントサイドフレームの車幅方向外側の面に対向させた状態にて、前記ロアサイドフレームの上方且つ車幅方向外側に向けて傾斜していることを特徴とする車体前部構造。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記傾斜板は、三角板であり、
前記三角板の底辺部が前記ロアサイドフレームに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
【請求項3】
ラジエータを保持するためのラジエータサポートを前記パワーユニットルームの前部に備え、
前記ロアサイドフレームの前端部は、前記ラジエータサポートの下部を構成するラジエータロアフレームに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
【請求項4】
前記フロントサイドフレームの前端部及び前記傾斜板の上端部は、前記ラジエータサポートの側部を構成するラジエータサイドフレームに、ブラケットを介して接続されていることを特徴とする請求項3に記載の車体前部構造。
【請求項5】
前記ロアサイドフレームは、前記パワーユニットルーム内にパワーユニットを支持するための支持部材であり、前記フロントサイドフレームに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の前部にパワーユニットルームを備えた車両の車体前部構造に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、自動車等の車両は、車体前部にパワーユニットルームを有する。パワーユニットルームには、エンジンや電動モータ等のパワーユニットが搭載されている。このようなパワーユニットは剛体である。このため、車両の前面衝突時において、パワーユニットに衝撃を吸収させることは殆ど不可能である。パワーユニットは、前面衝突時における衝撃によって後退すると車室を変形させる。従って、パワーユニットルームは、正面衝突時の衝突荷重を、パワーユニットの手前において吸収することが好ましい。
【0003】
前面衝突時の衝突荷重を緩和するための車体前部構造として、例えば、特許文献1(特開2015-168363号公報)に開示された車体前部構造が周知である。特許文献1に開示された車体前部構造は、一対のサイドフレーム(フロントサイドフレーム)にそれぞれ連結される一対の第1のクラッシュボックスと、一対のロアメンバ(ロアサイドフレーム)にそれぞれ連結される一対の第2のクラッシュボックスと、第1のクラッシュボックスと第2のクラッシュボックスとを連結する左右一対の縦柱と、縦柱同士を連結する連結部材と、を備える。連結部材は、縦柱が車体の幅方向の外側に変位することを規制し、第2のクラッシュボックスの延在方向への支持剛性を維持する。これにより、特許文献1に開示された車体前部構造は、第1のクラッシュボックスのみならず、第2のクラッシュボックスによっても衝突荷重を効率良く吸収させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-168363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術は、スモールラップ前面衝突等におけるパワーユニットルームの変形を抑制することが困難な場合がある。例えば、スモールラップ前面衝突によって車体前面の一方の側部領域に大きな衝突荷重が局所的に作用した場合、車体の一方の側部領域に存在する第1のクラッシュボックス及び第2のクラッシュボックスだけでは衝突荷重を十分に吸収することが困難な場合がある。このような場合、パワーユニットルームの変形を十分に抑制することが困難となる。
【0006】
特に、電気自動車用のパワーユニットを搭載する車体前部構造においては、スモールラップ前面衝突時におけるパワーユニットルームの変形を抑制することがより困難となる。すなわち、電気自動車のパワーユニットは、レシプロエンジン等を用いたパワーユニットに比べて小型化することが容易である。パワーユニットが小型化されると、パワーユニットを支持するためのロアサイドフレームがフロントサイドフレームよりも車幅方向内側に配置される。このため、第2のクラッシュボックスは、第1のクラッシュボックスよりも車幅方向の内側に配置されることとなる。このように配置された第2のクラッシュボックスは、スモールラップ前面衝突時の衝突荷重を十分に吸収することが困難となる。その結果、電気自動車用の車体前部構造は、パワーユニットルームの変形を十分に抑制することがより困難となる。
【0007】
本発明は、フルラップ前面衝突時及びスモールラップ前面衝突時の何れの衝突時においてもパワーユニットルームの変形を抑制することができる車体前部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様による車体前部構造は、パワーユニットルームの側部において、車体の前後方向に延在するフロントサイドフレームと、前記フロントサイドフレームの下方において、前記車体の前後方向に延在するロアサイドフレームと、前記フロントサイドフレームの前端部に設けられた第1のクラッシュボックスと、前記ロアサイドフレームの前端部に設けられた第2のクラッシュボックスと、前記第2のクラッシュボックスの直後方において、前記ロアサイドフレームに固定された傾斜板と、を備え、前記傾斜板は、板面の少なくとも一部を前記フロントサイドフレームの車幅方向外側の面に対向させた状態にて、前記ロアサイドフレームの上方且つ車幅方向外側に向けて傾斜している。
【発明の効果】
【0009】
本発明の車体前部構造によれば、フルラップ前面衝突時及びスモールラップ前面衝突時の何れの衝突時においてもパワーユニットルームの変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電気自動車の車体前部構造の要部を示す側面図
電気自動車の車体前部構造の要部を示す平面図
電気自動車の車体前部構造の要部を示す正面図
電気自動車の車体前部構造の要部を示す斜視図
バンパビームを取り外した電気自動車の要部を示す斜視図
電気自動車の車体前部構造の要部を示す分解斜視図
フルラップ前面衝突時の初期における車体前部構造の挙動を示す側面図
フルラップ前面衝突時の中盤における車体前部構造の挙動を示す側面図
フルラップ前面衝突時の終盤における車体前部構造の挙動を示す側面図
スモールラップ前面衝突時の初期における車体構造の挙動を示す側面図
スモールラップ前面衝突時の初期における車体構造の挙動を示す平面図
スモールラップ前面衝突時の中盤における車体構造の挙動を示す側面図
スモールラップ前面衝突時の中盤における車体構造の挙動を示す平面図
スモールラップ前面衝突時の終盤における車体構造の挙動を示す側面図
スモールラップ前面衝突時の終盤における車体構造の挙動を示す平面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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