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公開番号2025013611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024195767,2020174454
出願日2024-11-08,2020-10-16
発明の名称エレベータ設備
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人,個人
主分類B66B 13/14 20060101AFI20250117BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】エレベータの利用による病原体の感染を抑制して安心安全を確保する。
【解決手段】エレベータ設備は、かご12の移動と停止、並びに内扉14及び外扉16の開放と閉鎖を含む制御を行う制御盤15を備え、制御盤15は、エレベータのかご12が建物の各階乗場18-1~18-nの何れかに移動停止して待機状態にある場合に、内扉14及び外扉16を開放状態に保つ第1扉制御と、所定容積分のかご12内の空気を換気するまでのあいだ、内扉14及び外扉16を開放状態に保つ第2扉制御とを有し、第1扉制御と第2扉制御を、予め設定したタイムスケジュールに従って行い、換気装置20による換気により、かご12内の空気中に滞留している病原体を含む飛沫核等を効率良く排出し、次の利用者に対する感染を抑制防止する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物の各階乗場の何れかに移動停止して乗降を可能とするかごと、
前記かごの出入口に設けられ、前記各階乗場の何れかに移動停止した場合に開放される内扉と、
前記各階乗場に設けられ、前記かごが移動停止した場合に前記内扉と連動して開放される外扉と、
前記かごに設けられた換気装置と、
前記かごの移動と停止、並びに前記内扉及び前記外扉の開放と閉鎖を含む制御を行う処理手段と、
を備え、
前記処理手段は、
前記かごが前記各階乗場の何れかに移動停止して待機状態にある場合に、前記内扉及び前記外扉を開放状態に保つ第1扉制御と、
所定容積分の前記かご内の空気を換気するまでのあいだ、前記内扉及び前記外扉を開放状態に保つ第2扉制御と、
を有し、
前記第1扉制御と前記第2扉制御を、予め設定したタイムスケジュールに従って行うことを特徴とするエレベータ設備。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
請求項1記載のエレベータ設備であって、
前記タイムスケジュールは、昼間は第1扉制御とし、夜間は第2扉制御とすることを特徴とするエレベータ設備。
【請求項3】
請求項1記載のエレベータ設備であって、
前記タイムスケジュールは、平日は第1扉制御とし、休日は第2扉制御とすることを特徴とするエレベータ設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、病原体の感染を抑制防止する対策が施されたエレベータ設備に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ウィルスや細菌等の病原体による各種感染症の感染原因には、第1に接触感染があり、第2に飛沫感染があることが知られている。
【0003】
接触感染とは、例えば感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れて病原体が付き、別の人がその物に触って病原体が手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染することをいう。主な感染場所としては、例えば電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなどがある。
【0004】
また、飛沫感染とは、例えば感染者のくしゃみや咳、つばなどの病原体含む飛沫が放出され、別の人がそれを口や鼻から吸い込み感染することをいう。主な感染場所としては、例えば、学校や劇場、満員電車などの人が多く集まる場所などがある。
【0005】
このようなウィルスや細菌等の病原体を原因とする各種感染症への感染を予防するため、例えばマスクの着用、人と人との距離の確保、手洗い等による手指衛生、手が触れる物品等の除菌、消毒が推奨されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-151475号公報
特開2017-121984号公報
特開2020-092968号公報
特開2006-137537号公報
国際公開第2020/188798号
特開2010-163231号公報
特開2011-001181号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、飛沫感染が発生する場所として、エレベータのかご内での感染が問題となっている。エレベータ内は換気が悪く、感染者が乗った場合には、感染者の咳やくしゃみ等による飛沫感染以外に、飛沫が乾燥した軽くなった病原体を含む飛沫核等がエレベータ内の空気中に浮遊したままとなり、感染のリスクが高いという問題がある。飛沫とは、水分を含んだ直径5マイクロメートル以上の粒子であり、飛沫核とは、飛沫が乾燥して小さくなった5マイクロメートル以下の粒子のことである。
【0008】
本発明は、空気中を浮遊する病原体を含む飛沫核等による感染を抑制防止して安心安全を確保するエレベータ設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(エレベータ設備)
本発明は、エレベータ設備であって、
建物の各階乗場の何れかに移動停止して乗降を可能とするかごと、
かごの出入口に設けられ、各階乗場の何れかに移動停止した場合に開放される内扉と、
各階乗場に設けられ、かごが移動停止した場合に内扉と連動して開放される外扉と、
かごに設けられた換気装置と、
かごの移動と停止、並びに内扉及び外扉の開放と閉鎖を含む制御を行う処理手段と、
を備え、
処理手段は、
かごが各階乗場の何れかに移動停止して待機状態にある場合に、内扉及び外扉を開放状態に保つ第1扉制御と、
所定容積分のかご内の空気を換気するまでのあいだ、内扉及び外扉を開放状態に保つ第2扉制御と、
を有し、
第1扉制御と第2扉制御を、予め設定したタイムスケジュールに従って行うことを特徴とする。
【0010】
ここで、待機状態とは、かごが乗場に停止した後に、乗場の乗場釦又はかご内の目的階釦が操作されて、かごが移動を開始する前までの状態を意味し、自動運転時に制御盤からの指示で、かごが移動を開始する前までの状態を含む概念である。
(【0011】以降は省略されています)

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