TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025013513
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024194079,2023040313
出願日
2024-11-06,2019-05-21
発明の名称
APOL1発現のモジュレーター
出願人
アイオニス・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド
,
IONIS PHARMACEUTICALS,INC.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
15/113 20100101AFI20250117BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】APOL1に関連する疾患の治療、予防、又は改善。
【解決手段】本実施形態は、APOL1に関連する疾患の治療、予防、又は改善に有用であり得る、APOL1発現の阻害に有用な方法、化合物、及び組成物を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
配列番号13~1941の核酸塩基配列のいずれかの少なくとも8、少なくとも9、少なくとも10、少なくとも11又は少なくとも12個の連続核酸塩基を含む核酸塩基配列を有する、8~80個の結合ヌクレオシド長である修飾オリゴヌクレオチドを含む化合物。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
8~80個のヌクレオシド長であり、配列番号13~1941の核酸塩基配列のいずれか1つを含む核酸塩基配列を有する修飾オリゴヌクレオチドを含む化合物。
【請求項3】
配列番号13~1941のいずれか1つからなる核酸塩基配列を有する修飾オリゴヌクレオチドを含む化合物。
【請求項4】
配列番号2の核酸塩基配列を有するAPOL1核酸の核酸塩基5849~5907、5853~5869、5855~5873、8145~8180、8168~8216、8306~8321、8320~8338、8723~8847、8743~8760、8829~8847、8755~8840、14342~14390、及び14342~14370の等しい長さの一部と相補的な少なくとも8個の連続核酸塩基の一部を含む核酸塩基配列を有する、8~80個の結合ヌクレオシド長の修飾オリゴヌクレオチドを含む化合物であって、前記修飾オリゴヌクレオチドの前記核酸塩基配列は、配列番号2と相補的である、化合物。
【請求項5】
配列番号2のヌクレオシド5854~5869、5855~5870、8164~8179、8306~8321、8321~8336、8744~8759、8829~8844、又は14342~14357内の相補的な8~80個の結合ヌクレオシド長である修飾オリゴヌクレオチドを含む化合物。
【請求項6】
配列番号1164、13、76、81、1095、1326、1730、及び1925のいずれか1つからなる核酸塩基配列を有する修飾オリゴヌクレオチドを含む化合物。
【請求項7】
配列番号1164、13、76、81、1095、1326、1730、及び1925のいずれか1つを含む核酸塩基配列を有する、8~80個の結合ヌクレオシド長である修飾オリゴヌクレオチドを含む化合物。
【請求項8】
前記オリゴヌクレオチドは、配列番号1に少なくとも80%、85%、90%、95%、又は100%相補的である、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
前記修飾オリゴヌクレオチドは、少なくとも1個の修飾ヌクレオシド間結合、少なくとも1個の修飾糖、及び少なくとも1個の修飾核酸塩基から選択される少なくとも1個の修飾を含む、請求項1~8に記載の化合物。
【請求項10】
前記修飾ヌクレオシド間結合は、ホスホロチオエートヌクレオシド間結合である、請求項9に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
配列表
本出願は、電子形式の配列表とともに出願されている。配列表は、2019年5月20日に作成された465kbサイズの200779-WO-PCT-SeqListingUpdated.txtという名称のファイルとして提供される。配列表の電子形式の情報は、参照により全体として本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,800 文字)
【0002】
本実施形態は、APOL1に関連する疾患の治療、予防、又は改善に有用であり得る、APOL1(アポリポタンパク質L、1)発現の阻害、及び特定の例において細胞又は動物中のAPOL1タンパク質の量の低減に有用な方法、化合物、及び組成物を提供する。
【背景技術】
【0003】
末期腎疾患(ESKD)は、米国において50万人超の個体を冒している。米国において、アフリカ系祖先の個体がESKDを発症する見込みは、他の民族祖先の患者の間で観察されるものの約2倍である(非特許文献1;非特許文献2)。大多数の腎疾患のための規定の治療法は存在しない。抗高血圧及び抗炎症治療は、一部のタイプの慢性腎疾患(CKD)についての一部の患者において進行を減速させ、症状を低減させることが見出されているが、それらは疾患寛解ももたらさず、疾患進行を完全に停止させることもない。
【0004】
近年のデータは、アフリカ系祖先の患者の間のAPOL1の最後のエクソン中の2つの一般的なバリアント(G1及びG2)及びCKDの発症リスク増加の関連を示唆している(非特許文献3;非特許文献4;非特許文献5;非特許文献6;非特許文献7)。2013年の研究において、APOL1中のG1及びG2リスクバリアントは、糖尿病状態にかかわらず、他の民族祖先群と比較してアフリカ系祖先の患者において観察されるESKDの高い割合及びCKDの進行に関連付けられた(非特許文献8)。アフリカ系祖先の対象の約50%がAPOL1中の1個のリスクアレルを担持する一方、アフリカ系祖先の対象の約13%(約500万人の個体)がAPOL1中の2つのリスクアレルを担持し、そのかなりの割合がAPOL1関連CKDを発症する。2つのAPOL1リスクアレルを有するアフリカ系祖先の対象における研究は、多くの形態の腎疾患、例として、限定されるものではないが、巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)(OR=10.5)、高血圧に起因するESKD(OR=7.3)、HIV関連腎症(HIVAN)(OR=29)、鎌状赤血球腎症(OR=3.4)及び膜性ループス腎症(OR=5.4)の発症についての増加したオッズ比を実証している(非特許文献5;非特許文献6;非特許文献7)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
McClellan W.et al.Am.J.Kidney Dis.1988.12:285-290
Cowie CC.et al.N.Engl.J.Med.1989.321:1074-1079
Kao WH et al.Nat.Genet.2008.40:1185-1192
Lipkowitz MS et al.Kidney Int.2013.83:114-120
Genovese G.et al.Science.2010.329:841-845
Tzur et al.Hum Genet.2010
Kopp et al.J Am Soc Nephrol.2011
Parsa A et al.N.Engl.J.Med.2013.369:2183-2196
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に提供される特定の実施形態は、APOL1 mRNAの量又は活性を低減させるため、及び特定実施形態において、細胞又は動物中のAPOL1タンパク質の量を低減させるための化合物及び方法である。特定の実施形態において、動物は、APOL1関連腎症、例として、例えば、HIV関連腎症、巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)、虚脱性腎症(collapsing nephropathy)、鎌状赤血球腎症、動脈腎硬化症(arterionephro-sclerosis)、ループス腎炎、高血圧関連腎症、及び他の形態のAPOL1関連タンパク質尿疾患を有する。特定の実施形態において、疾患は、巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)である。特定の実施形態において、疾患は、CKDである。特定の実施形態において、疾患は、動脈腎硬化症である。特定の実施形態において、疾患は、ループス腎炎である。特定の実施形態において、疾患は、高血圧に起因するCKDである。特定の実施形態において、疾患は、末期腎疾患(ESRD)である。特定の実施形態において、疾患は、HIV関連腎症である。特定の実施形態において、疾患は、鎌状赤血球腎症である。特定の実施形態において、疾患は、膜性ループス腎症である。
【0007】
本明細書に提供される特定の実施形態は、APOL1関連タンパク質尿の治療、予防、改善又はその進行の減速に有用であり得る、APOL1発現の阻害に有用な強力で忍容可能な化合物及び組成物を対象とする。本明細書に提供される特定の実施形態は、公的に開示されている化合物よりも強力であるか、又は大きい治療価値を有する化合物及び組成物を対象とする。
【発明を実施するための形態】
【0008】
上記の概要及び以下の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものにすぎず、特許請求される実施形態を限定するものではないことを理解すべきである。本明細書において、単数形の使用は、別途具体的に記述されない限り、複数形を含む。本明細書において使用される「又は」の使用は、別途記述されない限り、「及び/又は」を意味する。さらに、用語「含んでいる」並びに他の形態、例えば「含む」及び「含まれる」の使用は限定的ではない。
【0009】
本明細書において使用されるセクションの見出しは、構成目的のものにすぎず、記載される主題を限定するものと解釈すべきではない。本出願において引用される全ての文献又は文献の一部、例として、限定されるものではないが、特許、特許出願、論説、書籍、論文、並びにGenBank及びNCBIリファレンス配列記録は、参照により、本明細書において考察される文献の一部について及び全体として本明細書に明示的に組み込まれる。
【0010】
本明細書に収載される実施例におけるそれぞれの配列番号に記載される配列は、糖部分、ヌクレオシド間結合、又は核酸塩基へのいかなる修飾からも独立していることが理解される。したがって、配列番号により定義される化合物は、独立して、糖部分、ヌクレオシド間結合、又は核酸塩基への1個以上の修飾を含み得る。ION/ISIS番号により記載される化合物は、核酸塩基配列、化学修飾、及びモチーフの組合せを示す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
酒類
1か月前
株式会社オシキリ
発酵検査装置
1か月前
個人
セルロース性物質の製造方法
14日前
松谷化学工業株式会社
澱粉分解物の製造方法
1か月前
株式会社GSP研究所
miRNA検出方法
25日前
東ソー株式会社
ポリマーコートビーズの製造方法
1か月前
インヒブルクス バイオサイエンシズ インコーポレイテッド
CLEC12a結合性ポリペプチド及びその使用
2か月前
株式会社写真化学
菌体観察装置
2か月前
豊田合成株式会社
細胞培養膜及び細胞培養方法
2か月前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
17日前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
17日前
本田技研工業株式会社
培養システム
2か月前
アサヒビール株式会社
容器詰麦芽発酵飲料
11日前
学校法人君が淵学園
核酸の部位特異的アシル修飾剤
13日前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルスのスクリーニング方法
1か月前
株式会社エムスタイル
微生物群の賦活化方法
25日前
住友化学株式会社
積層体
2か月前
国立大学法人東京海洋大学
ウイルス不活化用組成物
2か月前
株式会社渡辺オイスター研究所
脂肪細胞の成長抑制剤
1か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
10日前
三井化学株式会社
培養容器
1か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
10日前
ヤマサ醤油株式会社
アルギニン非分解性乳酸菌株の取得方法
3日前
サムコ株式会社
ポアデバイス
14日前
日本バイリーン株式会社
細胞培養基材、および、その製造方法
3か月前
学校法人近畿大学
好気性微生物の培養方法および培養器
10日前
住友化学株式会社
細胞チップ
2か月前
花王株式会社
抗アミラーゼ抗体
2か月前
国立大学法人富山大学
T細胞受容体およびその利用
14日前
株式会社豊田中央研究所
環境核酸モニタリング方法
10日前
旭化成ファーマ株式会社
ジアホラーゼ
2か月前
三浦工業株式会社
試料液に含まれる微生物の生体の抽出方法
14日前
ウシオ電機株式会社
培養容器
2か月前
ZACROS株式会社
培養装置、及び培養装置積層体
1か月前
公立大学法人宮城大学
D-セリンの製造方法
1か月前
雪印メグミルク株式会社
D-セリン濃度低減用組成物
1か月前
続きを見る
他の特許を見る