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公開番号
2025003225
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103773
出願日
2023-06-23
発明の名称
微生物群の賦活化方法
出願人
株式会社エムスタイル
代理人
個人
,
個人
主分類
C12N
1/20 20060101AFI20241226BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】 天然物由来の資材を活用し、微生物群の賦活化効率を改善させうる微生物群の賦活化方法を提供すること。
【解決手段】 家畜糞、木材、及び/若しくは、有機残渣、並びに/又は、土壌(以下、「有機物等」という。)を利用する。二種以上の微生物よりなる生物群を、粒状のA材1と液状のB材2とに担持させ、A材には担持させた微生物群の代謝産生により生じさせた腐植を予め含む。A材と有機物等とを重ねて有機物等3の層の中にA材を含むB材のトラップ層4を形成し、A材と有機物等とを重ねた上からB材を適宜添加して、トラップ層のA材にB材中の微生物群を供給し、有機物等中で微生物群を賦活化させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
家畜糞、木材、及び/若しくは、有機残渣、並びに/又は、土壌(以下、「有機物等」という。)を利用した微生物群の賦活化方法であって、二種以上の微生物よりなる生物群を、粒状のA材1と液状のB材2とに担持させ、前記A材には担持させた前記微生物群の代謝産生により生じさせた腐植を予め含み、前記A材と前記有機物等とを重ねて前記有機物等の層の中に前記A材を含む前記B材のトラップ層を形成し、前記A材と前記有機物等とを重ねた上から前記B材を適宜添加して、前記トラップ層の前記A材に前記B材中の微生物群を供給し、前記有機物等中で微生物群を賦活化させる微生物群の賦活化方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、微生物群の賦活化方法に関する。さらに詳しくは、家畜糞、木材、及び/若しくは、有機残渣、並びに/又は、土壌(以下、「有機物等」という。)を利用した微生物群の賦活化方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
土壌中の微生物とその働きについては、非特許文献1に示されており、特許文献1に示すSOFIX微生物群の賦活化方法では、本文献に記載の2億個/g(土)以上の微生物数が判定基準で、良い畑のケースが6~8億個/g、良い水田のケースが4.5億個/gとされている。
【0003】
土壌中で微生物を担持させ、活性化する方法としては、たとえば、特許文献2のように発泡させたガラス素材を用い、特許文献3のようにゼオライトを用いたものが知られている。しかし、発泡ガラスやゼオライトでは微生物の代謝サイクルを支えるエネルギー供給ができないために微生物の増殖や活性の維持が困難である。微生物の増殖や活性を維持するためには、上記有機物等のような天然物以外の別資材が必要で、微生物群の賦活化効率の点で改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許5578525号
特開2001-335391号公報
特開2012-44904号公報
【非特許文献】
【0005】
「土壌中の微生物とその働き(2)」農業土木学会誌 59巻第5号(1991年)、木村眞人著
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、天然物由来の資材を活用し、微生物群の賦活化効率を改善させうる微生物群の賦活化方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る微生物群の賦活化方法の特徴は、家畜糞、木材、及び/若しくは、有機残渣、並びに/又は、土壌(以下、「有機物等」という。)を利用した方法であって、二種以上の微生物よりなる生物群を、粒状のA材1と液状のB材2とに担持させ、前記A材には担持させた前記微生物群の代謝産生により生じさせた腐植を予め含み、前記A材と前記有機物等とを重ねて前記有機物等の層の中に前記A材を含む前記B材のトラップ層を形成し、前記A材と前記有機物等とを重ねた上から前記B材を適宜添加して、前記トラップ層の前記A材に前記B材中の微生物群を供給し、前記有機物等中で微生物群を賦活化させることにある。
【発明の効果】
【0008】
上記本発明に係る微生物群の賦活化方法の特徴によれば、天然物由来の資材を活用し、微生物群の賦活化効率を改善させうるに至った。
【0009】
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の基本構成を示すA,B材利用の概念図である。
土壌腐植物質の生成過程を示す概念図である。
腐植の機能を示す概念図である(hanagokoro.co.jp より引用)。
団粒構造を示す概念図である(施設園芸.com より引用)。
腐植物質の一例を示す化学構造式である。
腐植物質の構成を示す図である。
B材をトラップ層A材に添加後、60日後にサンプリングし、デジタル顕微鏡を用いて写真撮影(倍率1,200倍)した写真であって、特徴的なメッシュ構造を示す。
図7aの部分拡大写真である。
トラップ層A材を用いずにB材のみを添加した圃場や、ゼオライトを用いた圃場における図7a相当の写真であって、特徴的なメッシュ構造が形成されていないことを示す。
図8aの部分拡大写真である。
ミクロ団粒が結合を繰り返して肥大化し、保水性・通気性・排水性をもつマクロ団粒となっている状態の観察像を示す写真である。
図9aの部分拡大写真である。
【発明を実施するための形態】
【発明を実施するための形態】
発明の内容
(【0011】以降は省略されています)
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