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公開番号
2024170190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023087216
出願日
2023-05-26
発明の名称
培養装置、及び培養装置積層体
出願人
ZACROS株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20241129BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】密封された状態で効率良く培養することができる培養装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の一態様に係る培養装置は、培養袋と、前記培養袋を収容する培養袋収容部を有する培養袋支持体と、前記培養袋収容部に収容された前記培養袋を押圧して前記培養袋収容部と共に前記培養袋の内部空間を分割する仕切り部材を有し、前記培養袋支持体に対し着脱可能な蓋部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
培養袋と、
前記培養袋を収容する培養袋収容部を有する培養袋支持体と、
前記培養袋収容部に収容された前記培養袋を押圧して前記培養袋収容部と共に前記培養袋の内部空間を分割する仕切り部材を有し、前記培養袋支持体に対し着脱可能な蓋部とを備えたことを特徴とする培養装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記蓋部には、前記仕切り部材を挿通可能なスリットが、複数設けられている請求項1に記載の培養装置。
【請求項3】
前記蓋部は、外部から前記培養袋収容部の内部の少なくとも一部を視認可能な窓部を有し、
前記複数のスリットは、前記窓部に設けられている請求項2に記載の培養装置。
【請求項4】
前記仕切り部材は、前記複数のスリットに対応して複数設けられ、
複数の前記仕切り部材のうち、一部の前記仕切り部材を作動させる請求項3に記載の培養装置。
【請求項5】
前記仕切り部材は、前記培養袋の面に平行な一方向における前記培養袋の全部又は一部を押圧する請求項4に記載の培養装置。
【請求項6】
前記仕切り部材は、前記培養袋の面に垂直な方向において、前記培養袋の内部空間を完全に又は不完全に仕切る請求項5に記載の培養装置。
【請求項7】
前記仕切り部材は、前記培養袋の面に垂直な方向に移動可能である請求項6に記載の培養装置。
【請求項8】
前記仕切り部材は、前記蓋部に対して着脱可能である請求項7に記載の培養装置。
【請求項9】
前記培養袋は、液体又は気体を導入又は排出する少なくとも1つの開口部を有する請求項8に記載の培養装置。
【請求項10】
前記培養袋は、端部に設けられた係合穴を有し、
前記培養袋支持体は、前記係合穴と係合する固定具を有する請求項9に記載の培養装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、培養装置、及び培養装置積層体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、細胞、微生物等を閉鎖系で培養する培養装置が知られている。細胞培養技術の発達に伴い、細胞等を効率良く培養することが求められており、様々な培養装置が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、細胞培養バッグと、培養バッグ中の培養液の流通を阻止するための阻止部材とからなる細胞培養用具が開示されている。特許文献1の細胞培養用具は、阻止部材を用いて培養領域を仕切り、阻止部材で仕切られた培養領域内で細胞を培養して増殖させた後、阻止部材を開放して培養領域を拡張することができる。このような細胞培養用具を用いることで、培養当初からその終了時まで同一の培養バッグ内で培養を続けて行うことができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-125848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の培養装置では、培養袋を水平にした状態で使用する場合を想定したものが多く、例えば、上澄み液と沈降層を分液する操作を伴う場合、培養袋を直立させ固定するための操作が必要となる。また、培養袋を直立させた状態においては、培養袋の所望の位置に仕切り部材を取り付けることが困難となる。よって、従来の培養装置では、培養の効率が低下する場合がある。
【0006】
上記の点に鑑みて、本発明の一態様は、密封された状態で効率良く培養することができる培養装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る培養装置は、培養袋と、前記培養袋を収容する培養袋収容部を有する培養袋支持体と、前記培養袋収容部に収容された前記培養袋を押圧して前記培養袋収容部と共に前記培養袋の内部空間を分割する仕切り部材を有し、前記培養袋支持体に対し着脱可能な蓋部とを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様に係る培養装置によれば、密封された状態で効率良く培養することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態による培養装置の斜視図である。
一実施形態による培養装置の分解斜視図である。
仕切り部材の作動の一例を説明する図1のI-I断面図である。
仕切り部材の作動の他の例を説明する図1のI-I断面図である。
培養袋における押圧箇所の一例を示す図である。
培養袋における押圧箇所の第1変形例を示す図である。
第1変形例の仕切り部材を示す図1のII-II断面図である。
培養袋における押圧箇所の第2変形例を示す図である。
培養袋における押圧箇所の第3変形例を示す図である。
第2変形例の仕切り部材を示す図1のI-I断面を示す図である。
一実施形態による培養装置積層体の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号を付して、重複する説明は省略する場合がある。本明細書では、3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の3次元直交座標系を用い、培養袋2の面S1に垂直な方向をZ軸方向とし、培養袋2の面S1に平行な面において、互いに直交する2つの方向のうち一方をX軸方向とし、他方をY軸方向とする。また、本明細書において、蓋部5側を上、培養袋支持体3側を下とする場合があるが、培養装置1の使用時の姿勢を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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