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公開番号
2025025400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130133
出願日
2023-08-09
発明の名称
褐藻の冷凍保存方法
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C12N
5/00 20060101AFI20250214BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】本発明は、コンブ目に属する褐藻の新規な冷凍保存技術の提供を課題とする。
【解決手段】本発明は、褐藻の冷凍保存方法であって、前記冷凍保存方法が、容器に所定の褐藻及び所定の保存溶液を入れ、前記褐藻を前記保存溶液に浸漬させる浸漬工程と、前記浸漬工程後、前記容器を、-0.2℃/分以上-2℃/分以下の速度で冷却する、緩速冷却工程と、前記緩速冷却工程後、前記容器を液体窒素に浸漬する、急速冷却工程と、を含む方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
褐藻の冷凍保存方法であって、
前記冷凍保存方法が、
容器に褐藻及び保存溶液を入れ、前記褐藻を前記保存溶液に浸漬させる浸漬工程と、
前記浸漬工程後、前記容器を、-0.2℃/分以上-2℃/分以下の速度で冷却する、緩速冷却工程と、
前記緩速冷却工程後、前記容器を液体窒素に浸漬する、急速冷却工程と、を含み、
前記褐藻が、コンブ目に属する褐藻であり、
前記保存溶液が、2種類以上の糖類を含み、
前記糖類が、エチレングリセロール、スクロース、及びトレハロースからなる群から選択される1以上と、グリセロールと、からなる、
冷凍保存方法。
続きを表示(約 71 文字)
【請求項2】
前記糖類の総量が、前記保存溶液に対して、10v/v%以上40v/v%以下である、請求項1に記載の冷凍保存方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、褐藻の冷凍保存方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
各種細胞や組織等を用いた研究を継続的に実施するに際し、これらが本来有する性質等を損なわずに冷凍保存する技術は極めて重要である。
藻類の研究においても同様であり、二段階冷却方法等の各種冷凍保存方法が知られている(例えば、非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
桑野和可、2002年、「藻類の凍結保存」、堀輝三・大野正夫・堀口健雄編「21世紀初頭の藻学の現況」、日本藻類学会、山形、108~111頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、藻類の冷凍保存技術は充分に確立しているとはいえず、保存後の解凍時における藻類の生存率等において課題がある。
そこで、本発明者らは、藻類の種類に応じて適切な冷凍保存条件が異なり得ることを見出し、特に、コンブ目に属する褐藻の冷凍保存技術の確立に着目した。
【0005】
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、コンブ目に属する褐藻の新規な冷凍保存技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、二段階冷却方法と、所定の保存溶液とを組み合わせることで、コンブ目に属する褐藻の解凍後生存率を向上できるいう新規な知見を見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
【0007】
(1) 褐藻の冷凍保存方法であって、
前記冷凍保存方法が、
容器に褐藻及び保存溶液を入れ、前記褐藻を前記保存溶液に浸漬させる浸漬工程と、
前記浸漬工程後、前記容器を、-0.2℃/分以上-2℃/分以下の速度で冷却する、緩速冷却工程と、
前記緩速冷却工程後、前記容器を液体窒素に浸漬する、急速冷却工程と、を含み、
前記褐藻が、コンブ目に属する褐藻であり、
前記保存溶液が、2種類以上の糖類を含み、
前記糖類が、エチレングリセロール、スクロース、及びトレハロースからなる群から選択される1以上と、グリセロールと、からなる、
冷凍保存方法。
【0008】
(2) 前記糖類の総量が、前記保存溶液に対して、10v/v%以上40v/v%以下である、(1)に記載の冷凍保存方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コンブ目に属する褐藻の新規な冷凍保存技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一態様に係る冷凍保存方法のフローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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