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公開番号
2025016870
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023119635
出願日
2023-07-24
発明の名称
茶風味アルコール飲料
出願人
サッポロビール株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C12G
3/04 20190101AFI20250129BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】刺激的酸味が低減し、且つ後味のミルキーさが付与または向上した茶風味アルコール飲料を提供する。
【解決手段】マルトールを0.01mg/L以上およびネロリドールを0.01mg/L以上含有する茶風味アルコール飲料とすることにより、前記課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
マルトールを0.01mg/L以上およびネロリドールを0.01mg/L以上含有する、茶風味アルコール飲料。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
さらに1-ヘキサノールを0.01mg/L以上含有する、請求項1に記載の茶風味アルコール飲料。
【請求項3】
アルコール度数が3v/v%以上25v/v%以下である、請求項1または2に記載の茶風味アルコール飲料。
【請求項4】
エキス分が4.0w/v%以上30.0w/v%以下である、請求項1または2に記載の茶風味アルコール飲料。
【請求項5】
茶粉末を含む原料を用いた茶風味アルコール飲料である、請求項1または2に記載の茶風味アルコール飲料。
【請求項6】
酸度が0.01g/100ml以上0.30g/100ml以下である、請求項1または2に記載の茶風味アルコール飲料。
【請求項7】
前記マルトールの含有量が0.09mg/L以上である、請求項1または2に記載の茶風味アルコール飲料。
【請求項8】
前記ネロリドールの含有量が0.03mg/L以上である、請求項1または2に記載の茶風味アルコール飲料。
【請求項9】
マルトールを0.01mg/L以上含有させる工程と、ネロリドールを0.01mg/L以上含有させる工程と、を備える、茶風味アルコール飲料の製造方法。
【請求項10】
茶風味アルコール飲料において、マルトールの含有量を0.01mg/L以上とし、さらにネロリドールの含有量を0.01mg/L以上とすることを特徴とする、茶風味アルコール飲料の刺激的酸味を低減し、且つ後味のミルキーさを付与または向上する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、茶風味アルコール飲料、その製造方法等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
緑茶(煎茶、抹茶など)や他の茶類(ウーロン茶、紅茶など)の風味を有する茶風味アルコール飲料は、食事との相性の良さなどの理由から需要が高いアルコール飲料の1つである。そして、この茶風味アルコール飲料においても、他の風味のアルコール飲料と同様に、その香味等を改善する技術の開発が行われている。
【0003】
例えば特許文献1には、茶葉抽出液と、連続式蒸留焼酎、スピリッツ及び原料用アルコールからなる群より選択される少なくとも一の酒類とを原料として含み、カプロン酸エチル濃度が5μg/l以上である、アルコール刺激感が抑制された茶テイストアルコール飲料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-171023号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、消費者の多様な嗜好などに対応するために、茶風味アルコール飲料の香味等についてはさらなる改善の余地がある。特に、刺激的酸味を低減する点や、後味のミルキーさを付与または向上する点などにおいて改善の余地がある。
【0006】
そこで本発明は、刺激的酸味が低減し、且つ後味のミルキーさが付与または向上した茶風味アルコール飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明者は鋭意検討し、香気成分であるマルトールおよびネロリドールが茶風味アルコール飲料の香味等に影響を与えることを明らかにした。そしてこの知見から、マルトールを0.01mg/L以上およびネロリドールを0.01mg/L以上含有する茶風味アルコール飲料とすることにより、刺激的酸味が低減され、且つ後味のミルキーさが付与または向上されたものとなることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は次の<1>~<10>である。
<1>マルトールを0.01mg/L以上およびネロリドールを0.01mg/L以上含有する、茶風味アルコール飲料。
<2>さらに1-ヘキサノールを0.01mg/L以上含有する、<1>に記載の茶風味アルコール飲料。
<3>アルコール度数が3v/v%以上25v/v%以下である、<1>または<2>に記載の茶風味アルコール飲料。
<4>エキス分が4.0w/v%以上30.0w/v%以下である、<1>~<3>のいずれか1つに記載の茶風味アルコール飲料。
<5>茶粉末を含む原料を用いた茶風味アルコール飲料である、<1>~<4>のいずれか1つに記載の茶風味アルコール飲料。
<6>酸度が0.01g/100ml以上0.30g/100ml以下である、<1>~<5>のいずれか1つに記載の茶風味アルコール飲料。
<7>前記マルトールの含有量が0.09mg/L以上である、<1>~<6>のいずれか1つに記載の茶風味アルコール飲料。
<8>前記ネロリドールの含有量が0.03mg/L以上である、<1>~<7>のいずれか1つに記載の茶風味アルコール飲料。
<9>マルトールを0.01mg/L以上含有させる工程と、ネロリドールを0.01mg/L以上含有させる工程と、を備える、茶風味アルコール飲料の製造方法。
<10>茶風味アルコール飲料において、マルトールの含有量を0.01mg/L以上とし、さらにネロリドールの含有量を0.01mg/L以上とすることを特徴とする、茶風味アルコール飲料の刺激的酸味を低減し、且つ後味のミルキーさを付与または向上する方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、刺激的酸味が低減し、且つ後味のミルキーさが付与または向上した茶風味アルコール飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明について説明する。
本発明は、マルトールを0.01mg/L以上およびネロリドールを0.01mg/L以上含有する茶風味アルコール飲料(以下においては「本発明に係る茶風味アルコール飲料」という場合もある)、ならびに、マルトールを0.01mg/L以上含有させる工程と、ネロリドールを0.01mg/L以上含有させる工程と、を備える茶風味アルコール飲料の製造方法(以下においては「本発明に係る茶風味アルコール飲料の製造方法」という場合もある)である。
(【0011】以降は省略されています)
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