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公開番号2024171033
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087880
出願日2023-05-29
発明の名称培養容器
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類C12M 3/00 20060101AFI20241204BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】培養液を移動させる作業を効率よく行える培養容器を提供する。
【解決手段】培養容器は、支持部材の収容部に収容された状態で使用される培養容器であって、上端部に互いに対向する第一切欠部及び第二切欠部を有する筒状の本体部と、本体部の上端部に対向配置され、培養容器を支持部材に支持する第一支持部及び第二支持部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
支持部材の収容部に収容された状態で使用される培養容器であって、
上端部に互いに対向する第一切欠部及び第二切欠部を有する筒状の本体部と、
前記本体部の上端部に対向配置され、前記培養容器を前記支持部材に支持する第一支持部及び第二支持部と、を備える、
培養容器。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記第一支持部及び前記第二支持部は、前記第一切欠部と第二切欠部との間に設けられている、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項3】
前記第一支持部と前記第二支持部とは、前記上端部から互いに反対方向に延在する鍔状である、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項4】
前記第一支持部及び前記第二支持部の基端部の幅は、前記上端部の内径より大きく、前記上端部の外径よりも小さい、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項5】
前記上端部において前記第一支持部及び前記第二支持部が設けられた部分の長さは、前記上端部の周方向における長さの60%以上80%以下である、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項6】
前記第一切欠部の形状と前記第二切欠部の形状とは対称であり、
前記第一切欠部及び前記第二切欠部の深さは、前記本体部の高さの10%以上30%以下である、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項7】
前記上端部において前記第一切欠部及び前記第二切欠部が設けられた部分の長さは、前記上端部の周方向における長さの20%以上40%以下である、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項8】
前記上端部において前記第一支持部及び前記第二支持部が設けられた部分の、前記上端部の周方向における長さは、前記上端部において前記第一切欠部及び前記第二切欠部が設けられた部分の、前記周方向における長さよりも、大きい、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項9】
前記第一支持部と前記第二支持部とは、互いに対称な鍔状であり、
前記第一支持部及び前記第二支持部の前記上端部からの突出量は、前記上端部の外径の30%以上50%以下である、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項10】
前記第一支持部及び前記第二支持部はそれぞれ、鍔状であって、基端部の幅は、前記上端部の外径の80%以上95%以下である、
請求項1に記載の培養容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、培養容器に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されたように、細胞を培養する収容部を有する培養容器を用いた細胞の培養が行われている。
【0003】
このような培養容器は、外側培養容器と、所謂インサート容器である内側培養容器と、を備える。外側培養容器は、筒状の外側収容部を有する。内側培養容器は、筒状の内側収容部を有する。そして、内側培養容器は、収容部に収容された状態で、上端部に設けられた4個の鍔状の支持部により、外側培養容器に支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-75553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のような培養容器を用いて細胞を培養する際、外側培養容器の外側収容部と内側培養容器の内側収容部との間で、培養液を移動する作業を行うことがある。このような培養液を移動する作業は、例えば、ピペットにより行われる。
【0006】
ところで、上述のような特許文献1に開示された培養容器の場合、培養液を移動する作業の際、ピペットを外側収容部に挿入しにくい可能性がある。又、特許文献1に開示された培養容器の場合、培養液を移動させる作業の際、ピペットを内側収容部と外側収容部との間で移動させる際、内側培養容器の上端部がピペットの移動の邪魔になる可能性がある。
【0007】
本発明の目的は、培養液を移動させる作業を効率よく行える培養容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る培養容器の一態様は、
支持部材の収容部に収容された状態で使用される培養容器であって、
上端部に互いに対向する第一切欠部及び第二切欠部を有する筒状の本体部と、
本体部の上端部に対向配置され、培養容器を支持部材に支持する第一支持部及び第二支持部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、培養液を移動させる作業を効率よく行える培養容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る培養容器セットの斜視図である。
図2Aは、内側培養容器の平面図である。
図2Bは、内側培養容器の第一領域、第二領域、第三領域、及び第四領域を説明するための内側培養容器の平面図である。
図3は、内側培養容器の底面図である。
図4は、図2Aに示す内側培養容器を図2Aの矢印A1が示す方向から見た側面図である。
図5は、図2Aに示す内側培養容器を図2Aの矢印A2が示す方向から見た側面図である。
図6は、使用状態の培養容器の断面図である。
図7は、使用状態の培養容器の平面図である。
図8は、使用状態の培養容器の断面図である。
図9は、使用状態の培養容器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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