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公開番号2025060200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170778
出願日2023-09-29
発明の名称情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法
出願人三井化学株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B29C 64/393 20170101AFI20250403BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】本開示は、三次元対象造形装置に備わる吐出部の移動速度を一律に制御する場合と比較して、三次元対象の造形に要する時間を短縮することができる、情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】情報処理装置は、三次元対象を造形するための三次元データを受け付ける受付部と、前記三次元データを分割して生成される前記三次元対象の複数の造形層を造形するための材料を吐出する吐出部の、造形層毎の移動距離と、前記造形層毎の移動距離に基づく前記吐出部の前記造形層毎の移動速度と、を算出する算出部と、算出された、前記吐出部の前記造形層毎の移動速度に応じて前記吐出部を制御するための制御命令を生成する生成部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
三次元対象を造形するための三次元データを受け付ける受付部と、
前記三次元データを分割して生成される前記三次元対象の複数の造形層を造形するための材料を吐出する吐出部の、造形層毎の移動距離と、前記造形層毎の移動距離に基づく前記吐出部の前記造形層毎の移動速度と、を算出する算出部と、
算出された、前記吐出部の前記造形層毎の移動速度に応じて前記吐出部を制御するための制御命令を生成する生成部と、
を含む、
情報処理装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記算出部は、前記吐出部の前記造形層毎の移動距離を、前記吐出部の前記造形層毎の移動速度で除した値が予め定められた値となるよう、前記吐出部の前記造形層毎の移動速度を算出する、
請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記予め定められた値は、前記吐出部の前記造形層毎の移動距離の違いに依らず定められる、
請求項2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記予め定められた値は、前記複数の造形層を造形するための最短時間で定められる、
請求項2記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記予め定められた値は、前記三次元対象を造形するための材料に関するデータ、前記吐出部に関するデータ、及び前記三次元対象を造形する環境に関するデータの少なくとも1つに基づいて算出される、
請求項2記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータに、
三次元対象を造形するための三次元データを受け付け、
前記三次元データを分割して生成される前記三次元対象の複数の造形層を造形するための材料を吐出する吐出部の、造形層毎の移動距離と、前記造形層毎の移動距離に基づく前記吐出部の前記造形層毎の移動速度と、を算出し、
算出された、前記吐出部の前記造形層毎の前記移動速度に応じて前記吐出部を制御するための制御命令を生成する、
処理を実行させる情報処理プログラム。
【請求項7】
コンピュータが、
三次元対象を造形するための三次元データを受け付けるステップと、
前記三次元データを分割して生成される前記三次元対象の複数の造形層を造形するための材料を吐出する吐出部の、造形層毎の移動距離と、前記造形層毎の移動距離に基づく前記吐出部の前記造形層毎の移動速度と、を算出するステップと、
算出された、前記吐出部の前記造形層毎の移動速度に応じて前記吐出部を制御するための制御命令を生成するステップと、
を実行する情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、3次元(3D)印刷の材料押出(ME)工程を使用して、3Dオブジェクトの製造工程のために適合された制御命令を生成する方法であって、製造される3Dオブジェクトの電子3Dモデルを取得すること(301)、前記電子3Dモデルおよび前記製造工程の工程パラメーターに基づいて制御命令を生成すること、前記電子3Dモデルを表すメッシュモデルを決定することであって、前記メッシュモデルは、前記工程パラメーターの少なくとも1つによって影響を受ける少なくとも1つの特性を有する要素を含むこと、前記制御命令、前記メッシュモデル、および前記工程パラメーターを使用して、前記製造工程のシミュレーションを時間的に実行すること、前記実行は、以下を含む、前記メッシュモデルの各素について、基準に対する前記少なくとも1つの特性の偏差を確立すること、ここで、前記偏差は、前記工程パラメーターの少なくとも1つによって誘発され、前記偏差を補正するために、前記メッシュモデルの前記各要素の前記少なくとも1つの特性に対する適合を確立すること、前記制御命令に前記適合を適用して、少なくとも1つの適合された制御命令を取得すること、を含むことを特徴とする方法が開示されている。
【0003】
特許文献2には、造形予測システムであって、造形物を造形するための層毎の造形データと造形条件設定とを取得する取得手段と、前記造形条件設定および前記層毎の造形データに基づいて、前記造形物の造形を開始してからの層毎の変形の時系列を予測する予測手段と、前記層毎の変形の時系列に基づき、層毎の補正データを計算する計算手段とを含む、造形予測システム、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2021-511986
特開2020-001295
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一定の速度で移動することが可能な吐出部から材料を押し出して層を重ねることで三次元対象を造形する三次元対象造形装置が知られている。このような三次元対象造形装置においては、吐出部の移動速度を上げると、造形された層の材料が硬化する前に、次の層が造形され、熱垂れ等により三次元対象を造形することができない可能性があった。一方で、吐出部の移動速度を下げると、三次元対象の造形に時間を要する。
【0006】
本開示は、三次元対象造形装置に備わる吐出部の移動速度を一律に制御する場合と比較して、三次元対象の造形に要する時間を短縮することができる、情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、第1態様に係る情報処理装置は、三次元対象を造形するための三次元データを受け付ける受付部と、前記三次元データを分割して生成される前記三次元対象の複数の造形層を造形するための材料を吐出する吐出部の、造形層毎の移動距離と、前記造形層毎の移動距離に基づく前記吐出部の前記造形層毎の移動速度と、を算出する算出部と、算出された、前記吐出部の前記造形層毎の移動速度に応じて前記吐出部を制御するための制御命令を生成する生成部と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
第1態様の情報処理装置によれば、吐出部の移動速度を一律に制御する場合と比較して、三次元対象の造形に要する時間を短縮することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る情報処理装置の概略の一例を説明する図である。
情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
三次元対象造形装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置におけるプロセッサの機能構成を示す図である。
受付部が受け付ける三次元データの一例を示す図である。
三次元データの造形層の一例を示す図である。
造形層の密度を説明する図である。
情報処理プログラムによって実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本実施形態について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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