TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024106580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010919
出願日2023-01-27
発明の名称シート処理システム
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B29C 63/02 20060101AFI20240801BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】シートサイズやシート厚さが所定の範囲外となるものであっても、所望のシート処理をおこなう。
【解決手段】シート処理システム100は、シート処理装置60と、重合シートに対してラミネート処理を施すラミネート処理装置50と、から構成されている。シート処理装置60は、剥離処理と挿入処理とをおこなうシート剥離部1と、シート剥離部1からラミネート処理装置50に向けて重合シートPJを搬送する中継搬送部90と、を具備している。そして、シート処理装置60を構成するシート剥離部1及び中継搬送部90を介することなく、2枚のシートP1、P2の間に中シートPMが手動で挿入された状態の手差し用重合シートPJ´(重合シート)をラミネート処理装置50に直接給送するための手差し給送部91(給送部)が設置可能に構成されている。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートの非接合部を剥離する剥離処理をおこなって、剥離した状態の前記2枚のシートの間に中シートを挿入する挿入処理をおこなうシート剥離部と、
前記シート剥離部からラミネート処理装置に向けて前記重合シートを搬送する中継搬送部と、
を具備したシート処理装置と、
前記シート剥離部によって剥離された前記2枚のシートの間に中シートが挿入された状態の前記重合シートにラミネート処理を施す前記ラミネート処理装置と、
前記2枚のシートの間に前記中シートが挿入された状態の重合シートを、前記シート処理装置を介することなく、前記ラミネート処理装置に給送する給送部と、
を備えたことを特徴とするシート処理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ラミネート処理装置は、
前記重合シートに熱と圧力とを与える熱加圧ローラ対と、
前記中継搬送部を搬送された前記重合シート、又は、前記給送部にセットされた前記中シートが挿入された状態の重合シート、を前記熱加圧ローラ対に向けて搬送する搬送ローラ対と、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載のシート処理システム。
【請求項3】
前記熱加圧ローラ対と前記搬送ローラ対とは、前記シート処理システムの稼働が停止した状態において、稼働時の回転方向に対して逆方向に同じタイミングで回転可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載のシート処理システム。
【請求項4】
前記シート処理装置と前記ラミネート処理装置とを用いた自動モードと、前記給送部と前記ラミネート処理装置とを用いた手動モードと、が切替え可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理システム。
【請求項5】
前記中継搬送部の一部又は全部を支軸を中心にして所定方向に回動して前記シート剥離部と前記ラミネート処理装置とに接触又は近接した状態で、前記自動モードが実行され、
前記中継搬送部の一部又は全部を前記支軸を中心にして前記所定方向の逆方向に回動して、前記手動モードが実行されることを特徴とする請求項4に記載のシート処理システム。
【請求項6】
前記給送部は、前記支軸を中心にして回動した状態の前記中継搬送部の一部であることを特徴とする請求項5に記載のシート処理システム。
【請求項7】
前記中継搬送部が所定方向に移動して前記シート剥離部と前記ラミネート処理装置とに接触又は近接した状態で、前記自動モードが実行され、
前記中継搬送部が前記所定方向の逆方向に移動して前記シート剥離部と前記ラミネート処理装置とから離間した状態で、前記手動モードが実行されることを特徴とする請求項4に記載のシート処理システム。
【請求項8】
前記給送部は、前記中継搬送部が前記シート剥離部と前記ラミネート処理装置とから離間した後に前記ラミネート処理装置に着脱可能に設置される手差しトレイであることを特徴とする請求項7に記載のシート処理システム。
【請求項9】
前記中継搬送部は、前記自動モード時に前記シート剥離部と前記ラミネート処理装置とのうち少なくとも一方に位置決めされることを特徴とする請求項4に記載のシート処理システム。
【請求項10】
前記ラミネート処理装置は、前記シート処理装置に対して着脱可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、2枚のシートの間に中シートを挿入した重合シートにラミネート処理を施すシート処理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートを剥離して、その剥離した2枚のシートの間に中シートを挿入して重合シートを形成するシート剥離部と、シート剥離部から搬送された重合シートにラミネート処理を施すラミネート処理部と、が設けられた装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような装置は、2枚のシートを剥離する剥離処理と、剥離処理後の2枚のシートの間に中シートを挿入する挿入処理と、挿入処理後の重合シートを一体的に接合するラミネート処理と、を自動で順次おこなうものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のシート処理装置は、一連の剥離処理、挿入処理、ラミネート処理を自動でおこなうことができるシートサイズやシート厚さが限られていた。そのため、シートサイズやシート厚さが所定の範囲外となるものに対して、所望のシート処理をおこなうことができず、ユーザーにとって不便となることがあった。
【0004】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、シートサイズやシート厚さが所定の範囲外となるものであっても、所望のシート処理をおこなうことができる、シート処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明におけるシート処理システムは、2枚のシートが重ね合されて接合部で接合された重合シートの非接合部を剥離する剥離処理をおこなって、剥離した状態の前記2枚のシートの間に中シートを挿入する挿入処理をおこなうシート剥離部と、前記シート剥離部からラミネート処理装置に向けて前記重合シートを搬送する中継搬送部と、を具備したシート処理装置と、前記シート剥離部によって剥離された前記2枚のシートの間に中シートが挿入された状態の前記重合シートにラミネート処理を施す前記ラミネート処理装置と、前記2枚のシートの間に前記中シートが挿入された状態の重合シートを、前記シート処理装置を介することなく、前記ラミネート処理装置に給送する給送部と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、シートサイズやシート厚さが所定の範囲外となるものであっても、所望のシート処理をおこなうことができる、シート処理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
この発明の実施の形態におけるシート処理システムを示す全体構成図である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す側面図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す側面図と、である。
(A)把持部材が把持位置に移動した状態を示す斜視図と、(B)把持部材が退避位置に移動した状態を示す斜視図と、である。
シート処理装置の動作を制御する制御ブロックのハードウェア構成図である。
シート剥離部の動作を示す図である。
図5に続くシート剥離部の動作を示す図である。
図6に続くシート剥離部の動作を示す図である。
図7に続くシート剥離部の動作を示す図である。
図8に続くシート剥離部の動作を示す図である。
剥離爪が重合シートに挿入された状態を幅方向に示す図である。
剥離爪の動作を幅方向に示す斜視図である。
剥離爪の駆動機構を示す構成図である。
シート処理システムでおこなわれる制御を示すフローチャートである。
手差し給送部に手差し用重合シートがセットされた状態のシート処理装置を示す図である。
シート処理装置からラミネート処理装置が取り外された状態を示す図である。
自動モードと手動モードとの切替制御の一例を示すフローチャートである。
自動モードと手動モードとのいずれかを選択するときの操作表示パネルの表示画面の一例を示す図である。
自動モード時においてシートを設定するときの操作表示パネルの表示画面の一例を示す図である。
手動モード時においてシートを設定するときの操作表示パネルの表示画面の一例を示す図である。
変形例1としての、シート処理システムを示す図である。
変形例2としての、シート処理システムを示す図である。
図21のシート処理システムからジャムした重合シートが取り出された状態を示す図である。
変形例3としての、シート処理システムにおいて、(A)自動モード時の状態を示す図と、(B)手動モード時の状態を示す図と、である。
図23のシート処理システムにおいて中継搬送部の一部が回動されて手差し給送部が形成された状態を示す概略斜視図である。
変形例4としての、シート処理システムを示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0009】
まず、図1にて、シート処理システム100における全体の構成・動作について説明する。
シート処理システム100は、主として、シート剥離部1及び中継搬送部90を備えたシート処理装置60と、ラミネート処理装置50で構成されている。
【0010】
シート剥離部1は、2枚のシートP1、P2が重ね合されて接合部A(図5(A)参照)で接合された重合シートPJの非接合部を剥離するシート剥離機構部19を備えた装置である。シート剥離機構部19は、重合シートPJの非接合部を剥離する剥離処理をおこなって、剥離した状態の2枚のシートP1、P2の間に中シートPMを挿入する挿入処理をおこなうものである。
ラミネート処理装置50は、シート剥離部1によって剥離された2枚のシートP1、P2の間に中シートPMが挿入された状態の重合シートPJにラミネート処理を施すものである。本実施の形態において、ラミネート処理装置50は、シート剥離部1の上方に設置されている。
中継搬送部90は、シート剥離部1からラミネート処理装置50に向けて重合シートPJ(2枚のシートP1、P2の間に中シートPMが挿入されたものである。)を搬送するものである。本実施の形態において、中継搬送部90は、シート剥離部1とラミネート処理装置50の側方に設置されている。
なお、シート処理装置60の外装部には、シート処理システム100における種々の情報を表示したり種々の指令を入力したりするための操作表示パネル49(操作表示部)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
溶融紡糸設備
2か月前
津田駒工業株式会社
連続成形機
6か月前
帝人株式会社
成形体の製造方法
2か月前
東レ株式会社
一体化成形品の製造方法
28日前
株式会社リコー
シート剥離装置
1か月前
株式会社リコー
シート処理システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
真空成形装置
4か月前
KTX株式会社
シェル型の作製方法
2か月前
株式会社城北精工所
押出成形用ダイ
5か月前
株式会社リコー
シート処理システム
18日前
トヨタ自動車株式会社
真空成形方法
3か月前
大塚テクノ株式会社
樹脂製の構造体
5か月前
小林工業株式会社
振動溶着機
2か月前
東ソー株式会社
高純度薬品用容器の製造方法
2か月前
ヒロホー株式会社
搬送容器の製造方法
2か月前
株式会社スリーエス
光造形装置
4か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
2か月前
東レエンジニアリング株式会社
立体造形方法
5か月前
NISSHA株式会社
加飾成形品の製造方法
4か月前
株式会社日本製鋼所
射出成形機
2か月前
株式会社イクスフロー
成形装置
5か月前
株式会社リコー
ラミネート処理システム
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
テープ貼付装置
15日前
株式会社松浦機械製作所
三次元成形方法
4か月前
空研工業株式会社
溶着装置及び溶着方法
1日前
KTX株式会社
通気性電鋳殻の製造方法
1か月前
積水樹脂株式会社
成形品及び成形品の成形設備
3か月前
株式会社日本製鋼所
プリプレグ製造装置
4か月前
株式会社リコー
ラミネート処理システム
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
テープ貼付装置
5か月前
株式会社日本製鋼所
プリプレグ製造装置
4か月前
旭化成株式会社
装置
5か月前
東レ株式会社
熱可塑性樹脂フィルムの製造方法
2か月前
旭化成株式会社
装置
4か月前
トヨタ自動車株式会社
炭素繊維回収方法
3か月前
KTX株式会社
通気性電鋳殻の製造方法
1か月前
続きを見る