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公開番号
2025012875
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023116040
出願日
2023-07-14
発明の名称
シート搬送装置及び画像形成システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
5/38 20060101AFI20250117BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】開閉部を回動させる回動軸の軸方向への大型化を抑制する。
【解決手段】本体ユニットに対して、回動軸157を中心に閉位置と開位置とに回動する上扉ユニットと、上扉ユニットを閉位置に位置させたときに本体ユニットとの間に形成され、シートを搬送するシート搬送路と、上扉ユニットを開位置から閉位置に向けて回動するときに上扉ユニットの回動速度を減衰するように上扉ユニットに減衰力を付与する第1ダンパ171と、第1ダンパ171に並んで配置され、上扉ユニットを開位置から閉位置に向けて回動するときに上扉ユニットの回動速度を減衰するように上扉ユニットに減衰力を付与する第2ダンパ172と、を備える。第1ダンパ171及び第2ダンパ172は、シート搬送路を搬送されるシートのシート搬送方向に直交する前後方向Yから視て、少なくとも一部が重なるように配置される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ユニットと、
前記第1ユニットに対して、回動軸を中心に閉位置と開位置とに回動する第2ユニットと、
前記第2ユニットを前記閉位置に位置させたときに前記第1ユニットとの間に形成され、シートを搬送するシート搬送路と、
前記第2ユニットを前記開位置から前記閉位置に向けて回動するときに前記第2ユニットの回動速度を減衰するように前記第2ユニットに減衰力を付与する第1ダンパと、
前記第1ダンパに並んで配置され、前記第2ユニットを前記開位置から前記閉位置に向けて回動するときに前記第2ユニットの回動速度を減衰するように前記第2ユニットに減衰力を付与する第2ダンパと、を備え、
前記第1ダンパ及び前記第2ダンパは、前記シート搬送路を搬送されるシートのシート搬送方向に直交する幅方向から視て、少なくとも一部が重なるように配置される、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記第1ダンパ及び前記第2ダンパは、回動軸方向から視て、重ならないように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記第1ユニットは、第1フレームを有し、
前記第2ユニットは、第2フレームを有し、
前記第1ダンパは、前記第1フレームに連結される第1連結部と、前記第2フレームに連結される第2連結部とを有し、
前記第2ダンパは、前記第1フレームに連結される第3連結部と、前記第2フレームに連結される第4連結部とを有し、
前記第1連結部と前記第3連結部とは、前記幅方向に並んで配置され、
前記第2連結部と前記第4連結部とは、前記幅方向に並んで配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記第1ユニットは、第1フレームを有し、
前記第2ユニットは、第2フレームを有し、
前記第1ダンパは、前記第1フレームに連結される第1連結部と、前記第2フレームに連結される第2連結部とを有し、
前記第2ダンパは、前記第1フレームに連結される第3連結部と、前記第2フレームに連結される第4連結部とを有し、
前記第1連結部と前記第3連結部とは、上下方向に並んで配置され、
前記第2連結部と前記第4連結部とは、上下方向に並んで配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記開位置は、第1開位置であり、
前記第2ユニットは、前記閉位置から前記第1開位置までの第1範囲と、前記第1開位置から前記第1開位置よりも更に大きく開いた第2開位置までの第2範囲と、で回動可能であり、
前記第2ユニットが前記第1範囲で回動するときは、前記第1ダンパ及び前記第2ダンパが前記第2ユニットに減衰力を付与し、
前記第2ユニットが前記第2範囲で回動するときは、前記第2ダンパが前記第2ユニットに減衰力を付与し、前記第1ダンパは前記第2ユニットに減衰力を付与しない、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記第2ユニットは、前記第1範囲と、前記第2範囲と、前記第2開位置から前記第2開位置よりも更に大きく開いた第3開位置までの第3範囲と、で回動可能であり、
前記第2ユニットが前記第3範囲で回動するときは、前記第1ダンパ及び前記第2ダンパが前記第2ユニットに減衰力を付与しない、
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記第1ユニットは、第1フレームを有し、
前記第2ユニットは、第2フレームを有し、
前記第1ダンパは、前記第1フレームに連結される第1連結部と、前記第2フレームに連結される第2連結部とを有し、
前記第2ダンパは、前記第1フレームに連結される第3連結部と、前記第2フレームに連結される第4連結部とを有し、
前記第1フレームは、前記第1連結部に連結される第1被連結部と、前記第3連結部に連結される第3被連結部と、を有し、
前記第1連結部及び前記第1被連結部のうちで、一方は第1突起部であり他方は前記第1突起部が係合して第2フレームの回動に伴って案内する第1長孔であり、
前記第2ユニットが前記第1範囲に位置するときは、前記第1突起部が前記第1長孔の第1端縁部に当接して前記第1ダンパが前記第2ユニットに減衰力を付与し、
前記第2ユニットが前記第2範囲に位置するときは、前記第1突起部が前記第1長孔の前記第1端縁部から離れて前記第1ダンパが前記第2ユニットに減衰力を付与しない、
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記第1ダンパは、前記第2ユニットが前記第2範囲に位置するときに前記第1突起部と前記第1長孔とが係合を解除することにより、前記第1フレームに対して分離可能である、
ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記第2ユニットは、前記第1範囲と、前記第2範囲と、前記第2開位置から前記第2開位置よりも更に大きく開いた第3開位置までの第3範囲と、で回動可能であり、
前記第2ユニットが前記第3範囲で回動するときは、前記第1ダンパ及び前記第2ダンパが前記第2ユニットに減衰力を付与せず、
前記第3連結部及び前記第3被連結部のうちで、一方は第2突起部であり他方は前記第2突起部が係合して第2フレームの回動に伴って案内する第2長孔であり、
前記第2ユニットが前記第1範囲及び前記第2範囲に位置するときは、前記第2突起部が前記第2長孔の第2端縁部に当接して前記第2ダンパが前記第2ユニットに減衰力を付与し、
前記第2ユニットが前記第3範囲に位置するときは、前記第2突起部が前記第2長孔の前記第2端縁部から離れて前記第2ダンパが前記第2ユニットに減衰力を付与しない、
ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
【請求項10】
前記第2ダンパは、前記第2ユニットが前記第3範囲に位置するときに前記第2突起部と前記第2長孔とが係合を解除することにより、前記第1フレームに対して分離可能である、
ことを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置と、これを利用する画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、シート給送装置や画像形成装置において、シート搬送路を開放可能な開閉部が設けられた構成が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された開閉部のヒンジ機構では、開閉時の操作性を良好にする部材としてダンパ(エアダンパ)が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-39809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載のヒンジ機構では、開閉部の開閉時の操作性はダンパによる減衰力あるいは付勢力に依存している。このため、例えば、開閉部の重量が重くなった場合にも好適な操作性を実現させるためには、減衰力や付勢力を大きくする必要がある。減衰力や付勢力を大きくするためには、例えばダンパの直径を太くしたり、あるいは、ヒンジ機構の回動軸方向に複数のダンパを並列配置する必要がある。しかし、これらの構成では、ヒンジ機構を有する装置の回動軸方向への大型化を招いてしまう虞がある。
【0005】
本発明は、開閉部を回動させる回動軸の軸方向への大型化を抑制できるシート搬送装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、第1ユニットと、前記第1ユニットに対して、回動軸を中心に閉位置と開位置とに回動する第2ユニットと、前記第2ユニットを前記閉位置に位置させたときに前記第1ユニットとの間に形成され、シートを搬送するシート搬送路と、前記第2ユニットを前記開位置から前記閉位置に向けて回動するときに前記第2ユニットの回動速度を減衰するように前記第2ユニットに減衰力を付与する第1ダンパと、前記第1ダンパに並んで配置され、前記第2ユニットを前記開位置から前記閉位置に向けて回動するときに前記第2ユニットの回動速度を減衰するように前記第2ユニットに減衰力を付与する第2ダンパと、を備え、前記第1ダンパ及び前記第2ダンパは、前記シート搬送路を搬送されるシートのシート搬送方向に直交する幅方向から視て、少なくとも一部が重なるように配置されることを特徴とするシート搬送装置である。
【0007】
また、本発明の他の一態様は、シートに画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置と、前記画像形成装置にシートを搬送する上記のシート搬送装置と、を備えることを特徴とする画像形成システムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、開閉部を回動させる回動軸の軸方向への大型化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る画像形成システムを示す断面図である。
第1の実施形態に係る給送モジュールにおいて上扉ユニットが閉位置にある状態を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る給送モジュールにおいて上扉ユニットがメンテナンス位置にある状態を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットを示す斜視図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットのフレームを示す斜視図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットのヒンジを示す斜視図である。
第1の実施形態に係るヒンジのダンパを示す斜視図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットのヒンジを後方から視た状態を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットのヒンジにおいてストッパと抜け止め部材とを取り外した状態を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットが閉位置にある状態のヒンジを示す側面図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットが第1開位置にある状態のヒンジを示す側面図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットが第1開位置を少し超えた状態のヒンジを示す側面図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットが第2開位置を少し超えた状態のヒンジを示す側面図である。
第1の実施形態に係る上扉ユニットを開閉する際の開放角度とダンパによるトルクとの関係を示すグラフである。
第1の実施形態に係る上扉ユニットを開閉する際の開放角度と操作力との関係を示すグラフである。
第2の実施形態に係る上扉ユニットが第2開位置にある状態のヒンジを示す側面図である。
第3の実施形態に係る上扉ユニットが閉位置にある状態のヒンジを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態を、図1~図15を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、画像形成システムをインクジェット記録システム1に適用した場合について説明している。図1は、インクジェット記録システム1の概略構成の一例を示す模式図である。このインクジェット記録システム1は、反応液とインクとの2液を用いてシートSにインク像を形成する記録物を製造する枚葉式のインクジェット記録システムである。図1に示すように、インクジェット記録システム1は、給送モジュール100、プリントモジュール200、乾燥モジュール300、定着モジュール400、冷却モジュール500、反転モジュール600、排出モジュール700から構成されている。給送モジュール100から供給されるカット紙状のシートSは、搬送経路に沿って搬送され、各モジュールで処理がなされ、排出モジュール700で排出される。なお、各図中、インクジェット記録システム1の前後方向Yに関して手前側を前方F、背面側を後方Bとし、左右方向Xに関して向かって右側を右方R、向かって左側を左方Lとし、上下方向Zに関して上側を上方U、下側を下方Dと表記する。
(【0011】以降は省略されています)
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