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公開番号2025012817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115941
出願日2023-07-14
発明の名称通信方法、端末装置、および管理サーバ
出願人株式会社東海理化電機製作所
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250117BHJP(信号)
要約【課題】移動体に搭載される端末装置と当該移動体の動態を管理する管理サーバを含む動態管理システムの利便性を高める。
【解決手段】少なくとも第一時点における車両20の動態を示す第一動態情報が、クラウドSIMサーバ13に割り当てられた第一回線を用いて端末装置11から管理サーバ12へ送信される。前記第一動態情報を受領したことを示す通知と時間長さを指定する時間情報とが、前記第一回線を用いて管理サーバ12から端末装置11へ送信される。端末装置11は、前記通知に応答して前記第一回線を用いた通信を終了し、前記時間情報により指定される時間長さの経過後にクラウドSIMサーバ13から割り当てられた第二回線を用いて少なくとも第二時点における車両20の動態を示す第二動態情報を管理サーバ12へ送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体に搭載される端末装置と当該移動体の動態を管理する管理サーバとの間で実行される通信方法であって、
少なくとも第一時点における前記移動体の動態を示す第一動態情報を、回線選択装置に割り当てられた第一回線を用いて前記端末装置から前記管理サーバへ送信し、
前記第一動態情報を受領したことを示す通知と時間長さを指定する時間情報とを、前記第一回線を用いて前記管理サーバから前記端末装置へ送信し、
前記端末装置は、
前記通知に応答して前記第一回線を用いた通信を終了し、
前記時間情報により指定される時間長さの経過後に前記回線選択装置から割り当てられた第二回線を用いて少なくとも第二時点における前記移動体の動態を示す第二動態情報を前記管理サーバへ送信する、
通信方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記回線選択装置は、クラウドSIMサーバである、
請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記管理サーバは、前記第一動態情報に基づいて前記時間長さを変更する、
請求項1に記載の通信方法。
【請求項4】
前記端末装置は、前記移動体から供給される電力を用いて前記回線選択装置との通信を行なう、
請求項1に記載の通信方法。
【請求項5】
前記端末装置は、前記移動体に搭載された複数の電子制御ユニット同士を接続する通信ネットワークから独立して前記第一動態情報と前記第二動態情報を生成する、
請求項1に記載の通信方法。
【請求項6】
移動体に搭載される端末装置であって、
通信インタフェースと、
プロセッサと、
を備えており、
前記プロセッサは、
少なくとも第一時点における前記移動体の動態を示す第一動態情報を、回線選択装置に割り当てられた第一回線を用いて前記通信インタフェースから前記移動体の動態を管理する管理サーバへ送信し、
前記通信インタフェースが前記第一動態情報を受領したことを示す通知と時間長さを指定する時間情報とを前記管理サーバから受信すると、前記第一回線を用いた通信を終了し、
前記時間情報により指定される時間長さの経過後に、前記回線選択装置から割り当てられた第二回線を用いて、少なくとも第二時点における前記移動体の動態を示す第二動態情報を前記通信インタフェースから前記管理サーバへ送信する、
端末装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記移動体から供給される電力を用いて前記回線選択装置との通信を行なう、
請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記移動体に搭載された複数の電子制御ユニット同士を接続する通信ネットワークから独立して前記第一動態情報と前記第二動態情報を生成する、
請求項6に記載の端末装置。
【請求項9】
移動体の動態を管理する管理サーバであって、
回線選択装置に割り当てられた第一回線を用いて前記移動体に搭載された端末装置から送信される少なくとも第一時点における前記移動体の動態を示す第一動態情報を受信する通信インタフェースと、
前記通信インタフェースが前記第一動態情報を受信すると、当該第一動態情報を受領したことを示す通知と時間長さを指定する時間情報とを前記通信インタフェースから送信するプロセッサと、
を備えており、
前記時間長さは、前記端末装置が前記第一回線を用いた通信を終了してから少なくとも第二時点における前記移動体の動態を示す第二動態情報の送信に用いる第二回線の割り当てを受けるために前記回線選択装置との通信を行なうまでの時間を指定する、
管理サーバ。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記第一動態情報に基づいて前記時間長さを変更する、
請求項9に記載の管理サーバ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、移動体に搭載される端末装置と当該移動体の動態を管理する管理サーバとの間で実行される通信方法に関連する。本開示は、当該端末装置と当該管理サーバにも関連する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、移動体の一例としての車両に搭載される端末装置を開示している。端末装置は、車両の動態を示す動態情報を、通信回線を介してサーバへ送信する。サーバは、動態情報に基づいて車両の動態を管理する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-017254号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
移動体に搭載される端末装置と当該移動体の動態を管理する管理サーバを含む動態管理システムの利便性を高めることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示により提供される態様例の一つは、移動体に搭載される端末装置と当該移動体の動態を管理する管理サーバとの間で実行される通信方法であって、
少なくとも第一時点における前記移動体の動態を示す第一動態情報を、回線選択装置に割り当てられた第一回線を用いて前記端末装置から前記管理サーバへ送信し、
前記第一動態情報を受領したことを示す通知と時間長さを指定する時間情報とを、前記第一回線を用いて前記管理サーバから前記端末装置へ送信し、
前記端末装置は、
前記通知に応答して前記第一回線を用いた通信を終了し、
前記時間情報により指定される時間長さの経過後に前記回線選択装置から割り当てられた第二回線を用いて少なくとも第二時点における前記移動体の動態を示す第二動態情報を前記管理サーバへ送信する。
【0006】
本開示により提供される態様例の一つは、移動体に搭載される端末装置であって、
通信インタフェースと、
プロセッサと、
を備えており、
前記プロセッサは、
少なくとも第一時点における前記移動体の動態を示す第一動態情報を、回線選択装置に割り当てられた第一回線を用いて前記通信インタフェースから前記移動体の動態を管理する管理サーバへ送信し、
前記通信インタフェースが前記第一動態情報を受領したことを示す通知と時間長さを指定する時間情報とを前記管理サーバから受信すると、前記第一回線を用いた通信を終了し、
前記時間情報により指定される時間長さの経過後に、前記回線選択装置から割り当てられた第二回線を用いて、少なくとも第二時点における前記移動体の動態を示す第二動態情報を前記通信インタフェースから前記管理サーバへ送信する。
【0007】
本開示により提供される態様例の一つは、移動体の動態を管理する管理サーバであって、
回線選択装置に割り当てられた第一回線を用いて前記移動体に搭載された端末装置から送信される少なくとも第一時点における前記移動体の動態を示す第一動態情報を受信する通信インタフェースと、
前記通信インタフェースが前記第一動態情報を受信すると、当該第一動態情報を受領したことを示す通知と時間長さを指定する時間情報とを前記通信インタフェースから送信するプロセッサと、
を備えており、
前記時間長さは、前記端末装置が前記第一回線を用いた通信を終了してから少なくとも第二時点における前記移動体の動態を示す第二動態情報の送信に用いる第二回線の割り当てを受けるために前記回線選択装置との通信を行なうまでの時間を指定する。
【0008】
上記の各態様例に係る構成によれば、時間情報により指定される時間の経過ごとに、端末装置が搭載されている移動体が置かれている状況に応じて、管理サーバとの通信に使用される適切な回線を割り当てることができる。これにより、SIMカードなどを用いて回線が固定的に割り当てられる場合と比較すると、管理サーバとの通信の冗長性(通信成立状態のロバスト性)を高めることができる。また、SIMカードなどを端末装置に格納する必要がないので、端末装置に係る構成および管理の複雑化を抑制できる。したがって、移動体に搭載される端末装置と当該移動体の動態を管理する管理サーバを含む動態管理システムの利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る動態管理システムの機能構成を例示している。
図1の動態管理システムにおいて実行される通信方法の一例を示している。
図1の動態管理システムにおいて実行される通信方法の別例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例について以下詳細に説明する。図1は、一実施形態に係る動態管理システム10の機能構成を例示している。同図においては、例示される各要素を認識可能な大きさとするために、縮尺を適宜に変更している。
(【0011】以降は省略されています)

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