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公開番号2025012776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115869
出願日2023-07-14
発明の名称クランプ装置、該クランプ装置の製造方法、及びステアリング装置
出願人NSKステアリング&コントロール株式会社
代理人弁理士法人貴和特許事務所
主分類F16D 3/26 20060101AFI20250117BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ボルトの締め付け時における変形抵抗を低減でき、かつ、ボルトの締め付け時に発生する応力を緩和できる、クランプ装置を提供する。
【解決手段】クランプ装置は、筒形状を有する基部20と、1対のフランジ部21a、21bとを備え、前記基部20は、軸方向に伸長した挿通孔と、円周方向1箇所に配置され、かつ、前記軸方向に伸長した第1スリット22と、前記第1スリット22と交わるように前記円周方向に伸長し、かつ、前記第1スリット22との接続部32から前記円周方向に離れるほど前記軸方向一方側に向かう方向に傾斜した第2スリット26とを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
筒形状を有する基部と、1対のフランジ部とを備え、
前記基部は、軸方向に伸長した挿通孔と、円周方向1箇所に配置され、かつ、前記軸方向に伸長した第1スリットと、前記第1スリットと交わるように前記円周方向に伸長し、かつ、前記第1スリットとの接続部から前記円周方向に離れるほど前記軸方向一方側に向かう方向に傾斜した第2スリットと、を有し、
前記1対のフランジ部は、同軸上に取付孔を有し、前記第2スリットよりも前記軸方向他方側でかつ前記円周方向に関して前記第1スリットの両側に配置されており、前記基部の前記軸方向に直交する第1方向に離隔している、
クランプ装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記第2スリットの前記円周方向両側の端部は、前記第1スリットの前記軸方向一方側の端部よりも前記軸方向一方側に位置している、請求項1に記載したクランプ装置。
【請求項3】
前記基部の前記軸方向及び前記第1方向のいずれにも直交する第2方向に関して、前記1対の取付孔の中心軸から前記第2スリットの前記円周方向両側の端部までの距離は、前記1対の取付孔の前記中心軸から前記挿通孔の中心軸までの距離よりも小さい、請求項1に記載したクランプ装置。
【請求項4】
前記第2スリットは、前記第1方向から見て直線形状を有し、かつ、前記基部の前記軸方向及び前記第1方向のいずれにも直交する第2方向から見て円弧形状を有する、請求項1に記載したクランプ装置。
【請求項5】
前記第2スリットは、前記挿通孔の中心軸及び前記第1スリットの中心軸を含む仮想平面に関して対称形状を有する、請求項1に記載したクランプ装置。
【請求項6】
前記挿通孔は、非円形の断面形状を有する、請求項1に記載したクランプ装置。
【請求項7】
前記基部は、内周面に雌セレーション歯を有する、請求項6に記載したクランプ装置。
【請求項8】
前記1対のフランジ部は、前記基部と一体である、請求項1に記載したクランプ装置。
【請求項9】
他の部材に対してトルク伝達可能に接続される連結部を備える、請求項1に記載したクランプ装置。
【請求項10】
前記連結部は、1対のアーム部により構成される、請求項9に記載したクランプ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、クランプ装置、該クランプ装置の製造方法、及び該クランプ装置を備えたステアリング装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
自動車用のステアリング装置は、操舵輪に舵角を付与するために使用される。
【0003】
ステアリング装置では、ステアリングホイールの回転は、ステアリングシャフト、中間シャフトなどを介して、ステアリングギヤユニットのピニオン軸に伝達される。ピニオン軸の回転は、ステアリングギヤユニットのラック軸の直線運動に変換される。これにより、操舵輪には、ステアリングホイールの回転操作量に応じた舵角が付与される。
【0004】
ステアリング装置では、ステアリングシャフト、中間シャフトなどの同軸上にない2つの回転軸の端部同士は、自在継手を介してトルク伝達可能に接続されている。
【0005】
自在継手は、1対のヨークと、十字軸とを備える。
【0006】
自在継手を構成するヨークは、クランプ装置の一種であり、筒形状を有する基部と、1対のフランジ部と、十字軸に接続される1対のアーム部とを有する。
【0007】
基部は、円周方向1箇所に軸方向に伸長した第1スリットを有し、縮径可能に構成されている。基部の内側には、ステアリングシャフト、ピニオン軸などの回転軸の端部が挿入される。1対のフランジ部は、円周方向に関して第1スリットの両側に備えられている。1対のフランジ部は、同軸上に配置された取付孔を有する。ヨークは、1対のフランジ部の一方のフランジ部に備えられた一方の取付孔を挿通したボルトを、他方のフランジ部に備えられた他方の取付孔に螺合しさらに締め付けることで、基部により回転軸を締め付け、回転軸に対して固定される。
【0008】
ヨークは、基部に備えられた第1スリットの構造の相違により、いわゆるオープンスリットタイプのヨークと、いわゆるクローズドスリットタイプのヨークとに大別される。
【0009】
クローズドスリットタイプのヨークは、オープンスリットタイプのヨークに比べて、強度を確保しやすいため、高トルクを伝達する用途に好ましく使用される。
【0010】
図23は、オープンスリットタイプのヨーク100aの従来構造の1例を示している。図24は、クローズドスリットタイプのヨーク100bの従来構造の1例を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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