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公開番号2025012535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115428
出願日2023-07-13
発明の名称搬送車の係止部構造、及び、搬送車
出願人ナブテスコ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B61B 13/00 20060101AFI20250117BHJP(鉄道)
要約【課題】構成の簡素化を図りつつ、仕様の異なる様々な被搬送体に対応することができる搬送車を提供する。
【解決手段】搬送車の係止部構造は、案内軌道と、ベースブロック13と、被案内部と、固定部と、を備える。案内軌道は、車両本体の上部に設置される。ベースブロック13は、被搬送体を係止可能な係止部材15を支持する。被案内部は、案内軌道に案内されてベースブロック13とともに移動可能とされている。固定部は、ベースブロック13を案内軌道に対して位置固定可能とされている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両本体の上部に設置される案内軌道と、
被搬送体を係止可能な係止部材を支持するベースブロックと、
前記案内軌道に案内されて前記ベースブロックとともに移動可能な被案内部と、
前記ベースブロックを前記案内軌道に対して位置固定可能な固定部と、
を備えている搬送車の係止部構造。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記案内軌道は、一方向に開口した凹部が鉛直方向と交差する方向に延びるとともに、前記凹部の開口縁に内向きに張り出す抜け規制フランジが設けられた案内溝によって構成され、
前記被案内部は、前記凹部内に移動可能に収容され、
前記固定部は、前記被案内部を前記抜け規制フランジに押圧固定可能な連結具によって構成されている
請求項1に記載の搬送車の係止部構造。
【請求項3】
前記案内溝は、鉛直上方に開口し、
前記案内溝の開口の上側縁部は、略水平な平坦面によって構成されている
請求項2に記載の搬送車の係止部構造。
【請求項4】
前記案内溝は、前記車両本体の上部に複数設けられ、
各前記案内溝の開口の上側縁部の平坦面は同一高さとされている
請求項3に記載の搬送車の係止部構造。
【請求項5】
前記案内軌道は、前記車両本体に対して脱着可能に取り付けられている
請求項1に記載の搬送車の係止部構造。
【請求項6】
前記案内軌道は、複数の分割されたブロックに設けられている
請求項5に記載の搬送車の係止部構造。
【請求項7】
駆動輪を有する車両本体と、
前記車両本体の上部に設置される案内軌道と、
被搬送体を係止可能な係止部材を支持するベースブロックと、
前記案内軌道に案内されて前記ベースブロックとともに移動可能な被案内部と、
前記ベースブロックを前記案内軌道に対して位置固定可能な固定部と、
を備えている
搬送車。
【請求項8】
前記案内軌道の一部は、前記駆動輪の直上位置に配置されている
請求項7に記載の搬送車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送車の係止部構造、及び、搬送車に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
工場等で用いられる搬送車として、被搬送体と連結して用いられるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載される搬送車は、工場内の規定された走行ルートに沿って移動する無人搬送車である。搬送車によって搬送される被搬送体(被搬送台車)は、路面に接地する車輪と、荷物を載置する荷積み棚と、を備えている。搬送車の上部には、把持用の一対のL字状のアーム部を有する連結装置が設置されている。連結装置は、一対のアーム部を移動、及び、回動させることにより、被搬送体の把持対象部を挟持できるようになっている。被搬送体は、四隅の車輪の内側に門形フレームが設けられ、その門形フレームの頂部位置に把持対象部が設けられている。
【0004】
搬送車は、被搬送体の門形フレームの下方に潜り込むよう移動し、その状態で連結装置を作動させ、一対のアーム部で把持対象部を把持する。これにより、被搬送体は、搬送車に連結され、搬送車の移動に追従して目的位置まで搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-036644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
引用文献1に記載の搬送車は、連結装置のアーム部で把持し得る被搬送体の把持位置や幅が一定であればアーム部によって被搬送体を把持することができるが、サイズや形状等の仕様の異なる被搬送体に対しては対応することが難しい。
【0007】
また、引用文献1に記載の搬送車は、被搬送体に対するアーム部の把持位置を調整することが難しいため、被搬送体に対して把持位置を正確に位置決めする必要がある。このため、引用文献1に記載の搬送車の場合には、被搬送体に対する確実な把持(係止)を実現するために種々の検出センサを含む複雑な機構を付設する必要がある。
【0008】
そこで本発明は、構成の簡素化を図りつつ、仕様の異なる様々な被搬送体に対応することができる搬送車の係止部構造、及び、搬送車を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る搬送車の係止部構造は、車両本体の上部に設置される案内軌道と、被搬送体を係止可能な係止部材を支持するベースブロックと、前記案内軌道に案内されて前記ベースブロックとともに移動可能な被案内部と、前記ベースブロックを前記案内軌道に対して位置固定可能な固定部と、を備えている。
【0010】
上記の構成の係止部構造は、車両本体上での係止部材の位置を変更する場合は、固定部によるベースブロックの位置固定を解除し、その状態でベースブロックと被案内部を案内軌道に沿わせて所望の位置に移動させる。この後、ベースブロックを案内軌道に対して固定部によって位置固定する。これにより、係止部材による被搬送体の係止位置が適切な位置に調整される。したがって、このようにして車両本体上における係止部材の位置を適切に調整することにより、サイズや形状の異なる様々な仕様の被搬送体を係止することが可能になる。よって、本構成の係止部構造を採用した場合には、サイズや形状の異なる様々な仕様の被搬送体を搬送車によって搬送することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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