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公開番号2024081952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195566
出願日2022-12-07
発明の名称搬送設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B61B 13/00 20060101AFI20240612BHJP(鉄道)
要約【課題】台車における支持部の直下やその前後に無人搬送車が配置されるスペースがない場合でも、無人搬送車を台車に連結して無人搬送車の駆動力により台車を走行させることができる搬送設備を実現する。
【解決手段】無人搬送車30の連結部35は、台車20の車体21に対する上下軸心周りの相対回転が規制された状態で車体21に連結するように構成され、無人搬送車30は、連結部35が車体21における搬送対象物Bを支持する支持部25aに対して幅方向Yの外側の位置に連結された状態で、駆動源により駆動輪34bを駆動して台車20を走行させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
搬送対象物を支持する台車と、前記台車に連結された状態で自走することで前記台車を床面に沿って走行させる無人搬送車と、を備えた搬送設備であって、
前記無人搬送車は、前記台車に連結する連結部と、前記床面を転動する駆動輪と、前記駆動輪を駆動する駆動源と、を備え、
前記台車は、前記搬送対象物を支持する支持部と、前記床面を転動する複数の車輪と、前記支持部及び複数の前記車輪が取り付けられた車体と、を備え、
前記台車が走行する方向を走行方向とし、上下方向視で前記走行方向に直交する方向を幅方向として、
前記連結部は、前記車体に対する上下軸心周りの相対回転が規制された状態で前記車体に連結するように構成され、
前記無人搬送車は、前記連結部が前記車体における前記支持部に対して前記幅方向の外側の位置に連結された状態で、前記駆動源により前記駆動輪を駆動して前記台車を走行させる、搬送設備。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記台車は、上下方向視で前記搬送対象物と重複する領域に配置された前記車輪である支持車輪を複数備え、
前記連結部は、前記車体における前記支持車輪に対して前記幅方向の外側の位置に連結される、請求項1に記載の搬送設備。
【請求項3】
前記車体は、上下方向視で前記搬送対象物と重複する領域に対して前記幅方向の外側に配置され、前記搬送対象物に対する作業を行う作業者が載る作業台部を備え、
前記連結部は、前記作業台部の下面に連結される、請求項1に記載の搬送設備。
【請求項4】
前記台車は、前記車体の上において前記搬送対象物を昇降させる昇降装置を備え、
前記支持部は、前記昇降装置における前記搬送対象物に接する部分であり、
前記昇降装置は、前記車体から下側に突出する下側突出部を備え、
前記無人搬送車は、前記連結部が前記車体に連結された状態で、前記下側突出部に対して前記幅方向の外側に配置される、請求項1に記載の搬送設備。
【請求項5】
前記無人搬送車を制御する制御装置を更に備え、
前記制御装置は、予め定められた反転条件を満たす毎に、前記無人搬送車の前後の向きを反転させる反転動作を実行する、請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送設備。
【請求項6】
前記無人搬送車は、前記駆動輪を兼ね又は前記駆動輪とは別に設けられた操舵輪と、前記操舵輪を制御する操舵制御部と、を備え、
前記走行方向に対する前記操舵輪の向きの傾斜角度を操舵角度として、
前記操舵制御部は、前記連結部が前記車体に連結された状態では、前記連結部が前記車体に連結されていない状態に比べて、前記無人搬送車を前記幅方向の外側に向かわせる側に前記操舵角度を調整する、請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送設備。
【請求項7】
前記操舵制御部は、前記搬送対象物を含む前記台車の重量が大きくなることに応じて、前記無人搬送車を前記幅方向の外側に向かわせる側への前記操舵角度を大きくするように調整する、請求項6に記載の搬送設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、台車と無人搬送車とを備えた搬送設備に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば工場等における部品の搬送及び組み立てを、床面に沿って移動する台車上で行う場合があり、その際、台車の移動を無人搬送車に担わせる場合がある。この場合、その工場等は、台車を搬送する搬送設備を備えていることになる。このような搬送設備の一例が、特開2007-76518号公報(特許文献1)に開示されている。
【0003】
特許文献1の搬送設備は、搬送対象物(部品)が載せられた台車(台車A~G)と、その台車に連結された状態で自走することで当該台車を移動させる無人搬送車(自動搬送機x~z)とを備えている。特許文献1の搬送設備では、無人搬送車は、搬送対象物を支持する支持部(作業台45)の直下で、連結構造(ピン係合孔49及びフックピン103)により台車に連結される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-76518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の搬送設備では、無人搬送車は支持部の直下に配置され、支持部の直下で連結構造により台車に連結されている。このような構成では、無人搬送車を自走させた際に平均して安定的に台車を走行させることができると考えられる。しかし、台車における支持部の直下やその前後に、台車に必要な構造物や機構などがある場合には、無人搬送車と台車との連結が困難になるという問題があった。
【0006】
そこで、台車における支持部の直下やその前後に無人搬送車が配置されるスペースがない場合でも、無人搬送車を台車に連結して無人搬送車の駆動力により台車を走行させることができる搬送設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る搬送設備は、搬送対象物を支持する台車と、前記台車に連結された状態で自走することで前記台車を床面に沿って走行させる無人搬送車と、を備えた搬送設備であって、前記無人搬送車は、前記台車に連結する連結部と、前記床面を転動する駆動輪と、前記駆動輪を駆動する駆動源と、を備え、前記台車は、前記搬送対象物を支持する支持部と、前記床面を転動する複数の車輪と、前記支持部及び複数の前記車輪が取り付けられた車体と、を備え、前記台車が走行する方向を走行方向とし、上下方向視で前記走行方向に直交する方向を幅方向として、前記連結部は、前記車体に対する上下軸心周りの相対回転が規制された状態で前記車体に連結するように構成され、前記無人搬送車は、前記連結部が前記車体における前記支持部に対して前記幅方向の外側の位置に連結された状態で、前記駆動源により前記駆動輪を駆動して前記台車を走行させる。
【0008】
本構成によれば、台車における支持部の直下やその前後に無人搬送車が配置されるスペースがない場合であっても、無人搬送車を台車に連結し、当該無人搬送車の駆動力により台車を走行させることができる。この際、連結部が上下軸心周りの相対回転が規制された状態で車体に連結するため、無人搬送車が台車の幅方向の両側ではなく幅方向のいずれかの側のみに連結されている場合であっても、台車の走行方向と無人搬送車の走行方向とがずれないようにし易い。従って、台車における支持部の直下やその前後に、台車に必要な構造物や機構などがある場合であっても、無人搬送車により台車を走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
搬送設備のレイアウトの一例を示す図
図1の台車及び無人搬送車の側面図
図2の台車及び無人搬送車の正面図
図2の台車及び無人搬送車の平面図
図2の無人搬送車の連結部を説明する図
図2の無人搬送車における非連結時の右折を説明する図
図2の無人搬送車における非連結時の左折を説明する図
図2の無人搬送車及び台車の右折を説明する図
図2の無人搬送車及び台車の直進を説明する図
図2の無人搬送車及び台車の左折を説明する図
別の実施形態の台車及び無人搬送車の平面図
別の実施形態の台車及び無人搬送車の平面図
別の実施形態の台車及び無人搬送車の平面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、搬送設備の実施形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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