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公開番号
2025012388
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115183
出願日
2023-07-13
発明の名称
エレベータ装置
出願人
東芝エレベータ株式会社
代理人
弁理士法人 天城国際特許事務所
主分類
B66B
1/34 20060101AFI20250117BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】エレベータ装置のエネルギー効率を改善する。
【解決手段】実施形態に係るエレベータ装置は、巻上機とバッテリーと回生回路とを有する。巻上機は、乗りかごと釣合い錘を昇降動作させる。バッテリーは、乗りかごもしくは釣合い錘に搭載された電子機器に電力を供給する。回生回路は、乗りかごおよび釣合い錘の昇降に伴って回転する回転体の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、変換した電気エネルギーをバッテリーに充電する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
乗りかごと釣合い錘を昇降動作させる巻上機と、
前記乗りかごもしくは前記釣合い錘に搭載された電子機器に電力を供給するバッテリーと、
前記乗りかごおよび前記釣合い錘の昇降に伴って回転する回転体の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、変換した電気エネルギーを前記バッテリーに充電する回生回路と、
を有するエレベータ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記回生回路は、回転する前記回転体の運動エネルギーを前記回生回路に伝達する伝達手段を有し、
前記伝達手段は、
前記乗りかごおよび前記釣合い錘の昇降速度を計測する速度センサの計測結果に基づいて前記乗りかごおよび前記釣合い錘の昇降速度が減速したことを検知すると、もしくは、前記巻上機の回転速度を計測する速度センサの計測結果に基づいて前記巻上機の回転速度が減速したことを検知すると、前記回転体の回転に伴う運動エネルギーを前記回生回路に伝達する、
請求項1に記載のエレベータ装置。
【請求項3】
前記回生回路は、
前記回転体の回転を動力として発電する発電部と、
前記発電部から出力された交流電流を直流電流に変換する変換部と、
を有する、
請求項1に記載のエレベータ装置。
【請求項4】
前記バッテリーは、前記バッテリーの充電状態を監視する充電監視センサを有し、
前記回生回路は、発熱抵抗体と、前記変換部の出力の接続先を前記バッテリーもしくは前記発熱抵抗体に切り替える切替部を有し、
前記切替部は、
前記充電監視センサが、前記バッテリーが満充電状態でないことを検知すると、前記変換部の出力を前記バッテリーに接続し、
前記充電監視センサが、前記バッテリーが満充電状態であることを検知すると、前記変換部の出力を前記発熱抵抗体に切り替える、
請求項3に記載のエレベータ装置。
【請求項5】
前記回転体は、
前記巻上機を構成するモータ、前記乗りかごと前記釣合い錘とを接続するワイヤにより伝達される力の方向を変える部材であるシーブ、前記乗りかごとガイドレールおよび前記釣合い錘とガイドレールとの間に設けられたローラガイド、の少なくともいずれか一つである、
請求項1から4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
【請求項6】
前記バッテリーと前記回生回路は、前記乗りかごおよび前記釣合い錘に搭載されており、
前記乗りかごに搭載された回生回路は、前記乗りかごとガイドレール間に配置されたローラガイドもしくは前記乗りかごに設けられたシーブの回転による回転エネルギーを電気エネルギーに変換して前記乗りかごに搭載されたバッテリーを充電し、
前記釣合い錘に搭載された回生回路は、前記釣合い錘とガイドレール間に配置されたローラガイドもしくは前記釣合い錘に設けられたシーブの回転による回転エネルギーを電気エネルギーに変換して前記釣合い錘に搭載されたバッテリーを充電する、
請求項1から4のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、エレベータ装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の釣合い錘は鉄の塊であり、制御盤やバッテリーは、昇降路の上部などに配置されていた。しかし、制御盤やバッテリーの配置には実装スペースが必要であるので、実装効率の面で改善が望まれていた。
【0003】
実装効率を改善するために、制御盤やバッテリーを釣合い錘の中に配置する提案もある。釣合い錘の中に制御盤やバッテリーを配置することで、エレベータ装置の据え付け工事の工数を削減することもできる。これらの提案では、昇降路内に設けた充電装置から接触もしくは非接触で、釣合い錘内に配置されたバッテリーの充電を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-14424号公報
特開2002-249285号公報
【0005】
ところで、エレベータ装置の乗りかごおよび釣合い錘の昇降速度を低減するときには、電磁ブレーキやディスクブレーキ等により巻上機の回転速度を低下させる。電磁ブレーキやディスクブレーキ等により減速された巻上機の運動エネルギーは、熱エネルギーとして消失する。この消失するエネルギーに着目すると、エネルギー効率において改善の余地があると思われる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上述の事情によりなされたもので、エレベータ装置のエネルギー効率を改善することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための実施形態に係るエレベータ装置は、巻上機とバッテリーと回生回路とを有する。巻上機は、乗りかごと釣合い錘を昇降動作させる。バッテリーは、乗りかごもしくは釣合い錘に搭載された電子機器に電力を供給する。回生回路は、乗りかごおよび釣合い錘の昇降に伴って回転する回転体の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、変換した電気エネルギーをバッテリーに充電する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るエレベータ装置の構成図である。
本実施形態に係るエレベータ装置の乗りかごの構成図である。
本実施形態に係る乗りかごに実装された回生回路のブロック図である。
本実施形態に係るエレベータ装置のカウンタウエイトの構成図である。
本実施形態に係るカウンタウエイトに実装された回生回路のブロック図である。
本実施形態に係る回生回路によるバッテリーの充電処理について説明するためのフローチャートである。
本実施形態に係る回生回路に接続される回転体について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るエレベータ装置10の構成図である。エレベータ装置10は、商業施設や居住施設などの建築物に設けられた昇降路100の内部に配置されている。図1に示されるように、エレベータ装置10は、乗りかご31、カウンタウエイト(釣合い錘)35、ガイドレール21等を有している。ガイドレール21は、複数のレールによって構成されている。
【0010】
乗りかご31とカウンタウエイト35は、シーブ46、47、48を介してワイヤ45で接続されている。シーブ46、47、48は、ワイヤ45により伝達される力の方向を変える部材である。ガイドレール21は、乗りかご31とカウンタウエイト35を昇降自在にガイドするための部材である。カウンタウエイト35とガイドレール21との間には、複数のローラガイド23が設けられている。また、乗りかご31とガイドレール21との間には、複数のローラガイド24が設けられている。ローラガイド23と24は、乗りかご31およびカウンタウエイト35とガイドレール21との間の摩擦と衝撃を低減するための部材である。ローラガイド23と24は、ゴム等の樹脂で形成されている。ローラガイド23と24は、乗りかご31とカウンタウエイト35の昇降に伴うガイドレール21との摩擦により回転する回転体である。
(【0011】以降は省略されています)
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