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公開番号
2025011416
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113518
出願日
2023-07-11
発明の名称
電動パワーステアリング装置
出願人
NSKステアリング&コントロール株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B62D
5/04 20060101AFI20250117BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】より少ない型を有する鋳造型で成形が可能な減速機ハウジングを備える電動パワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】電動パワーステアリング装置は、ウォームシャフトハウジングとウォームホイールハウジングとのいずれかを少なくとも含み且つ鋳造品からなる減速機ハウジングを備える。減速機ハウジングの外面には、ハーネスの位置を規制する複数のフックが設けられる。複数のフックは、Y方向に延びるパーティングラインに沿って配置される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
モータの出力軸に取り付けられるウォームシャフトを収容するウォームシャフトハウジングと、前記ウォームシャフトに噛み合うウォームホイールを収容するウォームホイールハウジングとのいずれかを少なくとも含み且つ鋳造品からなる減速機ハウジングを備え、
前記減速機ハウジングの外面には、当該外面から突出して第1方向の一方側に延び且つハーネスの位置を規制する複数のフックが設けられ、
前記複数のフックは、前記第1方向に交差する第2方向に延びるパーティングラインに沿って配置される、
電動パワーステアリング装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記フックは、
前記第2方向から見てU字状の切り欠きが設けられる位置規制部を備える鍵フックであって、前記切り欠きの開口から挿入される前記ハーネスが前記位置規制部によって位置が規制され、
複数の前記鍵フックは、前記第2方向の一方側から他方側に向けて順に並ぶ、第1鍵フック、第2鍵フックおよび第3鍵フックを含み、
前記第1鍵フックにおける前記切り欠きの前記開口は、前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向の一方側を向き、
前記第2鍵フックにおける前記切り欠きの前記開口は、前記第3方向の他方側を向き、
前記第3鍵フックにおける前記切り欠きの前記開口は、前記第3方向の一方側を向く、
請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項3】
前記第1方向から見て、前記パーティングラインは、
前記第1鍵フックに対して前記第3方向の他方側に位置し、
前記第2鍵フックに対して前記第3方向の一方側に位置し、
前記第3鍵フックに対して前記第3方向の他方側に位置する、
請求項2に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項4】
前記パーティングラインは、前記第1方向から見て、直線状である、
請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項5】
前記第1鍵フックにおける前記外面から前記第1方向に沿った第1高さは、前記第2鍵フックの第2高さと異なり且つ前記第3鍵フックの第3高さと同じである、
請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項6】
前記第1鍵フックと前記第2鍵フックとの前記第2方向に沿った第1距離は、前記第2鍵フックと前記第3鍵フックとの前記第2方向に沿った第2距離と相違する、
請求項2から5のいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項7】
前記フックは、前記外面から前記第1方向の一方側に突出する柱状フックであり、
当該柱状フックは、円柱状の小径部と、当該小径部に対して前記第1方向の一方側に設けられ且つ前記小径部よりも径が大きい円柱状の大径部と、を備え、
前記小径部で前記ハーネスの位置が規制される、
請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項8】
前記第1方向および前記第2方向に交差する方向を第3方向とする場合、
前記第1方向から見て、
複数の前記柱状フックは、前記第2方向に延びる直線状に配置され、
前記パーティングラインは、直線状であり、且つ、複数の前記柱状フックの前記第3方向の中央を通る、
請求項7に記載の電動パワーステアリング装置。
【請求項9】
複数の前記柱状フックは、前記第2方向の一方側から他方側に向けて順に並ぶ、第1柱状フック、第2柱状フックおよび第3柱状フックを有し、
前記第1柱状フックと前記第2柱状フックとの前記第2方向に沿った第1距離は、前記第2柱状フックと前記第3柱状フックとの前記第2方向に沿った第2距離と相違する、
請求項7または8に記載の電動パワーステアリング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、トルクセンサを収容するセンサハウジングを備える減速機ハウジングが開示されている。当該センサハウジングには、貫通孔が設けられ、前記トルクセンサに接続されるハーネスが前記貫通孔を介して当該センサハウジングの外側に引き出される。前記センサハウジングには、樹脂製のクリップが取り付けられ、前記ハーネスは、前記クリップで位置が規制される。
【0003】
しかし、車両組み立て時などにおいて、クリップは、他の車両部品等が当たったときなどの外力を受けたときに損傷を受ける可能性があるため、より剛性の高いハーネス位置規制部が望まれている。
【0004】
そこで、例えば鋳造品でフックを成形することにより、剛性がより高いフックを成形することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-56943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここで、フックは減速機ハウジングの外面から突出しており、また、フックを複数設ける必要がある。よって、鋳造型を開くときに当該鋳造型がフックに引っ掛かることを避けるために、鋳造型を多くの型に分割し、当該分割した複数の型を複数の方向へ移動させて鋳造型を開くようにする。このように、フックが設けられた減速機ハウジングを鋳造で成形する場合、鋳造型の数が多くなり製造工程が複雑になる可能性がある。
【0007】
本開示は、前述の課題に鑑みてなされたものであって、より少ない型を有する鋳造型で成形が可能な減速機ハウジングを備える電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するため、本開示の一態様の電動パワーステアリング装置は、モータの出力軸に取り付けられるウォームシャフトを収容するウォームシャフトハウジングと、前記ウォームシャフトに噛み合うウォームホイールを収容するウォームホイールハウジングとのいずれかを少なくとも含み且つ鋳造品からなる減速機ハウジングを備え、前記減速機ハウジングの外面には、当該外面から突出して第1方向の一方側に延び且つハーネスの位置を規制する複数のフックが設けられ、前記複数のフックは、前記第1方向に交差する第2方向に延びるパーティングラインに沿って配置される。
【0009】
前述したように、特許文献1の減速機ハウジングは、樹脂製のクリップを備え、当該クリップにハーネスを取り付けている。ただし、車両組み立て時などにおいて、クリップは、他の車両部品等が当たったときなどの外力を受けたときに損傷を受ける可能性があるため、例えば鋳造品で成形する高剛性のフックが望まれている。しかし、フックを有する減速機ハウジングを鋳造で成形する場合、鋳造型を開くときにフックに型が引っ掛からないように、鋳造型を多くの型に分割する必要がある。
【0010】
そこで、本開示では、フックを複数設け、パーティングラインに沿って配置している。これにより、例えば、パーティングラインを挟んで一方側に位置する第1型と、パーティングラインを挟んで他方側に位置する第2型との2つの型で鋳造型を構成することができる。そして、複数のフックの一部を第1型で成形し、残りのフックを第2型で成形することができる。このように、本開示によれば、より少ない型を有する鋳造型を用いて、フックを有する減速機ハウジングを鋳造で成形することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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