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公開番号
2025011327
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2024187022,2020125693
出願日
2024-10-23,2020-07-22
発明の名称
通信装置、制御方法、及び、プログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
76/15 20180101AFI20250116BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 他の通信装置と複数のリンクを確立して行う通信に関する能力情報を送信する際の通信のオーバーヘッドの低減を目的とする。
【解決手段】 AP102は、STA103からProbe Requestフレームを他の通信装置から受信し、受信したProbe Requestフレームに含まれる周波数帯または周波数チャネルに関する情報に基づいて決定した周波数帯または周波数チャネルに対応するマルチリンク通信のCapability情報を含むProbe ResponseフレームをSTA103に送信する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
通信装置であって、
Probe Requestフレームを他の通信装置から受信する受信手段と、
前記受信手段によって前記他の通信装置から受信したProbe Requestフレームに含まれる周波数帯または周波数チャネルに関する情報に基づいて、相手装置と複数のリンクを確立して通信するマルチリンク通信に関する能力を示すCapability情報について、何れの周波数帯または周波数チャネルに対応する前記Capability情報をProbe Responseフレームに含めるかを決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された周波数帯または周波数チャネルに対応する前記Capability情報を含むProbe Responseフレームを送信する送信手段と、
を有することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記受信手段によってProbe Requestフレームを受信した場合に、前記他の通信装置が、相手装置と複数のリンクを確立して通信するマルチリンク通信を実行可能であるかを判定する判定手段をさらに有し、
前記判定手段によって前記他の通信装置が前記マルチリンク通信を実行可能であると判定した場合、前記決定手段は前記Capability情報を含めると決定し、前記他の通信装置が前記マルチリンク通信を実行可能ではないと判定した場合、前記決定手段は前記Capability情報を含めないと決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記受信したProbe Requestフレームに、周波数チャネルを示す情報が含まれている場合、前記決定手段は、前記受信したProbe Requestフレームに含まれていた前記情報が示す周波数チャネルに対応する前記Capability情報のみを、前記Probe Responseフレームに含めると決定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記受信したProbe Requestフレームに、周波数チャネルを示す情報が含まれている場合、前記決定手段は、前記受信したProbe Requestフレームに含まれていた前記情報が示す周波数チャネルを含む周波数帯に対応する前記Capability情報のみを、前記Probe Responseフレームに含めると決定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項5】
前記受信したProbe Requestフレームに、周波数帯を示す情報が含まれている場合、前記決定手段は、前記受信したProbe Requestフレームに含まれていた前記情報が示す周波数帯に対応する前記Capability情報のみを、前記Probe Responseフレームに含めると決定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項6】
前記送信手段は、前記Capability情報として、前記マルチリンク通信に関する能力を示すelementを含むProbe Responseフレームを送信することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の通信装置。
【請求項7】
前記マルチリンク通信に関する能力を示すelementは、IEEE802.11シリーズ規格に準拠したMulti-Link elementであって、前記決定手段は前記受信したProbe Requestフレームに含まれる周波数帯または周波数チャネルに関する情報に基づいて、何れの周波数帯または周波数チャネルに対応するPer Link InfoをProbe Responseフレームに含めるかを決定することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
【請求項8】
前記送信手段は、前記Capability情報として、IEEE802.11n規格に準拠した通信を行う際のCapability情報示すHT Capabilities elementを含むProbe Responseフレームを送信することを特徴とする請求項6または7に記載の通信装置。
【請求項9】
前記送信手段は、前記Capability情報として、IEEE802.11ac規格に準拠した通信を行う際のCapability情報示すVHT Capabilities elementを含むProbe Responseフレームを送信することを特徴とする請求項6から8の何れか1項に記載の通信装置。
【請求項10】
前記決定手段は、前記受信したProbe Requestフレームに含まれる、IEEE802.11シリーズ規格に準拠したMulti-Link elementに含まれる、周波数帯または周波数チャネルを示す情報に基づいて、何れの周波数帯または周波数チャネルに対応する前記Capability情報をProbe Responseフレームに含めるかを決定することを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信における通信に関する情報の送受信に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、米国電気電子技術者協会)が策定しているWLAN通信規格として、IEEE802.11シリーズが知られている。なお、WLANとはWireless Local Area Networkの略である。IEEE802.11シリーズ規格としては、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax規格などの規格がある。
【0003】
特許文献1には、IEEE802.11ax規格ではOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続)による無線通信を実行することが開示されている。IEEE802.11ax規格では、OFDMAによる無線通信を実行することで、高いピークスループットを実現している。
【0004】
IEEEでは、さらなるスループットの向上や周波数利用効率の改善のため、IEEE802.11シリーズの新たな規格として、IEEE802.11be規格の策定が検討されている。IEEE802.11be規格では、1台のAP(Access Point)が異なる複数の周波数チャネルを介して1台のSTA(Station)と複数のリンクを確立し、通信する技術が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-50133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
APとSTAは、APとSTA間で複数のリンクを確立して通信する際に、ProbeRequestフレームおよびProbe Responseフレームを用いて、Capability(能力)情報を通信する。しかし、APが能力情報をSTAに通知する際に、APがリンクを確立可能なすべての周波数帯または周波数チャネルに関して能力情報を通知すると、フレームサイズが大きくなり、通信のオーバーヘッドが大きくなる。
【0007】
上記課題を鑑み、本発明は、他の通信装置と複数のリンクを確立して行う通信に関する能力情報を送信する際の通信のオーバーヘッドの低減を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の通信装置は、Probe Requestフレームを他の通信装置から受信する受信手段と、前記受信手段によって前記他の通信装置から受信したProbe Requestフレームに含まれる周波数帯または周波数チャネルに関する情報に基づいて、相手装置と複数のリンクを確立して通信するマルチリンク通信に関する能力を示すCapability情報について、何れの周波数帯または周波数チャネルに対応する前記Capability情報をProbe Responseフレームに含めるかを決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された周波数帯または周波数チャネルに対応する前記Capability情報を含むProbe Responseフレームを送信する送信手段と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、他の通信装置と複数のリンクを確立して行う通信に関する能力情報を送信する際の、通信のオーバーヘッドが低減される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
AP102が属するネットワークの構成を示す図である。
AP102のハードウェア構成を示す図である。
AP102の機能構成を示す図である。
AP102がSTA103にCapability情報を通知する際に実行する処理の一例を示すシーケンス図である。
Probe Requestフレームのフレーム構成の一例を示す図である。
Probe Responseフレームのフレーム構成の一例を示す図である。
AP102がCapability情報を通知する際に実行する処理を示すフローチャートである。
AP102がSTA103にCapability情報を通知する際に実行する処理の別の一例を示すシーケンス図である。
AP102がCapability情報を通知する際に実行する別の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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