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公開番号2025007635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109170
出願日2023-07-03
発明の名称制御装置、制御方法、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 21/431 20110101AFI20250109BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像を配信する配信者に対して、より適切に視聴者のリアルタイムの状態を提供する。
【解決手段】制御装置は、第1の表示装置を介して特定の物体を視認可能な配信者であって、前記特定の物体を撮像した画像を配信する配信者の前記第1の表示装置を制御する制御装置であって、前記特定の物体の画像を見るN人(N≧1)のユーザであって、特定の属性を有する前記N人のユーザのそれぞれが前記特定の物体において見ている位置を取得する取得手段と、前記特定の物体における前記N人のユーザのそれぞれが見ている位置を示す第1の表示アイテムを生成する生成手段と、前記特定の物体における前記第1の表示アイテムが示す位置と前記第1の表示アイテムとが重なって見えるように、前記第1の表示アイテムを前記第1の表示装置に表示する制御手段と、を有する。
【選択図】図2B
特許請求の範囲【請求項１】
第１の表示装置を介して特定の物体を視認可能な配信者であって、前記特定の物体を撮像した画像を配信する配信者の前記第１の表示装置を制御する制御装置であって、
前記特定の物体の画像を見るＮ人（Ｎ≧１）のユーザであって、特定の属性を有する前記Ｎ人のユーザのそれぞれが前記特定の物体において見ている位置を取得する取得手段と、
前記特定の物体における前記Ｎ人のユーザのそれぞれが見ている位置を示す第１の表示アイテムを生成する生成手段と、
前記特定の物体における前記第１の表示アイテムが示す位置と前記第１の表示アイテムとが重なって見えるように、前記第１の表示アイテムを前記第１の表示装置に表示する制御手段と、
を有することを特徴とする制御装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記第１の表示アイテムは、各ユーザが見ている位置を、当該位置を見ているユーザの数に応じた濃淡で着色することにより可視化するヒートマップである、
ことを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項３】
前記生成手段は、前記特定の物体の画像に表示された前記特定の物体を見るＭ人（Ｍ≧Ｎ）のユーザのうちから、前記Ｍ人のユーザの属性情報に基づき、前記特定の属性を有する前記Ｎ人のユーザを判定する、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の制御装置。
【請求項４】
前記属性情報は、前記特定の物体の購入状況を示す情報を含む、
ことを特徴とする請求項３に記載の制御装置。
【請求項５】
前記特定の属性は、前記特定の物体を購入していない者であるという属性である、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の制御装置。
【請求項６】
前記制御手段は、前記第１の表示装置を介して前記配信者が見ることができない位置を前記Ｎ人のユーザのいずれかが見ている場合には、前記配信者が見ることができない位置を見ているユーザが存在することを示す第２の表示アイテムを、前記第１の表示装置に表示する、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の制御装置。
【請求項７】
前記Ｎ人のユーザのそれぞれは、前記第１の表示装置が前記特定の物体を撮像した画像と、前記特定の物体のＣＧ（ＣｏｍｐｕｔｅｒＧｒａｐｈｉｃｓ）画像とのうちから、当該ユーザが見る前記特定の物体の画像を選択可能であり、
前記Ｎ人のユーザのそれぞれは、前記ＣＧ画像を見る場合には、操作によって、前記ＣＧ画像における前記特定の物体の姿勢を変化させることが可能である、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の制御装置。
【請求項８】
前記制御装置は、前記第１の表示装置に含まれており、
前記配信者が配信する前記画像は、前記Ｎ人のユーザのＮ個の第２の表示装置のそれぞれに配信され、
前記Ｎ個の第２の表示装置は、前記第１の表示装置と通信可能に接続されている、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の制御装置。
【請求項９】
第１の表示装置を介して特定の物体を視認可能な配信者であって、前記特定の物体を撮像した画像を配信する配信者の前記第１の表示装置を制御する制御方法であって、
前記特定の物体の画像を見るＮ人（Ｎ≧１）のユーザであって、特定の属性を有する前記Ｎ人のユーザのそれぞれが前記特定の物体において見ている位置を取得する取得ステップと、
前記特定の物体における前記Ｎ人のユーザのそれぞれが見ている位置を示す第１の表示アイテムを生成する生成ステップと、
前記特定の物体における前記第１の表示アイテムが示す位置と前記第１の表示アイテムとが重なって見えるように、前記第１の表示アイテムを前記第１の表示装置に表示する制御ステップと、
を有することを特徴とする制御方法。
【請求項１０】
コンピュータを、請求項１または２に記載の制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制御装置、制御方法、プログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、配信者と視聴者とが双方向のコミュニケーションをとりながら、商品の購入が可能な「ライブコマース」と呼ばれるＥＣ（ＥｌｅｃｔｒｉｃＣｏｍｍｅｒｃｅ）モデルが普及している。ライブコマースでは、配信者が商品を説明するライブ動画を配信し、視聴者がリアルタイムに質問およびコメントを行う。また、配信者は、視聴者からの質問とコメント、および商品の購入状況を参照することによって、視聴者の商品に対する反応を把握している。
【０００３】
特許文献１では、システムは、商品に関するリアルタイムの動画を配信する配信者の表示画面に、各視聴者の商品購入状況に関する情報を表示する。システムは、各視聴者に紐づけられたアバターのうち商品を購入した視聴者のアバターの表示を変更することにより、配信者は各視聴者の購入状況を把握している。
【０００４】
特許文献２では、動画配信システムは、動画ライブラリに記憶された動画データの配信中における、複数の視聴者の反応を示す反応情報を取得し、その反応情報に応じて第一の動画データの次に配信する第二の動画データを決定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１６－１９７４１１号公報
特開２０２０－１２０３０３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１の技術では、アバターの表示から視聴者が未購入者と購入者のいずれであるか見分けを付けているだけである。特許文献２の技術では、ライブコマースのようなライブ動画では、視聴者の反応が反映できない。従って、いずれの技術を用いても、画像を配信する配信者に対して、視聴者のリアルタイムの状態を適切に提供することができていなかった。
【０００７】
そこで、本発明は、画像を配信する配信者に対して、より適切に視聴者のリアルタイムの状態を提供することを可能にする技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明の１つの態様は、
第１の表示装置を介して特定の物体を視認可能な配信者であって、前記特定の物体を撮像した画像を配信する配信者の前記第１の表示装置を制御する制御装置であって、
前記特定の物体の画像を見るＮ人（Ｎ≧１）のユーザであって、特定の属性を有する前記Ｎ人のユーザのそれぞれが前記特定の物体において見ている位置を取得する取得手段と、
前記特定の物体における前記Ｎ人のユーザのそれぞれが見ている位置を示す第１の表示アイテムを生成する生成手段と、
前記特定の物体における前記第１の表示アイテムが示す位置と前記第１の表示アイテムとが重なって見えるように、前記第１の表示アイテムを前記第１の表示装置に表示する制
御手段と、
を有することを特徴とする制御装置である。
【０００９】
本発明の１つの態様は、
第１の表示装置を介して特定の物体を視認可能な配信者であって、前記特定の物体を撮像した画像を配信する配信者の前記第１の表示装置を制御する制御方法であって、
前記特定の物体の画像を見るＮ人（Ｎ≧１）のユーザであって、特定の属性を有する前記Ｎ人のユーザのそれぞれが前記特定の物体において見ている位置を取得する取得ステップと、
前記特定の物体における前記Ｎ人のユーザのそれぞれが見ている位置を示す第１の表示アイテムを生成する生成ステップと、
前記特定の物体における前記第１の表示アイテムが示す位置と前記第１の表示アイテムとが重なって見えるように、前記第１の表示アイテムを前記第１の表示装置に表示する制御ステップと、
を有することを特徴とする制御方法である。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、画像を配信する配信者に対して、より適切に視聴者のリアルタイムの状態を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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