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公開番号2025007912
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109639
出願日2023-07-03
発明の名称記録装置及び記録方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 発泡粒子を発泡させることによる凸構造を有する記録物を形成する際に、発泡の程度に起因する色差を抑制する。
【解決手段】 有色液版が示す色が同じであっても、発泡させる程度が大きい領域の方が、有色液が多く付与されるように有色液の付与量を決定する。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
基材上に、エネルギーが付加されることにより発泡する発泡粒子を含有する発泡層が設けられた記録媒体に対し、前記発泡粒子の発泡の程度を制御する発泡制御液と、色材を含有する有色液と、を付与する付与手段と、
前記有色液に対応する有色液のデータに基づき、前記記録媒体上に付与される前記有色液の量を示す有色液の記録信号値と、前記発泡制御液に対応する発泡制御液のデータに基づき、前記記録媒体上に付与される前記発泡制御液の量を示す発泡制御液の記録信号値と、を生成する生成手段と、
生成された前記有色液の記録信号値と前記発泡制御液の記録信号値とに基づき、前記付与手段の付与動作を制御する制御手段と、
を備え、
前記有色液のデータが第1の領域の色と第2の領域の色が同じであることを示し、且つ、前記発泡制御液のデータにおいて前記第1の領域を発泡させる程度が前記第2の領域を発泡させる程度よりも大きい場合、前記生成手段は、前記第1の領域に対する前記有色液の付与量が前記第2の領域に対する前記有色液の付与量よりも多くなるように、前記有色液の記録信号値が生成することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記発泡粒子は熱エネルギーにより発泡し、
前記発泡制御液は、前記発泡粒子が発泡を開始する温度を低下させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記発泡制御液は、前記発泡粒子の発泡を促進させる発泡促進液であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記発泡制御液のデータにおいて、前記第1の領域に対する前記発泡促進液の付与量は、前記第2の領域に対する前記発泡促進液の付与量よりも多いことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記有色液のデータから前記有色液の記録信号値を生成するための複数の変換データを保持する保持手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記発泡制御液のデータに応じて、前記複数の変換データのいずれかを用いて前記有色液の記録信号値を生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
前記生成手段は、所定の最大付与量を超えないように前記有色液の記録信号値を生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項7】
前記生成手段は、前記発泡制御液のデータにおいて、前記発泡制御液が付与される領域のうちの最も外側の画素であって、前記有色液が付与される画素をエッジ領域として検出し、且つ、前記発泡制御液が付与される領域のうち前記エッジ領域でない領域を非エッジ領域として検出し、前記エッジ領域に対する前記有色液の付与量が前記非エッジ領域に対する前記有色液の付与量よりも多くなるように前記有色液の記録信号値を生成することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項8】
前記発泡粒子は、熱可塑性樹脂を含有するシェル層と、当該シェル層に封入された揮発性材料と、を有する熱膨張性のマイクロカプセルであることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項9】
前記発泡制御液は、前記発泡粒子の発泡を抑制する発泡抑制液であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項10】
基材上に、エネルギーが付加されることにより発泡する発泡粒子を含有する発泡層が設けられた記録媒体に対し、前記発泡粒子の発泡の程度を制御する発泡制御液と、色材を含有する有色液と、を付与する記録方法であって、
有色液のデータに基づく量の前記有色液を付与し、且つ、発泡制御液のデータに基づく量の前記発泡制御液を付与し、
前記有色液のデータが第1の領域の色と第2の領域の色が同じであることを示し、且つ、前記発泡制御液のデータにおいて前記第1の領域を発泡させる程度が前記第2の領域を発泡させる程度よりも大きい場合、前記第1の領域に付与される前記有色液の量が前記第2の領域に付与される前記有色液の量よりも多くなるように、前記有色液が付与されることを特徴とする記録方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体上に画像を記録するための記録装置及び記録方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、立体画像を形成する記録装置において、発泡性シートの表面に発泡制御液を付与して加熱や電磁波などを照射することにより凹凸構造を形成する方法が知られている。
【0003】
特許文献1には、発泡を促進する発泡促進液を発泡性シートの表面に付与した後、電磁波を照射することにより凹凸構造を形成することが記載されている。この発泡促進液は電磁波の熱を吸収する材料を含み、発泡促進液の色は無色ではなく有色である。発泡促進液を付与した領域と付与しない領域の色味が異なることを課題とし、発泡促進液を付与しない領域にカラー調整層を形成することで色味の差を低減することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-188774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発泡の程度を制御する発泡制御液の付与量を変えることにより、実際に発泡する発泡粒子の数が制御可能であり、結果として、記録媒体上に凸構造を形成する上で、その高さや表面積を変えることができる。
【0006】
一方、発泡粒子を発泡させる発泡制御液に加えて有色液を付与することにより、発泡粒子を発泡させる領域にも任意の色味を付与できる。しかしながら、均一な色の画像を記録することを目的として各単位面積に同量の有色液を付与した場合、前述のような凸構造の高さや表面積の違いにより、同じ色にならないという課題がある。
【0007】
このような課題に対し、本発明は、発泡粒子を発泡させることによる凸構造を有する記録物を形成する際に、発泡の程度に起因する色差を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、基材上に、エネルギーが付加されることにより発泡する発泡粒子を含有する発泡層が設けられた記録媒体に対し、前記発泡粒子の発泡の程度を制御する発泡制御液と、色材を含有する有色液と、を付与する付与手段と、前記有色液に対応する有色液のデータに基づき、前記記録媒体上に付与される前記有色液の量を示す有色液の記録信号値と、前記発泡制御液に対応する発泡制御液のデータに基づき、前記記録媒体上に付与される前記発泡制御液の量を示す発泡制御液の記録信号値と、を生成する生成手段と、生成された前記有色液の記録信号値と前記発泡制御液の記録信号値とに基づき、前記付与手段の付与動作を制御する制御手段と、を備え、前記有色液のデータが第1の領域の色と第2の領域の色が同じであることを示し、且つ、前記発泡制御液のデータにおいて前記第1の領域を発泡させる程度が前記第2の領域を発泡させる程度よりも大きい場合、前記生成手段は、前記第1の領域に対する前記有色液の付与量が前記第2の領域に対する前記有色液の付与量よりも多くなるように、前記有色液の記録信号値が生成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発泡粒子を発泡させることによる凸構造を有する記録物を形成する際に、発泡の程度に起因する色差を抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施形態に係る立体画像を形成する記録媒体を説明するための図。
第1の実施形態に係る記録装置の断面構成を示す図。
第1の実施形態に係る記録ヘッドの構成例を説明するための図。
第1の実施形態に係る入稿画像例を示す図。
第1の実施形態に係るシステム構成の例を示す図。
第1の実施形態に係るプリントサービスのシーケンス図。
第1の実施形態に係る画像記録時の処理のフローチャート。
第1の実施形態に係るエッジ判定を説明するための図。
第2の実施形態に係る画像記録時の処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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