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公開番号2025008185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110137
出願日2023-07-04
発明の名称撮像装置及び撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03B 17/55 20210101AFI20250109BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】大型化を抑制しつつ記録メディアを効率的に冷却可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置102は、把持部216と、把持部206の内部に設けられた第1のメディアスロット114及び第2のメディアスロット115と、第1の吸気口105及び第2の吸気口106と、排気口104と、冷却ダクトと、第1のメディアスロット114から冷却ダクトへ熱を伝える熱伝達部材120を備える。冷却ダクトは、第1の吸気口105及び第2の吸気口106から排気口104へ向けて冷却ダクトの内部に空気を流す冷却ファン113と、第1の吸気口105及び第2の吸気口106と接続される吸気側ダクト110を有する。吸気側ダクト110は、撮像装置102の光軸方向から見た場合に把持部216においてメディアスロットと少なくとも一部が重なるように配置される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
把持部と、
前記把持部の内部に設けられたメディアスロットと、
吸気口と、
排気口と、
前記吸気口と前記排気口とを接続する冷却ダクトと、
前記メディアスロットから前記冷却ダクトへ熱を伝える第1の熱伝達部材と、を備える撮像装置であって、
前記冷却ダクトは、
前記吸気口から前記排気口へ向けて前記冷却ダクトの内部に空気を流す冷却ファンと、
前記吸気口と接続され、前記撮像装置の光軸方向から見た場合に前記把持部において前記メディアスロットと少なくとも一部が重なるように設けられた吸気側ダクトと、を有することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の熱伝達部材は、
薄板状の土台部と、
前記土台部の一方の面から突出する複数のフィンと、を有し、
前記冷却ダクトは、前記複数のフィンを前記冷却ダクトの内部に向けて突出させるための開口部を有し、
前記開口部は、前記土台部が前記冷却ダクトと前記メディアスロットに挟まれていることによって気密に閉塞されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第1の熱伝達部材は、前記複数のフィンが前記冷却ダクトの内部で空気が流れる方向と略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記メディアスロットを実装する基板を備え、
前記基板において前記メディアスロットが実装されている面の反対側の面に撮像素子が実装されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記メディアスロットを実装する基板と、
前記基板において前記メディアスロットが実装されている面と同じ面に実装された発熱素子と、
前記発熱素子から前記冷却ダクトへ熱を伝える第2の熱伝達部材と、を備え、
前記第1の熱伝達部材は、前記光軸方向において前記メディアスロットと前記冷却ダクトとの間に挟まれ、
前記第2の熱伝達部材は、前記冷却ダクトにおいて前記第1の熱伝達部材が接触している面と前記発熱素子とに前記光軸方向において挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第1の熱伝達部材と第2の熱伝達部材は放熱ゴムであることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記吸気口は、第1の吸気口と第2の吸気口を有し、
前記冷却ダクトは、前記冷却ファンを駆動した際に前記第1の吸気口から流入する空気が流れる第1の流路と前記第2の吸気口から流入する空気が流れる第2の流路を有し、
前記第1の流路を流れる空気により前記メディアスロットが冷却され、前記第2の流路を流れる空気により前記発熱素子が冷却されることを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記第2の吸気口の開口面積は前記第1の吸気口の開口面積よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記メディアスロットは、前記第1の流路に沿って直列的に少なくとも2つ配置されていることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記少なくとも2つのメディアスロットは、前記撮像装置の高さ方向に並べて隣接して配置されていることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置及び撮像システムに関し、特に撮像装置に装着された記録メディアを冷却する技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
記録映像の高画質化が求められている。このようなニーズに対して、高解像度化や高フレームレート化等によって高画質化を図る場合、撮像装置内部での信号処理負荷に伴う電力消費量が大きくなる。特に、撮像部や画像処理部、記録メディア等での発熱量が大きくなるが、これらは一般的に高温になると性能が低下するため、これらを冷却する構造を撮像装置の内部に設ける必要がある。そこで、動画撮影(つまり、映像の記録)を主な目的とした撮像装置であって、記録メディアを冷却する構造を有する撮像装置が提案されている。例えば、特許文献1は、記録メディアの主面と直交する方向から見た場合に記録メディアの主面と重なるように空冷ダクトを設けることで、記録メディアを冷却する撮像装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-34789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高画質化による書き込みビットレートの増加に伴い、記録メディアの発熱量が今後更に大きくなることが懸念される。そのため、記録メディアを効率よく冷却する必要があるが、同時に、撮像装置の大型化を回避或いは抑制する必要がある。
【0005】
これに対して、上記特許文献1に記載された撮像装置では、撮像装置内部の複数の発熱部を冷却するために空冷ダクトの構造が複雑になっているため、撮像装置の大型化を回避或いは抑制しつつ、記録メディアの冷却効率を高めることは容易ではない。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、大型化を抑制しつつ記録メディアを効率的に冷却することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る撮像装置は、把持部と、前記把持部の内部に設けられたメディアスロットと、吸気口と、排気口と、前記吸気口と前記排気口とを接続する冷却ダクトと、前記メディアスロットから前記冷却ダクトへ熱を伝える第1の熱伝達部材と、を備える撮像装置であって、前記冷却ダクトは、前記吸気口から前記排気口へ向けて前記冷却ダクトの内部に空気を流す冷却ファンと、前記吸気口と接続され、前記撮像装置の光軸方向から見た場合に前記把持部において前記メディアスロットと少なくとも一部が重なるように設けられた吸気側ダクトと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、大型化を抑制しつつ記録メディアを効率的に冷却することが可能な撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る撮像装置の外観斜視図である。
図1の撮像装置の主要部の構成を示す斜視図である。
図1の撮像装置の主要部の構成を示す分解斜視図である。
メディアスロットから吸気側ダクトへの伝熱構成を示す分解斜視図である。
メディアスロットから吸気側ダクトへ熱伝達を行う放熱部材の斜視図である。
第1のメディアスロット、放熱部材及び吸気側ダクトの組み付け状態を示す底面図及び矢視MA-MA断面図である。
第1のメディアスロット、放熱部材及び吸気側ダクトの組み付け状態を示す正面図、及び、正面図に示す矢視MB-MBでの断面図である。
第2実施形態に係る撮像システムの背面図及び矢視MC-MC断面図である。
図8の撮像システムの底面図及び矢視MD-MD断面図である。
第3実施形態に係る撮像システムの外観斜視図である。
図10の撮像システムを構成する撮像装置の左側面図である。
図11の撮像装置が備える放熱ダクトの構造を示す断面図である。
図12(a)に示す矢視MF-MFでの断面図である。
図12(a)に示す矢視MG-MGでの断面図、及び、断面図内の領域EFの拡大図及び斜視図である。
メディア基板の変形例の構成及び熱伝達経路を説明する斜視図である。
第4実施形態に係る撮像装置を底面側から見て示す外観斜視図である。
図16の撮像装置に着脱可能な冷却モジュールの外観斜視図である。
第4実施形態に係る撮像システムの外観斜視図である。
図18の撮像システムにおいて各種の発熱素子を冷却するための構成を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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