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公開番号2025025448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023130215
出願日2023-08-09
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/095 20060101AFI20250214BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ダウンタイムを増加させることなく回収ローラからトナーの除去を行える構成を提供する。
【解決手段】キャリア回収装置5aは、感光ドラム1aに付着したキャリアを回収する。キャリア回収装置5aの回収ローラ52には、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧が印加される。キャリア回収装置5aは、回収ローラ52の回転方向に関して回収ローラ52が感光ドラム1aに最も近接する位置よりも下流側で回収ローラ52と対向するように配置された導体部材56を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
表面に静電潜像を担持して回転する像担持体と、
現像部において、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアを含む二成分現像剤により前記像担持体の表面に担持された静電潜像を現像してトナー像とする現像装置と、
前記像担持体から転写されたトナー像を担持し、記録材に転写する中間転写体と、
転写部において、前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を転写させる転写部材と、
前記像担持体の回転方向に関して、前記現像部よりも下流、且つ、前記転写部よりも上流において、前記像担持体に付着したキャリアを回収するキャリア回収装置であって、前記像担持体と対向して配置されて回転する回収ローラと、前記回収ローラの内側に非回転に配置され、磁力によりキャリアを前記回収ローラの表面に吸着させる磁界発生部とを有するキャリア回収装置と、
前記回収ローラに対し、直流電圧に交流電圧を重畳して印加可能な電圧印加部と、
前記電圧印加部を制御する制御部と、を備え、
前記キャリア回収装置は、前記回収ローラの回転方向に関して前記回収ローラが前記像担持体に最も近接する位置よりも下流側で前記回収ローラと対向するように配置された導体部材を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記導体部材は、前記回収ローラの回転軸線方向に関して、その両端部が前記磁界発生部の両端部よりも外側に位置するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記キャリア回収装置は、前記回収ローラから剥離されたキャリアを回収する回収室を有し、
前記導体部材は、前記回収ローラの回転方向に関して前記回収ローラが前記回収室と対向する位置よりも上流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記電圧印加部は、前記導体部材に直流電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記電圧印加部は、第1電圧印加部であり、
前記導体部材に直流電圧を印加する第2電圧印加部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記回収ローラに印加される直流電圧の極性は、負極性であり、
前記導体部材に印加される直流電圧は、前記回収ローラに印加される直流電圧と同じ大きさ、或いは、前記回収ローラに印加される直流電圧に対する差が正極性となる大きさの電圧であることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記導体部材は、接地されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記導体部材は、前記回収ローラの回転軸線よりも鉛直方向上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記導体部材は、樹脂層の表面に金属層を設けたシート状部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置として、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアを含む二成分現像剤を使用してトナー像を形成する構成が従来から知られている。この構成では、通常、現像工程において、トナーにより感光ドラム上の静電潜像をトナー像として現像するが、一定の割合でキャリアも感光ドラムに付着する場合がある(キャリア付着)。キャリア付着が発生すると、出力画像に影響を与えるため、例えば、特許文献1には、感光ドラム上に付着したキャリアを回収するキャリア回収装置を備えた構成が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載のキャリア回収装置では、回収ローラと、回収ローラ内に設けられたマグネットローラを備え、更に、回収ローラに直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する構成としている。これにより、マグネットローラの磁力及び印加電圧による静電気力によって、感光ドラム上のキャリアを回収ローラに回収する。このようにキャリア回収装置でキャリアを回収する際には、一部のトナーも回収ローラに回収される場合がある。このため、特許文献1に記載の構成の場合、非画像形成時にトナー除去モードを実行するようにし、トナー除去モードでは、感光ドラムの回転速度を画像形成時よりも低下させると共に、回収ローラに交流電圧を印加して回収ローラに付着したトナーを感光ドラムに戻すようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-148920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の構成のようにトナー除去モードにおいて感光ドラムの回転速度を低下させる場合、感光ドラムの回転速度を画像形成時とトナー除去モードとで変更する必要がある。このため、画像形成時にはトナー除去モードを実行することができず、画像形成時とは別にトナー除去モードを実行するための時間を確保する必要がある。この結果、画像形成が行えない時間であるダウンタイムが増加してしまう。一方、感光ドラムの回転速度を低下させることなくトナー除去モードを行う場合、回収ローラに付着したトナーを十分に除去するためには、トナー除去モードの実行時間を長くする必要があり、結果としてダウンタイムが増加してしまう。
【0006】
本発明は、ダウンタイムを増加させることなく回収ローラからトナーの除去を行える構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、表面に静電潜像を担持して回転する像担持体と、現像部において、非磁性のトナーと磁性を有するキャリアを含む二成分現像剤により前記像担持体の表面に担持された静電潜像を現像してトナー像とする現像装置と、前記像担持体から転写されたトナー像を担持し、記録材に転写する中間転写体と、転写部において、前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を転写させる転写部材と、前記像担持体の回転方向に関して、前記現像部よりも下流、且つ、前記転写部よりも上流において、前記像担持体に付着したキャリアを回収するキャリア回収装置であって、前記像担持体と対向して配置されて回転する回収ローラと、前記回収ローラの内側に非回転に配置され、磁力によりキャリアを前記回収ローラの表面に吸着させる磁界発生部とを有するキャリア回収装置と、前記回収ローラに対し、直流電圧に交流電圧を重畳して印加可能な電圧印加部と、前記電圧印加部を制御する制御部と、を備え、前記キャリア回収装置は、前記回収ローラの回転方向に関して前記回収ローラが前記像担持体に最も近接する位置よりも下流側で前記回収ローラと対向するように配置された導体部材を有することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ダウンタイムを増加させることなく回収ローラからトナーの除去を行える。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。
実施形態に係るキャリア回収装置の概略構成断面図。
実施形態に係る画像形成装置の制御ブロック図。
実施形態に係るマグネットローラ、回収ローラ及び導体部材の長手方向の関係を示す模式図。
実施形態に係る導体部材及び回収ローラへの電圧印加の構成を示すブロック図。
実施形態に係る各構成の電圧印加タイミングを示すタイミングチャート。
(a)変形例1に係る導体部材及び回収ローラへの電圧印加の構成を示すブロック図、(b)変形例1に係る整流基板の回路図。
(a)変形例2に係る導体部材及び回収ローラへの電圧印加の構成を示すブロック図、(b)変形例2に係る整流基板の回路図。
変形例3に係る導体部材及び回収ローラへの電圧印加の構成を示すブロック図。
変形例4に係る導体部材と、回収ローラへの電圧印加の構成との関係を示すブロック図。
変形例5に係る導体部材と、回収ローラへの電圧印加の構成との関係を示すブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態について、図1ないし図11を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置100の概略構成について、図1を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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