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公開番号2025009351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112299
出願日2023-07-07
発明の名称システム、方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250110BHJP(計算;計数)
要約【課題】留め置き印刷を行える画像形成装置においてダウンタイムが発生する。
【解決手段】画像形成装置とサーバ装置を含むシステムであって、前記画像形成装置は、受信した印刷ジョブを留め置き、ユーザからの印刷指示を受けて前記留め置かされた印刷ジョブの出力を行う印刷手段と、留め置かれた印刷ジョブを解析して得られた解析結果に基づき、前記留め置かれた印刷ジョブの出力を行った際の消耗品の消費量を予測する予測手段と、前記予測した消耗品の消費量と、前記画像形成装置が備える前記消耗品の残量とを含む情報を前記サーバ装置に送信する送信手段とを有し、前記サーバ装置は、前記画像形成装置から送信された前記情報に含まれる前記予測した消耗品の消費量と前記消耗品の残量とから印刷の後消耗品予想残量を導出する導出手段と、前記印刷後の消耗品予想残量が所定の閾値以下である場合に、前記消耗品を発注する発注手段とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能なサーバ装置とを含むシステムであって、
前記画像形成装置は、
受信した印刷ジョブを留め置き、ユーザからの印刷指示を受け付けて前記留め置かれた印刷ジョブの出力を行う印刷手段と、
留め置かれた印刷ジョブを解析して得られた解析結果に基づき、前記留め置かれた印刷ジョブの出力を行った際の消耗品の消費量を予測する予測手段と、
前記予測した消耗品の消費量と、前記画像形成装置が備える前記消耗品の残量とを含む情報を前記サーバ装置に送信する送信手段と、
を有し、
前記サーバ装置は、
前記画像形成装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、
前記受信した情報に含まれる前記予測した消耗品の消費量と、前記受信した情報に含まれる前記消耗品の残量とから印刷後の消耗品予想残量を導出する導出手段と、
前記印刷後の消耗品予想残量が所定の閾値以下である場合に、前記消耗品を発注する発注手段と、
を有する、ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記サーバ装置は、
前記消耗品を発注したことを示す発注済み情報を保存する保存手段と、
前記印刷後の消耗品予想残量が前記所定の閾値より大きく、かつ、前記保存手段が前記消耗品に係る前記発注済み情報を保存していた場合に、発注済みの前記消耗品の発注をキャンセルするキャンセル手段と、
を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記画像形成装置において留め置かれた印刷ジョブが削除され、前記導出手段によって導出された前記印刷後の消耗品予想残量が前記所定の閾値より大きくなった場合、
前記キャンセル手段は、前記発注済みの前記消耗品の発注をキャンセルする
ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記画像形成装置において留め置かれた印刷ジョブの出力を行ったが、前記導出手段によって導出された前記印刷後の消耗品予想残量が前記所定の閾値より大きくなった場合、
前記キャンセル手段は、前記発注済みの前記消耗品の発注をキャンセルする
ことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記消耗品は、インクである
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記消耗品は、トナーである
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記消耗品は、用紙である
ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能なサーバ装置とを含むシステムで実行される方法であって、
前記画像形成装置による、
受信した印刷ジョブを留め置き、ユーザからの印刷指示を受け付けて前記留め置かれた印刷ジョブの出力を行う印刷工程と、
留め置かれた印刷ジョブを解析して得られた解析結果に基づき、前記留め置かれた印刷ジョブの出力を行った際の消耗品の消費量を予測する予測工程と、
前記予測した消耗品の消費量と、前記画像形成装置が備える前記消耗品の残量とを含む情報を前記サーバ装置に送信する送信工程と、
前記サーバ装置による、
前記画像形成装置から送信された前記情報を受信する受信工程と、
前記受信した情報に含まれる前記予測した消耗品の消費量と、前記受信した情報に含まれる前記消耗品の残量とから印刷後の消耗品予想残量を導出する導出工程と、
前記印刷後の消耗品予想残量が所定の閾値以下である場合に、前記消耗品を発注する発注工程と、
を有する、ことを特徴とする方法。
【請求項9】
コンピュータに、請求項8に記載の方法の各工程を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置の消耗品を発注する技術に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、インターネットに接続してWEBサーバと通信可能な画像形成装置が導入されている。特許文献1は、インクカートリッジ等の消耗品を用いて画像形成を行う画像形成装置が、消耗品の残量を検出し、消耗品の残量が所定の閾値以下になった場合に消耗品を発注する技術を開示している。また、セキュリティを考慮して、印刷ジョブを受信時にすぐに出力せず、ログインしたユーザによる印刷開始指示を受けて出力を行う留め置き印刷の利用も増加している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-65155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
留め置き印刷が可能な画像形成装置では、例えば、留め置き印刷ジョブを受信した受信日の翌日のお昼に出力するような利用が行われる場合もある。このような利用において、上記特許文献1の技術を採用しても、留め置き印刷ジョブによる出力時に消耗品の残量が上記所定の閾値以下とならないと消耗品の発注が実施されない。そのため、消耗品が届く前に消耗品を使い切ってしまい画像形成装置のダウンタイムが生じてしまう可能性があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係るシステムは、画像形成装置と、前記画像形成装置と通信可能なサーバ装置とを含むシステムであって、前記画像形成装置は、受信した印刷ジョブを留め置き、ユーザからの印刷指示を受け付けて前記留め置かれた印刷ジョブの出力を行う印刷手段と、留め置かれた印刷ジョブを解析して得られた解析結果に基づき、前記留め置かれた印刷ジョブの出力を行った際の消耗品の消費量を予測する予測手段と、前記予測した消耗品の消費量と、前記画像形成装置が備える前記消耗品の残量とを含む情報を前記サーバ装置に送信する送信手段と、を有し、前記サーバ装置は、前記画像形成装置から送信された前記情報を受信する受信手段と、前記受信した情報に含まれる前記予測した消耗品の消費量と、前記受信した情報に含まれる前記消耗品の残量とから印刷後の消耗品予想残量を導出する導出手段と、前記印刷後の消耗品予想残量が所定の閾値以下である場合に、前記消耗品を発注する発注手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、留め置き印刷を行える画像形成装置においてダウンタイムが発生する可能性を下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
消耗品発注システムの構成例を示す図である。
サーバ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
プリンタのハードウェア構成例を示すブロック図である。
交換品配送までの処理例を示すシーケンス図である。
ステータス情報の送信処理の流れを示すフローチャートである。
ステータス情報例を示す図である。
発注指示の送信処理の流れを示すフローチャートである。
インク管理テーブル例を示す図である。
ユーザ管理テーブル例を示す図である。
印刷ジョブを受信した際の処理の流れを示すフローチャートである。
予想インク消費量算出処理の流れを示すフローチャートである。
描画情報例を示す図である。
ステータス情報例を示す図である。
発注指示の送信処理の流れを示すフローチャートである。
用紙管理テーブル例を示す図である。
印刷ジョブを受信した際の処理の流れを示すフローチャートである。
予想用紙消費量算出処理の流れを示すフローチャートである。
消耗品を発注して留め置き印刷ジョブを実行するまでの処理例を示すシーケンス図である。
留め置き印刷ジョブの削除により発注した消耗品をキャンセルするまでの処理例を示すシーケンス図である。
印刷後の消耗品残量変更により発注した消耗品をキャンセルするまでの処理例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の技術の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は本開示の技術を限定するものではなく、また、以下の実施形態で説明されている全ての構成が本開示の課題を解決するため必須の手段であるとは限らない。本開示の技術は、以下の実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【0009】
<実施形態1>
(消耗品発注システムの構成)
図1は、本実施形態に係る消耗品発注システムの構成例を示す図である。消耗品発注システムは、消耗品を用いて画像形成を行う画像形成装置であるプリンタ103と、プリンタ103で用いられる消耗品の発注処理を行うプリンタ管理サーバ101と、発注された消耗品の配送に関する処理を担う販売店サーバ102と、を有する。図1の場合、プリンタ、管理サーバ、および販売店サーバを有する構成の消耗品発注システムであるが、プリンタと、管理サーバおよび販売店サーバの機能を兼ね備えた単一サーバとを有する構成である消耗品発注システムであってもよい。なお、プリンタ103のユーザが消耗品を自動的に発注サービスの契約を結んでおり、プリンタ103は、プリンタ管理サーバ101の管理対象として登録されているとする。
【0010】
プリンタ管理サーバ101および販売店サーバ102は、それぞれインターネット100に接続している。プリンタ103は、ルータ104を介してインターネットに接続可能である。プリンタ管理サーバ101は、プリンタ103から送信される情報を管理し、プリンタ103で用いられる消耗品の発注に関する情報を、インターネット100を介して販売店サーバ102に提供することが可能である。販売店サーバ102は、ネットワークを介してWEBサービスを提供する。例えば、販売店サーバ102は、登録されたプリンタ管理サーバ101からの発注指示に従い、配送先となるプリンタ103のユーザへの配送であって、プリンタ103で用いられる消耗品の配送に関する処理を行う。各通信については、HTTPまたはXMPP等を通した制御が行われる。なお、プロトコルはこれらに限定されず、ほかのプロトコルを用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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