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公開番号2025103455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220860
出願日2023-12-27
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250702BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像の歪みがある場合においても人物の特定領域への侵入を精度よく検知できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、画像における人物の位置を示す第一の人物領域を検出する検出手段と、画像内の複数の領域における所定の方向を示す方向情報と、人の身体の大きさに関する身体情報と、画像における特定領域の範囲を示す領域情報と、を取得する取得手段と、検出手段で検出された第一の人物領域と、取得手段で取得された方向情報及び身体情報と、に基づき、画像における人物の位置であって第一の人物領域により示される位置とは異なる位置を示す第二の人物領域を特定する特定手段と、第二の人物領域と、領域情報と、に基づき、特定領域への人物の侵入を判定する判定手段と、を備える。
【選択図】図4


特許請求の範囲【請求項1】
画像における人物の位置を示す第一の人物領域を検出する検出手段と、
前記画像内の複数の領域における所定の方向を示す方向情報と、人の身体の大きさに関する身体情報と、前記画像における前記特定領域の範囲を示す領域情報と、を取得する取得手段と、
前記検出手段で検出された前記第一の人物領域と、前記取得手段で取得された前記方向情報及び前記身体情報と、に基づき、前記画像における前記人物の位置であって前記第一の人物領域により示される位置とは異なる位置を示す第二の人物領域を特定する特定手段と、
前記第二の人物領域と、前記領域情報と、に基づき、前記特定領域への前記人物の侵入を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記画像処理装置はさらに設定部を備え、
前記設定部は、対応する前記所定の方向をそれぞれ持つ複数の第一の領域の間に挟まれた第二の領域における前記所定の方向を、前記複数の第一の領域のそれぞれに対応する前記所定の方向に基づき、補間をして設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記検出手段は、前記第一の人物領域であって前記人物の全身を囲う第一の矩形の位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記特定手段は、前記第一の矩形内の前記所定の方向の平均と、前記身体情報である身体の縦横比と、に基づき、下辺の少なくとも一端が前記第一の矩形に内接する前記第二の人物領域である第二の矩形の位置を特定することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記判定手段は、前記画像において、前記下辺の少なくとも一部が、前記特定領域内に含まれる場合に、前記人物の前記特定領域への侵入が有ると判定することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記検出手段は、前記第一の人物領域であって前記人物の頭部を囲う第一の矩形の位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記特定手段は、前記身体情報である身体と頭部の大きさの比と、前記第一の矩形の大きさと、に基づき、身体の長さから頭部の長さの半分を引いた基準長さを特定し、
前記第一の矩形の中心の位置を起点として前記所定の方向のそれぞれに沿って線を伸ばし、伸ばした線の長さの合計が前記基準長さに等しくなる終点の位置と、前記第一の矩形の位置と、に基づき、前記第二の人物領域である第二の矩形の位置を特定することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記特定手段は、前記起点と前記終点とを結ぶ直線に平行な長辺と、一方の短辺が前記終点を中点とする下辺である短辺と、を有し、前記第一の矩形を囲む矩形を、前記第二の矩形として特定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記判定手段は、前記画像において、前記下辺の少なくとも一部が、前記特定領域内に含まれる場合に、前記人物の前記特定領域への侵入が有ると判定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
少なくとも1つ以上の前記所定の方向と、前記撮像手段の歪曲情報と、に基づき前記画像における各領域での前記所定の方向を求め、前記方向情報とすることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人物の侵入を検知する技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、監視カメラ等の撮像装置では、画像から人物を検出し、特定の領域への人物の侵入を検知する侵入検知システムが提案されている。
【0003】
このような侵入検知システムでは、例えば、人物の足元など、所定の人物領域(人物位置)が特定の領域に含まれたことに応じて、人物が侵入したと判定される。したがって、人物領域が適切に検出されなければ、侵入が正しく判定されないおそれがある。機械学習等を利用して検知した人物を画像の縦横の辺と平行な矩形で囲い、画像に表示することがある。しかし、通常、監視カメラは人物を上から撮像するので、特に画角の中心から離れた位置にいる人物が画像上で傾斜して表示されることがある。そのため人物を囲う矩形が横方向で必要以上に広くなり、人物の特定領域への侵入を正しく判定できない場合がある。特許文献1には、画像から検出された人物の頭部の位置を基準に、撮像装置のパラメータを使用して人物の足元の位置を推定する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-229068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の方法によれば、画像内の直立した人物の足元の位置を推定することができる。しかしながら、撮像装置のレンズの影響による画像の歪みにより、画像中の人物の位置ごとに人物が異なる方向に傾斜して表示されることがある。特許文献1に記載の方法は、画像の歪み等による影響は考慮されていない。このため、侵入検知システムにおいて特許文献1に記載の方法を用いても、人物領域(人物の足元の位置)を精度よく推定することができず、正しく侵入検知が行われないという場合がありうる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものである。その目的は、画像の歪みがある場合においても精度よく侵入検知を行うことができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての画像処理装置は、画像における人物の位置を示す第一の人物領域を検出する検出手段と、前記画像内の複数の領域における所定の方向を示す方向情報と、人の身体の大きさに関する身体情報と、前記画像における前記特定領域の範囲を示す領域情報と、を取得する取得手段と、前記検出手段で検出された前記第一の人物領域と、前記取得手段で取得された前記方向情報及び前記身体情報と、に基づき、前記画像における前記人物の位置であって前記第一の人物領域により示される位置とは異なる位置を示す第二の人物領域を特定する特定手段と、前記第二の人物領域と、前記領域情報と、に基づき、前記特定領域への前記人物の侵入を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像の歪みがある場合においても精度よく侵入検知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に対応する撮像装置を含むシステムの全体構成の一例を示す図である。
実施形態1に対応する撮像装置のハードウェア構成の一例、及びクライアント装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
実施形態1に対応する撮像装置の機能構成の一例、及びクライアント装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
実施形態1の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態1のユーザインターフェースの一例を示す図である。
実施形態1の判定処理の流れの一例を示す図である。
実施形態2に対応する画像処理装置を含むシステムの全体構成の一例を示す図である。
実施形態2に対応する画像処理装置の機能構成、及び撮像装置の一例を示すブロック図である。
実施形態2の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に関わる発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。更に、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は、発明の実施形態1に対応する撮像装置を含むシステムの構成の一例を示す図である。図1に示すように、実施形態1のシステム100は、撮像装置110、クライアント装置120、ネットワーク130を含むように構成される。図1に示すシステム100の構成は、あくまで一例であって、これら以外の構成要素が更に追加されてもよい。以下、各構成要素について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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