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公開番号
2025010865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113139
出願日
2023-07-10
発明の名称
捕集装置及び捕集装置の動作方法
出願人
キヤノン株式会社
,
大分キヤノンマテリアル株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B01D
46/682 20220101AFI20250116BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】フィルタダメージが低減され、かつ、別途動力を設けることなくフィルタに捕集された捕集物の良好な払落しが可能となる捕集装置。
【解決手段】捕集物を捕捉する略円筒状のフィルタと、該フィルタを収納するケーシングと、回転可能に支持された流体噴射ノズルと、を有する捕集装置であって、該流体噴射ノズルの該回転軸は該フィルタの内側の空間に位置し、該フィルタの母線の方向と該流体噴射ノズルの該回転軸とは略平行であり、該流体噴射ノズルは第一の軸部と結合部と第二の軸部とを有し、該流体が通過可能な中空となっており、該第一の軸部は該回転軸と重なる位置に配され、該第二の軸部は該回転軸と重ならない位置に配され、該第二の軸部は該フィルタに対し該流体を噴射する流体噴射口を有し、該流体噴射口から噴射する該流体の作用により該流体噴射ノズルが回転するように該流体噴射口が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
捕集物を捕捉するフィルタと、該フィルタを収納するケーシングと、流体噴射ノズルと、を有する捕集装置であって、
該捕集装置は、該流体噴射ノズルから噴射した流体により該フィルタに捕捉された該捕集物を払い落とすものであり、
該フィルタは、略円筒状であり、
該流体噴射ノズルは回転可能に支持され、
該流体噴射ノズルの回転軸の軸方向から該捕集装置を透視したとき、該流体噴射ノズルの該回転軸は、該フィルタの内側の空間に位置し、
該フィルタの母線の方向と該流体噴射ノズルの該回転軸とは略平行であり、
該流体噴射ノズルは、第一の軸部と第二の軸部を有し、
該第一の軸部と該第二の軸部は結合部を介して結合されており、
該第一の軸部は、該回転軸と重なる位置に配され、
該第二の軸部は、該流体噴射ノズルの該回転軸と重ならない位置に配され、
該第一の軸部と該第二の軸部とその結合部は該流体が通過可能な中空となっており、
該第二の軸部は、該フィルタに対し該流体を噴射する流体噴射口を有し、
該流体噴射口から噴射する該流体の作用により、該流体噴射ノズルの該回転軸を中心に該流体噴射ノズルが回転するように該流体噴射口が設けられている、ことを特徴とする捕集装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
捕集物を捕捉するフィルタと、該フィルタを収納するケーシングと、流体噴射ノズルと、を有する捕集装置であって、
該捕集装置は、該流体噴射ノズルから噴射した流体により該フィルタに捕捉された該捕集物を払い落とすものであり、
該フィルタは、略円筒状であり、
該流体噴射ノズルは回転可能に支持され、
該流体噴射ノズルの回転軸の軸方向から該捕集装置を透視したとき、該流体噴射ノズルの該回転軸は、該フィルタの内側の空間に位置し、
該フィルタの母線の方向と該流体噴射ノズルの該回転軸とは略平行であり、
該流体噴射ノズルは、第一の軸部と第二の軸部を有し、
該第一の軸部と該第二の軸部は結合部を介して結合されており、
該第一の軸部は、該回転軸と重なる位置に配され、
該第二の軸部は、該流体噴射ノズルの該回転軸と重ならない位置に配され、
該第一の軸部と該第二の軸部とその結合部は該流体が通過可能な中空となっており、
該第二の軸部は、該フィルタに対し該流体を噴射する流体噴射口を有し、
該第一の軸部の軸心を通る直線と直交し、かつ、該流体噴射口の中心を通る断面において、
該断面と該第一の軸部の軸心を通る直線とが交わる交点を交点Aとし、該断面と該第二の軸部の軸心とが交わる交点を交点Bとし、
該交点A及び該交点Bを結んだ直線と、該流体噴射口の中心及び該交点Bを結んだ直線と、がなす角を角度Fとしたとき、
該角度Fが5~175°の範囲に、該流体噴射口が存在する、ことを特徴とする捕集装置。
【請求項3】
前記角度Fが、10~60°である、請求項2に記載の捕集装置。
【請求項4】
前記フィルタに対して、0.7MPaの圧力において前記流体噴射ノズルから前記流体を噴射した際に、前記フィルタが弾性変形する、請求項1又は2に記載の捕集装置。
【請求項5】
前記流体噴射ノズルは間隔をおいて複数の前記流体噴射口を備え、
前記流体噴射口の中心間の距離の算術平均値Cが50mm以下である、請求項1又は2に記載の捕集装置。
【請求項6】
前記流体噴射ノズルにおいて、前記流体噴射口の面積の総和K(mm
2
)が前記第二の軸部の軸断面積J(mm
2
)よりも小さい、請求項1又は2に記載の捕集装置。
【請求項7】
前記第二の軸部の長手方向の中点から前記結合部までの間に存在する前記流体噴射口の面積の総和をL(mm
2
)とし、
前記第二の軸部の長手方向の中点から前記結合部と逆方向に位置する前記第二の軸部の端部までの間に存在する前記流体噴射口の面積の総和をM(mm
2
)としたとき、
該L(mm
2
)は該M(mm
2
)よりも小さい、請求項1又は2に記載の捕集装置。
【請求項8】
前記捕集物が、粉体又はスラリーである、請求項1又は2に記載の捕集装置。
【請求項9】
該第二の軸部の軸心を通る直線と、該フィルタの該母線と、が平行であるか、又は、該第二の軸部の軸心を通る直線と、該フィルタの該母線と、のなす角θAが15°以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の捕集装置。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の捕集装置の動作方法であって、
前記流体噴射口から噴射された前記流体が前記フィルタに付着した前記捕集物を払い落し、かつ、該払い落しに伴い前記流体噴射ノズルの回転速度が変化する、ことを特徴とする捕集装置の動作方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、捕集物の捕集材を清掃することのできる捕集装置及び捕集装置の動作方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
捕集物を捕集する環境として一般的には乾式及び湿式環境がある。乾式環境における捕集物として、代表的には粉体が挙げられる。特に粉体の輸送等に集塵装置が使用され、捕集物である粉塵を除去する捕集材として、円筒状に形成されたバグフィルタが知られている。その他、輸送先の粉体貯蔵ホッパーにも粉体の移送や排出の際の圧力調整用にフィルタが用いられている。また、湿式環境においては、捕集物としてスラリー(粉体)やスラリー中の異物等が挙げられる。スラリー移送中に捕集装置が配設され、捕集物である粉体や異物を除去する捕集材として、円筒状に形成されたサイクロン式フィルタが知られている。
この種のフィルタは、通気性を有する織布や不織布、又は通気性を有する紙などで形成されており、使用するにしたがって捕集物が付着して目詰まりするため、定期的な交換が必要とされる。この場合、省資源および経費削減の観点からフィルタに付着した粉体等を除去して清浄化し、再利用することが好ましい。
このような需要に対応可能な装置として、例えば特許文献1はフィルタ清掃装置を開示している。当該フィルタ清掃装置では、圧縮空気をフィルタへ噴射しつつ、圧縮空気を噴射することで先端部に取り付けられた噴射ノズルが回転し、フィルタの目詰まりを解消することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-156130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者らの検討によると、上記特許文献1に開示のフィルタ清掃装置は、清掃効果を十分に発揮するためには清掃用ノズルを上下運動させることが効果的だと考えられるが、それに伴い別途動力が必要になる。
【0005】
さらに特許文献1ではフィルタを清掃する際に圧縮空気を噴射し、捕集物を払落としている。しかしながら、圧縮空気の圧力を高くすると捕集物を払い落とす能力が高まるが、フィルタダメージが増加し、圧縮空気の圧力を低くするとフィルタダメージは低下するが、捕集物を払い落とす能力が低くなるというトレードオフの問題が存在する。
本開示により、フィルタダメージが低減され、かつ、別途動力を設けることなくフィルタに捕集された捕集物の良好な払落しが可能となる捕集装置を提供できる。また、本開示により、上記捕集装置の動作方法を提供できる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、捕集物を捕捉するフィルタと、該フィルタを収納するケーシングと、流体噴射ノズルと、を有する捕集装置であって、
該捕集装置は、該流体噴射ノズルから噴射した流体により該フィルタに捕捉された該捕集物を払い落とすものであり、
該フィルタは、略円筒状であり、
該流体噴射ノズルは回転可能に支持され、
該流体噴射ノズルの回転軸の軸方向から該捕集装置を透視したとき、該流体噴射ノズルの該回転軸は、該フィルタの内側の空間に位置し、
該フィルタの母線の方向と該流体噴射ノズルの該回転軸とは略平行であり、
該流体噴射ノズルは、第一の軸部と第二の軸部を有し、
該第一の軸部と該第二の軸部は結合部を介して結合されており、
該第一の軸部は、該回転軸と重なる位置に配され、
該第二の軸部は、該流体噴射ノズルの該回転軸と重ならない位置に配され、
該第一の軸部と該第二の軸部とその結合部は該流体が通過可能な中空となっており、
該第二の軸部は、該フィルタに対し該流体を噴射する流体噴射口を有し、
該流体噴射口から噴射する該流体の作用により、該流体噴射ノズルの該回転軸を中心に該流体噴射ノズルが回転するように該流体噴射口が設けられている、捕集装置に関する。
【0007】
また、本開示は、捕集物を捕捉するフィルタと、該フィルタを収納するケーシングと、流体噴射ノズルと、を有する捕集装置であって、
該捕集装置は、該流体噴射ノズルから噴射した流体により該フィルタに捕捉された該捕集物を払い落とすものであり、
該フィルタは、略円筒状であり、
該流体噴射ノズルは回転可能に支持され、
該流体噴射ノズルの回転軸の軸方向から該捕集装置を透視したとき、該流体噴射ノズルの該回転軸は、該フィルタの内側の空間に位置し、
該フィルタの母線の方向と該流体噴射ノズルの該回転軸とは略平行であり、
該流体噴射ノズルは、第一の軸部と第二の軸部を有し、
該第一の軸部と該第二の軸部は結合部を介して結合されており、
該第一の軸部は、該回転軸と重なる位置に配され、
該第二の軸部は、該流体噴射ノズルの該回転軸と重ならない位置に配され、
該第一の軸部と該第二の軸部とその結合部は該流体が通過可能な中空となっており、
該第二の軸部は、該フィルタに対し該流体を噴射する流体噴射口を有し、
該第一の軸部の軸心を通る直線と直交し、かつ、該流体噴射口の中心を通る断面において、
該断面と該第一の軸部の軸心を通る直線とが交わる交点を交点Aとし、該断面と該第二の軸部の軸心とが交わる交点を交点Bとし、
該交点A及び該交点Bを結んだ直線と、該流体噴射口の中心及び該交点Bを結んだ直線と、がなす角を角度Fとしたとき、
該角度Fが5~175°の範囲に、該流体噴射口が存在する、捕集装置に関する。
【発明の効果】
【0008】
本開示により、フィルタダメージが低減され、かつ、別途動力を設けることなくフィルタに捕集された捕集物の良好な払落しが可能となる捕集装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
捕集装置を説明する図
捕集装置を説明する図
捕集装置を説明する図
捕集装置を説明する図
捕集装置を説明する図
捕集装置を説明する図
捕集装置を説明する図
捕集装置を説明する図
主に第二の軸部3を説明する図
流体噴射ノズルを流体噴射ノズルの回転軸方向から透視した模式図
フィルタの概略図
比較例の捕集装置を説明する図
比較例の捕集装置を説明する図
比較例の捕集装置を説明する図
比較例の捕集装置を説明する図
比較例の捕集装置を説明する図
比較例の捕集装置を説明する図
比較例の捕集装置を説明する図
比較例の捕集装置を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
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