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公開番号2025010492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-21
出願番号2024088438
出願日2024-05-30
発明の名称有機化合物および有機発光素子
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07D 491/048 20060101AFI20250110BHJP(有機化学)
要約【課題】よりΔESTが小さい有機化合物を提供する。
【解決手段】一般式(1-1)または(1-2)で表されることを特徴とする有機化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025010492000186.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">52</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">112</com:WidthMeasure> </com:Image>
一般式(1-1)および(1-2)において、R1乃至R3は、重水素原子または置換基である。R4は、アルキル基またはアルコキシ基である。lおよびmはそれぞれ0乃至5の整数であり、nは0乃至3の整数である。D1は、カルバゾール骨格を有する基である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
一般式(1-1)または(1-2)で表されることを特徴とする有機化合物。
TIFF
2025010492000181.tif
52
113
一般式(1-1)および(1-2)において、R

乃至R

は、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のヘテロアリールオキシ基、置換または無置換のシリル基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選ばれる。R

は、置換または無置換のアルキル基、または、置換または無置換のアルコキシ基である。lおよびmはそれぞれ0乃至5の整数であり、nは0乃至3の整数である。複数のR

同士、複数のR

同士、複数のR

同士は、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。D

は、一般式(2)で表される。
TIFF
2025010492000182.tif
60
91
一般式(2)において、R

乃至R

は、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のヘテロアリールオキシ基、置換または無置換のシリル基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選ばれる。oおよびqはそれぞれ0乃至4の整数であり、pは0乃至2の整数である。複数のR

同士、複数のR

同士、複数のR

同士は、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。Z

は酸素原子、硫黄原子、セレン原子、NR

、またはCR


10
である。R

乃至R
10
は、水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のヘテロアリールオキシ基、置換または無置換のシリル基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選ばれる。*は一般式(1-1)または(1-2)との結合位置を示す。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
一般式(2)において、Z

が酸素原子、硫黄原子、またはNR

であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項3】
一般式(2)において、Z

が酸素原子であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項4】
一般式(1-1)または(1-2)において、R

が炭素原子数1以上7以下のアルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項5】
一般式(1-1)または(1-2)において、R

がメチル基であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
【請求項6】
一般式(2)が、一般式(2-1)であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
JPEG
2025010492000183.jpg
100
102
【請求項7】
一般式(1-1)または(1-2)が、一般式(3)または(4)であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
JPEG
2025010492000184.jpg
80
145
【請求項8】
一般式(1-1)または(1-2)が、一般式(5)または(6)であることを特徴とする請求項1に記載の有機化合物。
JPEG
2025010492000185.jpg
80
145
【請求項9】
第一電極と第二電極と、前記第一電極と前記第二電極との間に配置された有機化合物層と、を有する有機発光素子であって、
前記有機化合物層の少なくとも一層は、請求項1に記載の有機化合物を有することを特徴とする有機発光素子。
【請求項10】
前記有機化合物層は発光層を有し、
前記発光層は、前記有機化合物を有することを特徴とする請求項9に記載の有機発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機化合物およびそれを用いた有機発光素子に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
有機発光素子(以下、「有機エレクトロルミネッセンス素子」あるいは「有機EL素子」と呼ぶことがある)は、一対の電極とこれら電極間に配置される有機化合物層とを有する電子素子である。これら一対の電極から電子および正孔(ホール)を有機化合物層へ注入することで、有機化合物層中の発光性有機化合物の励起子を生成し、該励起子が基底状態に戻る際に、有機発光素子は光を出射する。
【0003】
ところで、現在までに有機発光素子に適した化合物の創出が盛んに行われている。ドナー部位とアクセプター部位を有するドナー・アクセプター型の有機化合物として、特許文献1乃至3には、化合物Ref-1乃至化合物Ref-3がそれぞれ記載されている。
【0004】
TIFF
2025010492000001.tif
59
144
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-019638号公報
国際公開第2014/092083号
国際公開第2016/159479号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記化合物はいずれも最低励起一重項エネルギー(S1)と最低励起三重項エネルギー(T1)の差であるΔE
ST
が大きいため、改善の余地がある。
【0007】
本発明は、上記課題を鑑みてなされるものであり、その目的は、ΔE
ST
がより小さい有機化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る有機化合物は、一般式(1-1)または(1-2)で表されることを特徴とする。
【0009】
JPEG
2025010492000002.jpg
77
169
【0010】
一般式(1-1)および(1-2)において、R

乃至R

は、重水素原子、ハロゲン原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の複素環基、置換または無置換のアミノ基、置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のアリールオキシ基、置換または無置換のヘテロアリールオキシ基、置換または無置換のシリル基、およびシアノ基からなる群からそれぞれ独立して選ばれる。R

は、置換または無置換のアルキル基、または、置換または無置換のアルコキシ基である。lおよびmはそれぞれ0乃至5の整数であり、nは0乃至3の整数である。複数のR

同士、複数のR

同士、複数のR

同士は、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。D

は、一般式(2)で表される。
(【0011】以降は省略されています)

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