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公開番号2025011254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2024180280,2022536704
出願日2024-10-15,2021-01-15
発明の名称ステアリング組立体用の軸受
出願人サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス レンコール リミティド
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類F16C 17/02 20060101AFI20250116BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ウォーム・ギヤとウォーム・ホイールとの間のガタつきを抑制することができる軸受を提供する。
【解決手段】ハウジングと回転部材との間に配置するための軸受が、Y方向に付勢力を提供する少なくとも1つの板ばね要素を備え、この軸受は、Y方向の第1の剛性と、Y方向に対して垂直なX方向の第2の剛性とを有し、第2の剛性≧第1の剛性であり、また軸受は、金属基材と、金属基材の少なくとも1つの表面に重なり、且つ回転部材と接触するようになされた低摩擦層とを有する。
【選択図】図5A
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと回転部材との間に配置するための軸受であって、
Y方向に付勢力を提供する少なくとも1つの板ばね要素を有し、前記軸受が、前記Y方
向の第1の剛性S

と、前記Y方向に垂直なX方向の第2の剛性S

とを有し、S

≧S

であり、また前記軸受が、金属基材と、前記金属基材の少なくとも1つの表面を覆う低
摩擦層であって、前記回転部材と接触するようになされた低摩擦層とを有する、軸受。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
ハウジングと回転部材との間に配置するための軸受であって、
Y方向に付勢力を提供する少なくとも1つの板ばね要素を有し、前記軸受が、前記Y方
向の第1の剛性S

と、前記Y方向に垂直なX方向の第2の剛性S

とを有し、S

≧S

であり、前記軸受が、
1)複数の板ばね要素及び半径方向に延びる複数の突起、又は
2)半径方向内側部分と、半径方向外側部分と、前記半径方向内側部分と前記半径方向
外側部分を接続するブリッジ部分とを有する複数の板ばね要素であって、前記ブリッジ部
分は前記少なくとも1つの板ばね要素の円周方向端部に位置し、前記半径方向内側部分及
び前記半径方向外側部分は、前記外側部分が前記内側部分を覆うように折り重ねられてい
る、複数の板ばね要素
をさらに有している、軸受。
【請求項3】
組立体であって、
ハウジングと、
回転部材と、
前記ハウジングと前記回転部材との間に配設された軸受であって、
Y方向に付勢力を提供する少なくとも1つの板ばね要素を有し、前記軸受が、前記Y
方向の第1の剛性S

と、前記Y方向に垂直なX方向の第2の剛性S

とを有し、S




であり、前記軸受が、金属基材と、前記金属基材の少なくとも1つの表面を覆う低摩
擦層であって、前記回転部材と接触するようになされた低摩擦層とを有する、軸受と
を有する組立体。
【請求項4】


≧1.2S

、S

≧1.5S

、S

≧2S

、S

≧3S

、又はS

≧10


などであるように、S

≧1.1S

である、請求項1から3までのいずれか一項に
記載の軸受又は組立体。
【請求項5】
前記軸受が、10~500の範囲である第1のばね定数SR

と、前記Y方向に100
~10,000の範囲である第2のばね定数SR

とを有する、請求項1から4までのい
ずれか一項に記載の軸受又は組立体。
【請求項6】
前記軸受が、半径方向に延びる複数の突起を有する半環状バンドと、前記半環状バンド
の部分的周囲のあたりに配設された前記少なくとも1つの板ばね要素とをさらに有する、
請求項1から5までのいずれか一項に記載の軸受又は組立体。
【請求項7】
前記半径方向に延びる突起が、前記X方向に沿った軸のところに、又は前記軸に隣接し
て配置された波形を有し、前記波形が、前記X方向に沿った剛性を強化する、請求項6に
記載の軸受又は組立体。
【請求項8】
半径方向に延びる突起が、前記Y方向に沿った軸のところに、又は前記軸に隣接して配
置された波形を有し、前記半径方向に延び突起が、前記回転部材の前記Y方向の動きを制
限する、請求項6に記載の軸受又は組立体。
【請求項9】
前記波形は、前記半環状バンドの周囲全体のまわりで前記波形が前記半環状バンドと連
続するように、前記半環状バンドと一体になされている、請求項7又は8に記載の軸受又
は組立体。
【請求項10】
前記少なくとも1つの板ばね要素が、半径方向に延びるフィンガを有し、前記半径方向
に延びるフィンガが片持ち梁式になされ、前記半径方向に延びるフィンガが、前記半環状
バンドに接続された近位端部と、前記近位端部の反対側の遠位端部とを有する、請求項6
から9までのいずれか一項に記載の軸受又は組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は軸受及び軸受組立体を対象とし、詳細にはステアリング組立体を対象とする。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
多くの車両が、ハンドルからの動きを路上で回転する車輪に変換するためにステアリン
グ組立体を使用する。場合によって、ステアリング組立体は、車両のハンドルを切るのを
支援する支援トルクを与えることによってより優れた車両性能を提供するためのパワーア
シスト・ステアリング組立体を含み得る。この機能を支援するために、多くの場合、パワ
ーアシスト・ステアリング組立体は、電動機から、電動機に対して動作可能に接続された
ステアリング・コラム又は出力シャフトへとトルクを伝えるためのウォーム・ギヤ及びウ
ォーム・ホイールを内蔵する。これらの組立体には、悪路で運転するとき又は低負荷の下
でハンドルを左右に切るとき、ウォーム・ギヤとウォーム・ホイールとの間がガタつくと
いう問題があり、運転者には特に気になる。ウォーム・ギヤの歯とウォーム・ホイールの
歯とが常に正確に噛み合っていないとノイズが生成され、運転者に聞こえてしまう。この
不正確な噛み合いは、製造公差、寸法の熱変化、ねじり荷重による歪み、使用中の摩耗に
よって生じ得る。したがって、この業界では、ステアリング組立体の改善が継続的に必要
とされている。
【0003】
添付図面を参照することにより、当業者には、本開示が一層よく理解され得、その多く
の特徴(feature;構成)及び利点が明らかになり得る。
【図面の簡単な説明】
【0004】
段階的な製造プロセスを含む図である。
複数の実施例による、軸受に形成され得る材料の図解である。
複数の実施例による、軸受に形成され得る複合材料の図解である。
複数の実施例による、軸受に形成され得る複合材料の図解である。
複数の実施例による、軸受に形成され得る複合材料の図解である。
複数の実施例による、軸受に形成され得る複合材料の図解である。
複数の実施例による軸受の上部斜視図である。
複数の実施例による、組立体の内部の軸受の端面図である。
複数の実施例による軸受の側部斜視図である。
複数の実施例による、組立体の内部の軸受の端面図である。
一実施例によってステアリング組立体で使用される、本明細書の実施例による軸受の側断面図である。
一実施例によって例示的ステアリング組立体で使用される、本明細書の実施例による軸受の平面視した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
別々の図面において同一の参照記号が使用されている場合には、類似又は同一の品目を
指示する。
【0006】
以下の説明は、本明細書に開示される教示の理解を支援するために、図と組み合わせて
提供される。以下の説明は、教示の特定の実装形態及び実施例に的を絞ることになる。こ
の絞り込みは、教示の説明を支援するために提供されるものであり、教示の範囲又は適用
可能性に対する制限と解釈されるべきではない。しかしながら、開示される教示に基づく
他の実施例が使用され得る。
【0007】
本明細書で使用される、「有する(comprises)」、「有している(comp
rising)、「含む」、「含んでいる、「有する(has)」、「有している(ha
ving)」という用語又は他の変形は、非排他的包含を対象として含むように意図され
ている。例えば、機能の一覧を有する、方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの機能
のみに限定されず、明確には列挙されていない他の機能、又はそのような、方法、物品、
若しくは装置に本来備わっている機能を含み得る。さらに、それと反対の意味が明示され
ない限り、「又は」は、排他的論理和ではなく包含的論理和を指す。例えば、「A又はB
」という条件は、Aがトルーであって(又は存在して)Bがフォールスである(又は存在
しない)こと、Aがフォールスであって(又は存在せず)Bがトルーである(又は存在す
る)こと、並びにAとBとの両方がトルーである(又は存在する)ことによって満たされ
る。
【0008】
また、「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、本明細書に記述される要素や構成
要素を説明するために採用される。これは、単に、便宜上、本発明の範囲の一般的な意味
を与えるためのものである。この記述は、そうでないことが明らかでなければ、「1つ」
、「少なくとも1つ」、又は単数を含み、複数も含むように読み取られるべきであり、逆
もまた同様である。例えば、本明細書で1つの項目が説明されるとき、1つの項目の代わ
りに複数の項目が使用されてもよい。同様に、本明細書で複数の項目が説明される場合、
1つの項目が、その複数の項目の代わりになり得る。
【0009】
本明細書で使用される技術用語及び科学用語は、別様に定義されなければ、すべてこの
発明が属する技術の当業者によって一般に理解されるのと同一の意味を有する。材料、方
法、及び実例は例示でしかなく、限定する意図はない。本明細書で説明されない範囲につ
いては、特定の材料及び処理行為に関する多くの詳細は従来のものであり、軸受組立体又
はステアリング組立体の技術の範囲内の教科書及び他の出典に見いだされ得る。
【0010】
例示のために、図1は、軸受の形成について段階的な製造プロセス10を示す図を含む
。形成プロセス10は、材料又は基材を含む複合材料を用意する第1のステップ12を含
み得る。形成プロセス10は、軸受を形成するために材料又は複合材料の端部を処理する
第2のステップ14をさらに含み得る。
(【0011】以降は省略されています)

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