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公開番号
2025010898
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023113197
出願日
2023-07-10
発明の名称
画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250116BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像の位置調整を行う際に用いられるシートの前端と後端とを、例えばシートの大きさ等に関わらず容易に検出することができる仕組みを提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置100は、画像の位置調整が可能である。画像形成装置100は、調整用チャート601を一方向に移動させつつ、調整用チャート601の読取画像を取得する読取手段と、調整用チャート601の一方向の長さを取得する取得手段と、位置調整に用いられる調整量を算出する算出手段とを備える。算出手段は、読取画像から調整用チャート601の前端606と後端609との組を抽出する抽出手段と、調整用チャート601の一方向の長さと1組の前端606と後端609との間の距離とに基づいて、1組の前端606と後端609とを、調整量を算出する際に用いられる調整用チャート601の前端606と後端609とするか否かを決定する決定手段とを備える。
【選択図】図8A
特許請求の範囲
【請求項1】
シートに対する画像形成と、該画像形成に先立って、前記シートに対する画像の位置調整とが可能な画像形成装置であって、
前記位置調整に用いられる調整用画像を前記シートに形成して、調整用チャートを得る画像形成手段と、
前記調整用チャートを相対的に一方向に移動させつつ、該調整用チャートの読取画像を取得する読取手段と、
前記シートの前記一方向の長さを取得する取得手段と、
前記読取画像に含まれる前記調整用画像に基づいて、前記位置調整に用いられる調整量を算出する算出手段と、を備え、
前記算出手段は、
前記読取画像から、前記調整用チャートの移動方向前方に位置する前端と、移動方向後方に位置する後端との組を少なくとも1組を抽出する抽出手段と、
前記取得手段で取得された前記シートの前記一方向の長さと、前記抽出手段で抽出された前記1組の前端と後端との間の距離とに基づいて、該1組の前端と後端とを、前記調整量を算出する際に用いられる前記シートの前端と後端とするか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記決定手段は、前記取得手段で取得された前記シートの前記一方向の長さと、前記抽出手段で抽出された前記1組の前端と後端との間の距離とを比較して、前記シートの前記一方向の長さと前記1組の前端と後端との間の距離との差が許容範囲内である場合には、該1組の前端と後端とを、前記調整量を算出する際に用いられる前記シートの前端と後端とに決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記決定手段は、前記取得手段で取得された前記シートの前記一方向の長さと、前記抽出手段で抽出された前記1組の前端と後端との間の距離とを比較して、前記シートの前記一方向の長さと前記1組の前端と後端との間の距離との差が許容範囲内ではない場合には、該1組の前端と後端とを、前記調整量を算出する際に用いられる前記シートの前端と後端とには決定しないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記許容範囲は、前記シートの前記一方向の長さに応じて変更されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記許容範囲は、前記シートの前記一方向の長さが長くなればなるほど、大きくなることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記抽出手段は、前記前端と前記後端との組を複数組抽出し、該複数組の中から、前記決定手段で前記シートの前記一方向の長さと比較される前記1組の前端と後端とを選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記抽出手段は、前記読取画像に対して、少なくとも前記前端を含み、前記読取画像よりも小さい第1領域を設定して、該第1領域から前記前端を抽出し、少なくとも前記後端を含み、前記読取画像よりも小さい第2領域を設定して、該第2領域から前記後端を抽出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記抽出手段は、前記読取画像に含まれる前記調整用画像にできる限り近い位置に前記第1領域および前記第2領域を設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記抽出手段は、前記シートの前記一方向の長さに応じて、前記第1領域および前記第2領域の大きさを変更することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記抽出手段は、前記第1領域と前記第2領域とを同じ広さに設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
シートに画像を形成する印刷装置(画像処理装置)では、シートに対する画像の形成位置を調整する(以下「印字位置調整」と言う)機能を有する装置が従来から知られている。印字位置調整により、例えば用紙の両面の位置合わせが必要な両面印刷をする場合に、高精度に印字位置合わせが可能となる。印刷装置では、用紙のサイズ、坪量(重量)、材質等の諸条件によって、用紙搬送の特性に違いが生じて、印字位置の微小な差に繋がるためである。そのため、印字位置調整は、印刷装置で使用される用紙毎に調整を行う必要がある。また、用紙の表面に対する印刷時に定着熱が生じた際、例えば用紙の吸湿性によっては、用紙の収縮率が変化する。この場合、用紙の裏面に対する印字位置等に影響を及ぼす。
【0003】
印字位置調整では、調整の対象となる用紙に「所定のマーク」を印字したもの(以下「調整用チャート」と言う)が使用される。そして、調整用チャートのマークと、調整用チャートの紙辺との相対位置に基づいて、印字位置の位置ずれ量が検出される。印字位置ずれ量は、印字パラメータとして記憶される。これ以降、前記調整の対象となる用紙と同じ用紙に対する印刷が行われる際には、印字パラメータが参照されて、印字位置ずれ量が相殺される(打ち消される)ように位置調整が行われる。これにより、印字位置が正確な印刷物が得られる。マークの相対位置は、例えば画像読取装置で調整用チャートの読取画像を取得することによって検出される。また、この検出には、読取画像上の紙辺位置情報が必要である。紙辺位置情報は、画像読取装置での背景と調整用チャートとの輝度差に基づいて、調整用チャートの紙辺を検出することにより取得される。一般的に背景色は、白色であり、調整用チャートの色も紙辺付近では、白色である。この場合、双方の輝度が近くなり、結果、紙辺の検出が困難になり、その後の正確な位置調整も困難となるおそれがあった。特許文献1では、紙辺の候補を複数検出して、互いに対向する紙辺同士の距離と、調整用チャートの大きさとを比較し、その比較結果に応じて、正確な紙辺位置を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-18079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、特に長尺用紙において、用紙長が長くなればなるほど、互いに対向する紙辺同士の距離の変動量が大きくなり、正確な紙辺位置検出が困難となるおそれがあった。用紙長に応じて紙辺同士の距離が変動する要因としては、例えば、ローラ搬送による紙送り量の変動、定着等による用紙サイズ縮小の変動等が挙げられる。そして、正確な紙辺位置検出ができなければ、その後の印字位置調整も正確に行うことができないおそれがあった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、画像の位置調整を行う際に用いられるシートの前端と後端とを、例えばシートの大きさ等に関わらず容易に検出することができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、シートに対する画像形成と、該画像形成に先立って、前記シートに対する画像の位置調整とが可能な画像形成装置であって、前記位置調整に用いられる調整用画像を前記シートに形成して、調整用チャートを得る画像形成手段と、前記調整用チャートを相対的に一方向に移動させつつ、該調整用チャートの読取画像を取得する読取手段と、前記シートの前記一方向の長さを取得する取得手段と、前記読取画像に含まれる前記調整用画像に基づいて、前記位置調整に用いられる調整量を算出する算出手段と、を備え、前記算出手段は、前記読取画像から、前記調整用チャートの移動方向前方に位置する前端と、移動方向後方に位置する後端との組を少なくとも1組を抽出する抽出手段と、前記取得手段で取得された前記シートの前記一方向の長さと、前記抽出手段で抽出された前記1組の前端と後端との間の距離とに基づいて、該1組の前端と後端とを、前記調整量を算出する際に用いられる前記シートの前端と後端とするか否かを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、画像の位置調整を行う際に用いられるシートの前端と後端とを、例えばシートの大きさ等に関わらず容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
画像形成装置の内部構造を示す垂直断面図である。
オペレータが用紙ライブラリに対する編集等を行うためのインタフェース画面を示す図である。
オペレータが用紙属性の編集を行うためのインタフェース画面を示す図である。
用紙ライブラリが記憶されている内容の一例を示す図である。
印字位置調整に使用される調整用チャートの一例を示す図である。
調整用チャートにおける各マークの紙辺からの距離を示す図である。
マークの相対位置を測定する処理を示すフローチャートである。
画像読取部の各ローラの径が経時的に変動した場合の調整用チャートの副走査方向の長さの測定値と調整用チャートの指定値との関係を示す図である。
紙辺の位置を説明するための図である。
画像読取部での調整用チャートの読取状態を示す模式図である。
図8Aに示すフローチャートのステップS804(サブルーチン)で実行される縦紙辺抽出処理(ステップS805についても同様)を示すフローチャートである。
左上縦紙辺および右上縦紙辺を抽出する場合の上側左ROI画像および上側右ROI画像の位置関係を表す模式図である。
図11のフローチャートのステップS1103(サブルーチン)で実施される紙辺候補抽出処理を示すフローチャートである。
ハフテーブルの一例を示す図である。
複数の紙辺候補の抽出例を示す模式図である。
図11に示すフローチャートのステップS1104(サブルーチン)で実行される最適紙辺ペア決定処理を示すフローチャートである。
左右方向における最適紙辺ペア決定処理での具体的な動作の一例を示す図である。
図8Aに示すフローチャートのステップS807(サブルーチン)で実行される横紙辺抽出処理(ステップS808についても同様)を示すフローチャートである。
左上横紙辺および左下横紙辺を検出する場合の左側上ROI画像および左側下ROI画像の位置関係を表す模式図である。
上下方向における最適紙辺ペア決定処理での具体的な動作の一例を示す図である。
オペレータと画像形成装置とホストコンピュータとの間で実行される処理を示すシーケンス図である。
第2実施形態における、図8Aに示すフローチャートのステップS807(サブルーチン)で実行される横紙辺抽出処理(ステップS808についても同様)を示すフローチャートである。
左上横紙辺および左下横紙辺を検出する場合の左側上ROI画像および左側下ROI画像の位置関係を表す模式図である。
第3実施形態における、左上横紙辺および左下横紙辺を検出する場合の左側上ROI画像および左側下ROI画像の位置関係を表す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。
(【0011】以降は省略されています)
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