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公開番号2025010861
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113129
出願日2023-07-10
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04N 5/64 20060101AFI20250116BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザによる手間を軽減して、表示と音声出力とをより適切に制御可能な技術を提供する。
【解決手段】ユーザの頭部に装着される表示装置と接続され、かつ、音声出力装置を制御する情報処理装置は、ユーザの周囲の状態の視認性が互いに異なる、または、ユーザの周囲の状態が視認可能か否かが互いに異なる第1のモードと第2のモードを含む表示装置の表示モードが、第1のモードから第2のモードに切り替えられたか否かを判定する判定手段と、第1のモードから第2のモードに切り替えられると、ユーザの周囲の音の可聴性が互いに異なる第3のモードと第4のモードを含む音声出力装置の音声出力モードを、第3のモードから第4のモードに切り替える切替手段と、を有する。表示モードは、ユーザが物体と接触する可能性があると判定されたか否か、または起動されたアプリケーションの種類に応じて切り替えられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの頭部に装着される表示装置と接続され、かつ、音声出力装置を制御する情報処理装置であって、
前記ユーザの周囲の状態の視認性が互いに異なる、または、前記ユーザの周囲の状態が視認可能か否かが互いに異なる第1のモードと第2のモードを含む前記表示装置の表示モードが、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えられたか否かを判定する判定手段と、
前記表示モードが前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えられると、前記ユーザの周囲の音の可聴性が互いに異なる第3のモードと第4のモードを含む前記音声出力装置の音声出力モードを、前記第3のモードから前記第4のモードに切り替える切替手段と、
を有し、
前記表示モードは、前記ユーザが物体と接触する可能性があると判定されたか否か、または、起動されたアプリケーションが前記第1のモード用のアプリケーションと前記第2のモード用のアプリケーションのいずれであるか、に応じて切り替えられる、
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
ユーザの頭部に装着される表示装置を制御し、かつ、音声出力装置と接続された情報処理装置であって、
前記ユーザの周囲の音の可聴性が互いに異なる第3のモードと第4のモードを含む前記音声出力装置の音声出力モードが、前記第3のモードから前記第4のモードに切り替えられたか否かを判定する判定手段と、
前記音声出力モードが前記第3のモードから前記第4のモードに切り替えられると、前記ユーザの周囲の状態の視認性が互いに異なる、または、前記ユーザの周囲の状態が視認可能か否かが互いに異なる第1のモードと第2のモードを含む前記表示装置の表示モードを、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替える切替手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記第2のモードは、前記ユーザの周囲の状態が視認可能でないモード、または、前記第1のモードよりも前記ユーザの周囲の状態の視認性が低いモードであり、
前記第4のモードは、前記第3のモードよりも、前記ユーザの周囲の音の可聴性が低いモードであり、
前記切替手段は、前記音声出力モードが前記第3のモードから前記第4のモードに切り替えられたとしても、前記ユーザが物体と接触する可能性がある場合には、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えることをしない、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2のモードは、前記ユーザの周囲の状態が視認可能でないモード、または、前記第1のモードよりも前記ユーザの周囲の状態の視認性が低いモードであり、
前記第4のモードは、前記第3のモードよりも、前記ユーザの周囲の音の可聴性が低いモードである、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第1のモードは、前記ユーザの周囲の状態が視認可能でないモード、または、前記第2のモードよりも前記ユーザの周囲の状態の視認性が低いモードであり、
前記第3のモードは、前記第4のモードよりも、前記ユーザの周囲の音の可聴性が低いモードである、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第3のモードと前記第4のモードでは、前記音声出力装置からの前記ユーザの周囲の音の出力の制御、または、前記ユーザの周囲の音の打ち消しの制御に応じて、前記音声出力装置から発せられる音が異なる、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第3のモードと前記第4のモードの一方は、前記音声出力装置が前記ユーザの周囲の音を発しないモードであり、
前記第3のモードと前記第4のモードの他方は、前記音声出力装置が前記ユーザの周囲の音を発するモードである、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記第3のモードと前記第4のモードの少なくともいずれかは、前記音声出力装置が前記ユーザの周囲の音の打ち消しをするモードである、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第3のモードと前記第4のモードはいずれも、前記音声出力装置が前記ユーザの周囲の音の打ち消しをするモードであり、
前記第3のモードと前記第4のモードでは、前記打ち消しのレベルが異なる、
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第3のモードと前記第4のモードはいずれも、前記音声出力装置が前記ユーザの周囲の音を発するモードであり、
前記第3のモードと前記第4のモードとでは、前記音声出力装置が発する前記ユーザの周囲の音の出力レベルが異なる、
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
仮想空間を体験できる技術としてVR(Virtual Reality)技術が知られている。また、現実空間と仮想空間をリアルタイムかつシームレスに融合させる技術として、いわゆるMR(Mixed Reality)技術(複合現実感の技術)が知られている。
【0003】
このような技術を体験できる装置としては、例えば、HMD(Head Mounted Display)に代表される頭部装着型のデバイスが利用される。HMDは、外部のイヤホンと連携して動作して、画像(映像)を表示するととともに、音声をイヤホンを使って再生することができる。
【0004】
特許文献1には、イヤホンの周囲の音を聞こえやすくする外音取り込み機能、および、周囲の音を聞こえにくくするノイズキャンセル機能を有するイヤホンが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-29976号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
VR技術およびノイズキャンセル機能の技術は、ともにコンテンツ(画像/音声)にユーザが没入しやすくするというメリットがある。一方で、MR技術および外音取り込み機能の技術は、ともにコンテンツ(画像/音声)を周囲(現実)と融合した状態で体験できる(危険を察知したり、周囲の人とコミュニケーションを行うことができる)というメリットがある。
【0007】
しかしながら、HMD(表示装置)とイヤホン(音声出力装置)とは、別デバイスである。このため、表示と音声出力とをともに適切な状態に調整するためには、ユーザが手動で両方のデバイスを調整する必要があり、ユーザに手間が発生していた。
【0008】
このため、本発明は、ユーザによる手間を軽減して、表示と音声出力とをより適切に制御可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の1つの態様は、
ユーザの頭部に装着される表示装置と接続され、かつ、音声出力装置を制御する情報処理装置であって、
前記ユーザの周囲の状態の視認性が互いに異なる、または、前記ユーザの周囲の状態が視認可能か否かが互いに異なる第1のモードと第2のモードを含む前記表示装置の表示モードが、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えられたか否かを判定する判定手段と、
前記表示モードが前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えられると、前記ユーザの周囲の音の可聴性が互いに異なる第3のモードと第4のモードを含む前記音声出力装置の音声出力モードを、前記第3のモードから前記第4のモードに切り替える切替手段
と、
を有し、
前記表示モードは、前記ユーザが物体と接触する可能性があると判定されたか否か、または、起動されたアプリケーションが前記第1のモード用のアプリケーションと前記第2のモード用のアプリケーションのいずれであるか、に応じて切り替えられる、
ことを特徴とする情報処理装置である。
本発明の1つの態様は、
ユーザの頭部に装着される表示装置を制御し、かつ、音声出力装置と接続された情報処理装置であって、
前記ユーザの周囲の音の可聴性が互いに異なる第3のモードと第4のモードを含む前記音声出力装置の音声出力モードが、前記第3のモードから前記第4のモードに切り替えられたか否かを判定する判定手段と、
前記音声出力モードが前記第3のモードから前記第4のモードに切り替えられると、前記ユーザの周囲の状態の視認性が互いに異なる、または、前記ユーザの周囲の状態が視認可能か否かが互いに異なる第1のモードと第2のモードを含む前記表示装置の表示モードを、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替える切替手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置である。
【0010】
本発明の1つの態様は、
ユーザの頭部に装着される表示装置と接続され、かつ、音声出力装置を制御する情報処理装置の制御方法であって、
前記ユーザの周囲の状態の視認性が互いに異なる、または、前記ユーザの周囲の状態が視認可能か否かが互いに異なる第1のモードと第2のモードを含む前記表示装置の表示モードが、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えられたか否かを判定する判定ステップと、
前記表示モードが前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えられると、前記ユーザの周囲の音の可聴性が互いに異なる第3のモードと第4のモードを含む前記音声出力装置の音声出力モードを、前記第3のモードから前記第4のモードに切り替える切替ステップと、
を有し、
前記表示モードは、前記ユーザが物体と接触する可能性があると判定されたか否か、または、起動されたアプリケーションが前記第1のモード用のアプリケーションと前記第2のモード用のアプリケーションのいずれであるか、に応じて切り替えられる、
ことを特徴とする制御方法である。
本発明の1つの態様は、
ユーザの頭部に装着される表示装置を制御し、かつ、音声出力装置と接続された情報処理装置の制御方法であって、
前記ユーザの周囲の音の可聴性が互いに異なる第3のモードと第4のモードを含む前記音声出力装置の音声出力モードが、前記第3のモードから前記第4のモードに切り替えられたか否かを判定する判定ステップと、
前記音声出力モードが前記第3のモードから前記第4のモードに切り替えられると、前記ユーザの周囲の状態の視認性が互いに異なる、または、前記ユーザの周囲の状態が視認可能か否かが互いに異なる第1のモードと第2のモードを含む前記表示装置の表示モードを、前記第1のモードから前記第2のモードに切り替える切替ステップと、
を有することを特徴とする制御方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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