TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025010597
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-22
出願番号
2024185632,2022146966
出願日
2024-10-22,2022-09-15
発明の名称
印刷装置の切断機構
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
主分類
B41J
11/70 20060101AFI20250115BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】低コストな構造によってカッターを動作させることが可能な印刷装置の切断機構を提供する。
【解決手段】被印刷媒体(20)の厚みの一部又は全部を切断するカッター(35)と、カッターに設けられた突起部(50)と、モータ(43)の駆動力を伝達する複数のギヤからなるギヤ列(44)と、ギヤ列のうちの1つのギヤ(48)に設けられ、ギヤの回転によってカッターに設けた突起部に当接してカッターを駆動するカムからなる駆動手段(51)と、を備える印刷装置の切断機構。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
被印刷媒体の厚みの一部又は全部を切断するカッターと、
前記カッターに設けられた突起部と、
モータの駆動力を伝達する複数のギヤからなるギヤ列と、
前記ギヤ列のうちの1つのギヤに設けられ、前記ギヤの回転によって前記カッターを駆動する駆動手段と、
を備え、
前記駆動手段は、前記ギヤの回転によって、前記カッターに設けた前記突起部に当接して前記カッターを動作させるカムを備えることを特徴とする印刷装置の切断機構。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記カッターは、支持部材に固定された刃受け部材と、前記ギヤの軸と平行な軸によって回動可能な可動部材に設けた切断刃と、を備えるハーフカッターであり、
前記支持部材は、前記被印刷媒体の搬送方向と交差する向きに設けられた支持壁であり、
前記被印刷媒体の厚みの一部を切断する際に前記切断刃に設けたストッパを前記刃受け部材に当接させ、
前記可動部材は、前記被印刷媒体の搬送方向で、前記支持壁と前記ギヤとの間に位置する板状部を備え、前記板状部の側面に前記突起部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置の切断機構。
【請求項3】
前記駆動手段は、前記可動部材の前記板状部に対向する側面に凹部を備え、前記凹部の内面に前記カムが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置の切断機構。
【請求項4】
前記被印刷媒体の厚み全体を切断するフルカッターをさらに有し、
前記フルカッターを動作させる回動部材が、前記支持壁及び前記板状部を貫通する軸部によって、前記ギヤと結合されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の印刷装置の切断機構。
【請求項5】
前記ギヤが第1の方向に回転した場合に、前記カムが前記突起部に当接することで前記ハーフカッターを動作させ、
前記ギヤが第2の方向に回転した場合に、前記回動部材が前記フルカッターを動作させることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置の切断機構。
【請求項6】
被印刷媒体の厚みの一部又は全部を切断するカッターと、
前記カッターに設けられた凹部と、
モータの駆動力を伝達する複数のギヤからなるギヤ列と、
前記ギヤ列のうちの1つのギヤに設けられ、前記最終ギヤの回転によって前記カッターを駆動する駆動手段と、
を備え、
前記駆動手段は、前記ギヤの回転によって、前記カッターに設けた凹部に当接して前記カッターを動作させる突起部を備えることを特徴とする印刷装置の切断機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置の切断機構に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
帯状のテープに対して印刷を行うラベルプリンタのような印刷装置では、印刷後のテープを切断する切断機構を備えているものが多い。電動式の切断機構の場合、駆動源であるモータで発生した力をカッターに伝達し、カッターの動作によってテープを切断する。切断機構でカッターに力を伝達する構造として、回動円板に設けたカム機構(側面カム突部)を用いるものが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-131316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷層の裏側に離型紙層(剥離紙層)を有する積層テープを印刷対象とする印刷装置では、切断機構として、印刷層と離型紙層の両方を切断するフルカッターと、印刷層と離型紙層の一方のみを切断するハーフカッターとを備える。フルカッターは、対向する一対の刃部を交差させてテープを切断する鋏構造を用いることが多い。ハーフカッターは、刃受け部材に対してストッパ付きの刃部を押し付けて、ストッパによって刃受け部材と刃部の間に所定の間隔を確保しながらテープを切断する押し切り構造が多用される。押し切り構造であるハーフカッターは、フルカッターに比べて、切断時の荷重が大きい。
【0005】
特許文献1のようなカム機構を備えた回動円板を介してハーフカッターやフルカッターを動作させる場合、切断時の荷重が大きいハーフカッターを動作させる回動円板には大きなトルクがかかる。そのため、モータの駆動力を伝達するギヤ列の最終ギヤの軸と回動円板の軸とを嵌合させる動力伝達構造を採用した場合、ハーフカッターの動作時のトルクに耐えることができるように、回動円板の軸に硬度が高い特殊な材料を用いる必要があり、コストが高くなるという問題があった。なお、フルカッターについても、切断時にかかる荷重が大きい場合(例えば、切断対象のテープが硬い、切断対象のテープの厚みが大きい、などの場合)には、上記のハーフカッターと同様の問題がある。
【0006】
そこで本発明は、低コストな構造によってカッターを動作させることが可能な印刷装置の切断機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様の印刷装置の切断機構は、被印刷媒体の厚みの一部又は全部を切断するカッターと、前記カッターに設けられた突起部と、モータの駆動力を伝達する複数のギヤからなるギヤ列と、前記ギヤ列のうちの1つのギヤに設けられ、前記ギヤの回転によって前記カッターを駆動する駆動手段と、を備え、前記駆動手段は、前記ギヤの回転によって、前記カッターに設けた突起部に当接して前記カッターを動作させるカムを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
以上の態様によれば、低コストな構造によってカッターを動作させることが可能な印刷装置の切断機構を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の印刷装置の内部構造を示す正面図である。
本実施形態の印刷装置の内部構造を示す側面図である。
本実施形態の印刷装置の内部構造を示す斜視図である。
本実施形態の印刷装置の切断機構の一部を示す斜視図である。
切断機構を含む印刷装置の一部を拡大した正面図である。
切断機構の動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1から図3は、本実施形態の印刷装置10の内部構造を示している。図1から図3に示す内部構造の外側に外装部品が取り付けられて印刷装置10が完成する。印刷装置10は、帯状の被印刷媒体であるテープ20(図1)に印刷を行ってラベルを作成するラベルプリンタである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
凸版印刷版原版
1か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
24日前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
9日前
フジコピアン株式会社
熱転写シート
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
24日前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
16日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
1か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成システム
3か月前
株式会社リコー
画像形成システム
2か月前
イーデーエム株式会社
プリンタ装置
1か月前
キヤノン株式会社
印刷制御システム
2か月前
ブラザー工業株式会社
補助部材
16日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置及び検査台
1か月前
理想科学工業株式会社
加飾装置および方法
3か月前
キヤノン株式会社
定着装置および加熱装置
16日前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
キヤノン株式会社
定着装置および加熱装置
16日前
ブラザー工業株式会社
液体消費装置
2か月前
スター精密株式会社
プリンタ
16日前
セイコーエプソン株式会社
記録装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置及び印刷方法
1か月前
株式会社リコー
加熱装置及び液体吐出装置
3か月前
株式会社コムラテック
印刷版
3か月前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
16日前
株式会社リコー
検査方法及び塗装装置
2か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る