TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025010475
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-21
出願番号
2024051939
出願日
2024-03-27
発明の名称
既設管分岐装置、及び既設管分岐方法
出願人
株式会社水道技術開発機構
代理人
弁理士法人R&C
主分類
F16L
55/00 20060101AFI20250110BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】施工作業の効率を向上させる既設管分岐装置、及び既設管分岐方法を提供する。
【解決手段】既設管分岐装置1は、流体Fが流れる既設管P1を分割し、分割された既設管P1から流体Fを分岐させる。既設管分岐装置1は、切断対象箇所を収容し、既設管P1の延在する第1方向の両端の各々に第1開口11hが形成された胴部と、胴部と連通し、第1方向と交差する第2方向に沿って延びる回転軸心RXを中心として回転することにより既設管P1を穿孔する筒状カッターが挿通される第2開口12hが形成された首部12と、胴部を基端とし、第1方向及び第2方向と交差する第3方向に延在する分岐管P2が接合される第3開口13hが形成された分岐管部13と、を有し、第2開口12hの第2開口軸心HX2は、第1開口11hの第1開口軸心HX1及び第3開口13hの第3開口軸心HX3の少なくとも一方に対してオフセットしている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
流体が流れる既設管の切断対象箇所を穿孔することにより、前記既設管を分割し、分割された前記既設管から前記流体を分岐させる既設管分岐装置であって、
前記切断対象箇所を収容し、前記既設管の延在する第1方向の両端の各々に第1開口が形成された胴部と、
前記胴部と連通し、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びる回転軸心を中心として回転することにより前記既設管を穿孔する筒状カッターが挿通される第2開口が形成された首部と、
前記胴部を基端とし、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延在する分岐管が接合される第3開口が形成された分岐管部と、を有し、
前記第2開口の第2開口軸心は、前記第1開口の第1開口軸心及び前記第3開口の第3開口軸心の少なくとも一方に対してオフセットしている既設管分岐装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記切断対象箇所の前記筒状カッターによって穿孔された穿孔中心は、前記第1開口軸心に対して前記第3開口側にオフセットしている請求項1に記載の既設管分岐装置。
【請求項3】
前記胴部は、前記切断対象箇所に挿入されて前記流体の流通を制御する弁体を支持する弁座を有し、前記弁座は、前記第2方向に沿って見たときV字状に屈曲している請求項1又は2に記載の既設管分岐装置。
【請求項4】
前記弁座は、前記V字状に屈曲している屈曲点から前記第3方向に延在する第1座部と、
前記屈曲点から前記屈曲点よりも前記第1方向の下流側と前記分岐管部との間に向けて延在する第2座部と、を有しており、
前記屈曲点から前記屈曲点よりも前記第1方向の上流側と前記分岐管部との間に向けて補助座部が延在している請求項3に記載の既設管分岐装置。
【請求項5】
前記第2座部及び前記補助座部は、前記第3方向に対して対称に設けられており、
前記第1座部と前記第2座部との間の第1角度は、前記第2座部と前記補助座部との間の第2角度よりも大きい請求項4に記載の既設管分岐装置。
【請求項6】
前記胴部は、前記弁体を支持するガイドを有しており、
前記第2方向に沿った前記ガイドの高さは、前記第2方向に沿った前記弁座の高さよりも大きい請求項3に記載の既設管分岐装置。
【請求項7】
前記切断対象箇所の前記筒状カッターによって穿孔された穿孔中心は、前記第3開口軸心に対して前記第1方向にオフセットしている請求項1に記載の既設管分岐装置。
【請求項8】
前記胴部は、前記第3開口に接続され、前記第1方向において互いに対向する一対の対向部を有し、
一対の前記対向部は、前記第1方向に沿う方向の長さが異なる請求項7に記載の既設管分岐装置。
【請求項9】
流体が流れる既設管の切断対象箇所を穿孔することにより、前記既設管を分割し、分割された前記既設管から前記流体を分岐させる既設管分岐方法であって、
前記既設管から分岐した前記流体が流れる分岐管が接合される分岐管部を有し、前記切断対象箇所を含むように前記既設管の一部を収容する既設管分岐装置を設置する既設管分岐装置設置工程と、
前記既設管の延在する第1方向と交差する第2方向に沿って延びる回転軸心を中心として回転する筒状カッターを有する穿孔機を設置する穿孔機設置工程と、
前記筒状カッターが前記切断対象箇所を穿孔する穿孔工程と、を含み、
前記穿孔工程において、前記筒状カッターは、前記切断対象箇所を穿孔する穿孔中心を、前記既設管の軸心及び前記分岐管部の軸心の少なくとも一方に対してオフセットさせて穿孔する既設管分岐方法。
【請求項10】
前記穿孔工程において、前記筒状カッターは、前記既設管の軸心に対して前記分岐管部側に前記穿孔中心をオフセットさせて穿孔する請求項9に記載の既設管分岐方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、既設管分岐装置、及び既設管分岐方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
水道管などの既設管に対する作業に関する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、既設流体管に弁本体を挿入する弁本体の設置方法において、不断流状態で取り付け可能な弁の設置方法が開示されている。特許文献1に開示の設置方法では、円筒形状のホールソーが、既設流体管の軸心上を中心として回転することにより既設流体管を切断して分割し、既設流体管の分割された部分に弁本体を設置する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-3270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の弁本体の設置方法のように、既設流体管を分割(以下、「フルカット」と称する)する場合、既設流体管の分割に用いられるホールソーとしては、既設流体管の直径よりも大きいものが必要となる。つまり、作業対象の既設流体管の直径が大きくなれば、ホールソーも更に大きいものが必要となる。ホールソーの大型化は、ホールソーを含む穿孔機等の機材の大型化、施工スペースの大型化等を招来し、施工作業の効率が低下するといった課題がある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、施工作業の効率を向上させる既設管分岐装置、及び既設管分岐方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る既設管分岐装置の特徴構成は、流体が流れる既設管の切断対象箇所を穿孔することにより、前記既設管を分割し、分割された前記既設管から前記流体を分岐させる既設管分岐装置であって、前記切断対象箇所を収容し、前記既設管の延在する第1方向の両端の各々に第1開口が形成された胴部と、前記胴部と連通し、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延びる回転軸心を中心として回転することにより前記既設管を穿孔する筒状カッターが挿通される第2開口が形成された首部と、前記胴部を基端とし、前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延在する分岐管が接合される第3開口が形成された分岐管部と、を有し、前記第2開口の第2開口軸心は、前記第1開口の第1開口軸心及び前記第3開口の第3開口軸心の少なくとも一方に対してオフセットしている点にある。
【0007】
この特徴構成によると、第2開口の第2開口軸心、すなわち、第2開口軸心と同軸に第2開口に挿通される筒状カッターの回転軸心(穿孔中心)がオフセットする。このため、例えば、第2開口軸心を第1開口軸心に対してオフセットしない場合と同じ直径の筒状カッターで穿孔した場合であっても、既設管の穿孔された部分(切断開口)の開口面積(流路断面積)を大きくすることが可能となる。また、筒状カッターの回転軸心(穿孔中心)を第3開口軸心に対してオフセットすることにより、筒状カッターの直径を小さくした場合であっても、既設管と分岐管とが連通する部分(第3開口)の流路断面積として要求される大きさを確保することが可能となる。これにより、第3開口と連通(対向)する切断開口を形成する筒状カッターの小型化を図ることが可能となる。また、筒状カッターの小型化を図ることが可能となるため、既設管分岐装置の小型化も図ることができる。その結果、筒状カッター及び既設管分岐装置を含む機材の小型化が図られ、機材の取り扱いが容易になり、施工作業の効率が向上する。
【0008】
他の構成として、前記切断対象箇所の前記筒状カッターによって穿孔された穿孔中心は、前記第1開口軸心に対して前記第3開口側にオフセットしてもよい。
【0009】
この特徴構成によると、オフセットしない場合と比べて、同じ直径の筒状カッターの大径部位によって形成された切断開口の開口面積を大きくすることができる。その結果、筒状カッター及び既設管分岐装置を含む機材の小型化を図ることができる。
【0010】
他の構成として、前記胴部は、前記切断対象箇所に挿入されて前記流体の流通を制御する弁体を支持する弁座を有し、前記弁座は、前記第2方向に沿って見たときV字状に屈曲してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
流路体
21日前
個人
クラッチ装置
25日前
個人
保持機
3か月前
個人
免震留具
2か月前
個人
振り子式免震装置
3か月前
株式会社フジキン
配管
5か月前
個人
ネジの緩み防止装置
3か月前
藤井電工株式会社
フック
3か月前
個人
固着具と成形品部材
18日前
個人
緩み防止ナット
4か月前
株式会社アイシン
駆動装置
21日前
株式会社オンダ製作所
継手
3日前
株式会社ミクニ
弁装置
4日前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社テイエルブイ
排気弁
4か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
4日前
カヤバ株式会社
緩衝装置
4日前
個人
配管用エルボカバー
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
24日前
株式会社ナジコ
自在継手
11日前
横浜ゴム株式会社
管継手
5か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
4か月前
株式会社不二工機
電動弁
5か月前
株式会社ナベル
直動機構
2か月前
日動電工株式会社
保持具
3か月前
株式会社フジキン
バルブ
4か月前
矢崎化工株式会社
連結具
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
未来工業株式会社
固定体
2か月前
株式会社不二工機
逆止弁
17日前
株式会社不二工機
電動弁
3か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
1か月前
株式会社トヨックス
可撓管
2か月前
続きを見る
他の特許を見る