TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025010171
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024184185,2022551031
出願日2024-10-18,2021-02-25
発明の名称コロナウイルスに対するワクチンおよび使用方法
出願人イノビオ ファーマシューティカルズ,インコーポレイティド,ザ ウィスター インスティテュート オブ アナトミー アンド バイオロジー
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12N 15/50 20060101AFI20250109BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)スパイク抗原をコードする核酸分子、SARS-CoV-2スパイク抗原、免疫原性組成物、およびワクチン、ならびに対象において免疫応答を誘導し、SARS-CoV-2感染に対して保護するか、またはそれを治療する際のそれらの使用の提供。
【解決手段】SARS-CoV-2スパイク抗原をコードする核酸分子であって、前記核酸分子が、配列番号2のヌクレオチド55~3837に記載の核酸配列の全長にわたって少なくとも99%の同一性を有する核酸配列、 配列番号2の全長にわたって少なくとも99%の同一性を有する核酸配列、 配列番号2のヌクレオチド55~3837の前記核酸配列、配列番号2の核酸配列、を含む、核酸分子を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)スパイク抗原をコードする核酸分子であって、前記核酸分子が、
配列番号2のヌクレオチド55~3837に記載の核酸配列の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、
配列番号2の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、
配列番号2のヌクレオチド55~3837の前記核酸配列、配列番号2の核酸配列、
配列番号3の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、
配列番号3の核酸配列、
配列番号5のヌクレオチド55~3837の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、
配列番号5の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、
配列番号5のヌクレオチド55~3837の核酸配列、配列番号5の核酸配列、
配列番号6の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、または
配列番号6の核酸配列を含む、核酸分子。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載の核酸分子を含む、発現ベクター。
【請求項3】
有効量の、請求項2に記載の発現ベクターと、薬学的に許容される賦形剤と、を含む、免疫原性組成物。
【請求項4】
前記薬学的に許容される賦形剤が、緩衝液、任意選択で生理食塩水-クエン酸ナトリウム緩衝液を含む、請求項3に記載の免疫原性組成物。
【請求項5】
前記組成物が、1ミリリットルの生理食塩水-クエン酸ナトリウム緩衝液当たり10mgの前記ベクターを含む、請求項4に記載の免疫原性組成物。
【請求項6】
アジュバントをさらに含む、請求項3~5のいずれか一項に記載の免疫原性組成物。
【請求項7】
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対する免疫応答を誘導することを必要とする対象においてそれを行う方法であって、前記方法が、有効量の請求項3~6のいずれか一項に記載の免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項8】
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)による感染から保護することを必要とする対象を保護する方法であって、前記方法が、有効量の請求項3~6のいずれか一項に記載の免疫原性組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項9】
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染に対して治療することを必要とする対象を治療する方法であって、前記方法が、有効量の請求項3~6のいずれか一項に記載の免疫原性組成物を前記対象に投与することを含み、それによって、前記対象が、1つ以上のSARS-CoV-2株に耐性を示す、方法。
【請求項10】
投与することが、エレクトロポレーションおよび注射のうちの少なくとも1つを含む、請求項7~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年2月25日に出願された米国仮出願第62/981,451号、2020年4月2日に出願された米国仮出願第63/004,380号、2020年5月21日に出願された米国仮出願第63/028,404号、2020年6月2日に出願された米国仮出願第63/033,349号、2020年6月18日に出願された米国仮出願第63/040,865号、2020年6月30日に出願された米国仮出願第63/046,415号、2020年8月7日に出願された米国仮出願第63/062,762号、2020年11月17日に出願された米国仮出願第63/114,858号、2020年12月24日に出願された米国仮出願第63/130,593号、2021年1月13日に出願された米国仮出願第63/136,973号、2020年2月25日に出願された米国仮出願第62/981,168号、2020年5月8日に出願された米国仮出願第63/022,032号、2020年7月27日に出願された米国仮出願第63/056,996号、および2020年8月7日に出願された米国仮出願第63/063,157号の利益を主張する。これらの出願の各々の内容は、参照により、その全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,600 文字)【0002】
配列表
本出願は、58,410バイトのサイズである、2021年2月24日に作成された、「104409_000596_SL.txt」と名付けられたテキストファイルとして電子的に提出された配列表を含む。配列表は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0003】
本発明は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するワクチンおよびワクチンを投与する方法に関する。
【背景技術】
【0004】
以前は2019-nCoV肺炎または疾患として既知であったCOVID-19は、公衆衛生に対する世界的な脅威として急速に現れ、ますます増加している動物から人々に伝播したコロナウイルスに関連する病気である、重症急性呼吸器症候群(SARS)および中東呼吸器症候群(MERS)に加わっている。このような新型コロナウイルスの拡大に対抗するためにワクチンなどの医療対策についての差し迫った必要性が存在している。MERS-CoVおよびSARS-CoVを含む、少なくとも7つの同定されたヒトに感染するコロナウイルスが存在する。
【0005】
2019年12月、中国の武漢市は、新型コロナウイルスの世界的な流行の中心地となった。このコロナウイルス、SARS-CoV-2は、感染した患者からのヒト気道上皮細胞から単離され、配列決定された(Zhu,et al.A Novel Coronavirus from Patients with Pneumonia in China,2019.N Engl J Med.2020、Wu,et al.A new coronavirus associated with human respiratory disease in China.Nature.2020)。疾患の症状は、軽度のインフルエンザ様のものから、生命を脅かす肺炎を伴う重度の症例のものまで様々であり得る(Huang,et al.Clinical features of patients infected with 2019 novel coronavirus in Wuhan,China.Lancet.2020)。世界の状況は動的に進化しており、2020年1月30日に、世界保健機関は、COVID-19を国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)と宣言した。
【発明の概要】
【0006】
SARS-CoV-2スパイク抗原をコードする核酸分子が本明細書に提供される。いくつかの実施形態によれば、コードされたSARS-CoV-2スパイク抗原は、コンセンサス抗原である。いくつかの実施形態では、核酸分子は、配列番号2のヌクレオチド55~3837に記載の核酸配列の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、配列番号2の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、配列番号2のヌクレオチド55~3837の核酸配列、配列番号2の核酸配列、配列番号3の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、配列番号3の核酸配列、配列番号5のヌクレオチド55~3837の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、配列番号5の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、配列番号5のヌクレオチド55~3837の核酸配列、配列番号5の核酸配列、配列番号6の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有する核酸配列、または配列番号6の核酸配列を含む。本明細書ではまた、SARS-CoV-2スパイク抗原をコードする核酸分子であって、SARS-CoV-2スパイク抗原が、配列番号1の残基19~1279の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有するアミノ酸配列、配列番号1の残基19~1279に記載のアミノ酸配列、配列番号1の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有するアミノ酸配列、配列番号1のアミノ酸配列、配列番号4の残基19~1279の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有するアミノ酸配列、配列番号4の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有するアミノ酸配列、配列番号4の残基19~1279に記載のアミノ酸配列、または配列番号4のアミノ酸配列を含む、核酸分子が提供される。
【0007】
いくつかの実施形態では、SARS-CoV-2抗原をコードする核酸分子は、ウイルス粒子に組み込まれている。
【0008】
さらに、SARS-CoV-2抗原をコードする核酸分子を含むベクターが提供される。いくつかの実施形態では、ベクターは、発現ベクターである。核酸分子は、プロモーターおよびポリアデニル化シグナルから選択される調節エレメントに作動可能に連結され得る。発現ベクターは、プラスミドまたはウイルスベクターであり得る。
【0009】
有効量のベクターまたはウイルス粒子を含む免疫原性組成物が開示される。免疫原性組成物は、限定されないが、緩衝液などの薬学的に許容される賦形剤を含み得る。緩衝液は、任意選択で、生理食塩水-クエン酸ナトリウム緩衝液であってもよい。いくつかの実施形態では、免疫原性組成物は、アジュバントを含む。
【0010】
本明細書ではまた、SARS-CoV-2スパイク抗原も提供される。いくつかの実施形態によれば、SARS-CoV-2スパイク抗原は、コンセンサス抗原である。いくつかの実施形態では、SARS-CoV-2スパイク抗原は、配列番号1の残基19~1279の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有するアミノ酸配列、配列番号1の残基19~1279に記載のアミノ酸配列、配列番号1の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有するアミノ酸配列、配列番号1のアミノ酸配列、配列番号4の残基19~1279の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有するアミノ酸配列、配列番号4の全長にわたって少なくとも約90%の同一性を有するアミノ酸配列、配列番号4の残基19~1279に記載のアミノ酸配列、または配列番号4のアミノ酸配列を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
酒類
1か月前
東レ株式会社
RNAの検出方法
3か月前
株式会社オシキリ
発酵検査装置
1か月前
個人
セルロース性物質の製造方法
2日前
松谷化学工業株式会社
澱粉分解物の製造方法
1か月前
株式会社GSP研究所
miRNA検出方法
13日前
東ソー株式会社
ポリマーコートビーズの製造方法
1か月前
株式会社写真化学
菌体観察装置
2か月前
インヒブルクス バイオサイエンシズ インコーポレイテッド
CLEC12a結合性ポリペプチド及びその使用
1か月前
株式会社雷神の風
試料採取装置
2か月前
本田技研工業株式会社
培養システム
1か月前
豊田合成株式会社
細胞培養膜及び細胞培養方法
1か月前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
5日前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
5日前
株式会社エムスタイル
微生物群の賦活化方法
13日前
国立大学法人東京海洋大学
ウイルス不活化用組成物
2か月前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルスのスクリーニング方法
1か月前
住友化学株式会社
積層体
1か月前
学校法人君が淵学園
核酸の部位特異的アシル修飾剤
1日前
株式会社渡辺オイスター研究所
脂肪細胞の成長抑制剤
1か月前
三井化学株式会社
培養容器
1か月前
花王株式会社
抗アミラーゼ抗体
2か月前
花王株式会社
濾過速度向上方法
2か月前
日本バイリーン株式会社
細胞培養基材、および、その製造方法
2か月前
サムコ株式会社
ポアデバイス
2日前
住友化学株式会社
細胞チップ
1か月前
国立大学法人富山大学
T細胞受容体およびその利用
2日前
東ソー株式会社
トリ骨髄芽細胞腫ウイルス逆転写酵素の製造方法
2か月前
旭化成ファーマ株式会社
ジアホラーゼ
1か月前
株式会社トクヤマ
乾燥用保護剤、生体試料測定試薬、及び分析方法
1か月前
ウシオ電機株式会社
培養容器
1か月前
公立大学法人宮城大学
D-セリンの製造方法
1か月前
セイコーエプソン株式会社
糖化酵素の回収方法
2か月前
ZACROS株式会社
培養装置、及び培養装置積層体
1か月前
雪印メグミルク株式会社
D-セリン濃度低減用組成物
1か月前
三浦工業株式会社
試料液に含まれる微生物の生体の抽出方法
2日前
続きを見る