TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025009302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112213
出願日
2023-07-07
発明の名称
液体吐出ヘッドおよび画像形成装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250110BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】接着剤の振動板への流れ出しを抑制することが可能な液体吐出ヘッド提供すること。
【解決手段】液体吐出ヘッドは、吐出される液体が貯留される圧力室を形成する圧力室基板と、液体が流れる流路を形成する流路形成基板と、前記圧力室の液体に圧力を加える圧力部と、前記圧力部に接合し、前記圧力部の変位に連動して振動する振動板と、を備え、前記圧力室基板は、接着剤により前記流路形成基板に接合され、前記振動板の面の法線方向において、前記振動板に向かうにつれて前記圧力室の幅が狭くなるように傾斜する1以上の傾斜面を有する傾斜部を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
吐出される液体が貯留される圧力室を形成する圧力室基板と、
液体が流れる流路を形成する流路形成基板と、
前記圧力室の液体に圧力を加える圧力部と、
前記圧力部に接合し、前記圧力部の変位に連動して振動する振動板と、
を備え、
前記圧力室基板は、
接着剤により前記流路形成基板に接合され、
前記振動板の面の法線方向において、前記振動板に向かうにつれて前記圧力室の幅が狭くなるように傾斜する1以上の傾斜面を有する傾斜部を備える、
ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記法線方向に対する前記1以上の傾斜面の傾斜角度は、0度より大きく45度以下である、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記1以上の傾斜面は、複数の傾斜面であり、
前記複数の傾斜面は、前記傾斜角度が互いに異なる、
請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記1以上の傾斜面は、第1傾斜面と、前記第1傾斜面よりも前記法線方向において前記振動板の近くに設けられる第2傾斜面と、を含み、
前記第2傾斜面の前記法線方向に対する傾斜角度である第2傾斜角度は、前記第1傾斜面の前記法線方向に対する傾斜角度である第1傾斜角度よりも大きい、
請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記圧力室は、前記法線方向と交差する第1方向に延設されており、
前記傾斜部は、前記圧力室の前記第1方向の両端に設けられる、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記傾斜部は、前記圧力室基板の前記振動板と接合する部分に設けられる、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記振動板は、前記圧力室基板と接合する部分に設けられ、前記法線方向と交差する第1方向に沿って凹状となる凹部を備え、
前記傾斜部は、前記振動板を平面視するとき、前記凹部とオーバーラップする、
請求項1から6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記振動板を平面視するとき、前記凹部は、前記傾斜部と50nm以上1000nm以下の範囲でオーバーラップする、
請求項7に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記傾斜部は、前記振動板を平面視するとき、前記圧力部とオーバーラップする、
請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
液体を吐出させる液体吐出ヘッドを備える画像形成装置において、
前記液体吐出ヘッドが請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドである、
ことを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッドおよび画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷用紙等の媒体に対してインク等の液体を吐出する液体吐出ヘッドを備える画像形成装置が従来から提案される。近年、画像形成装置は、印刷用途だけでなく、液体化できる材料を任意の場所に塗布できる装置として注目されている。画像形成装置が有する液体吐出ヘッドとして、圧力室の壁面を構成する振動板を圧電素子により振動させることで、圧力室に充填された液体をノズルから吐出するヘッドが知られている。
【0003】
特許文献1に記載の液体吐出ヘッドは、アクチュエーター基板と、アクチュエーター基板に接着剤で接合された保持基板と、を有する。アクチュエーター基板は、流路形成部と、振動板と、圧電素子と、接合部とを備える。流路形成基板は、液室を備える。振動板は、液室の一壁面を構成する。圧電素子は、振動板の液室とは反対面に配置される。接合部は、保持基板に接着剤を介して接合される部位である。
【0004】
接合部と保持基板との接着剤を用いた接続において、軟化した余剰な接着剤が接合部から流れ出し、振動板に到達してしまう場合がある。そして、接着剤が振動板上で硬化すると、硬化した接着剤によって振動板の変位が阻害され、インクの吐出ばらつきの要因となるという問題がある。当該文献では、接合部の近傍に凸構造部を設けることで、接着剤をせき止めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-172328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来技術では、凸構造部によって形成される段差は鉛直方向に平行である。このため、接着剤が鉛直方向下方に流れ易い。このため、接着剤の振動板への流れ出しを抑制するための更なる工夫が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好適な態様に係る液体吐出ヘッドは、吐出される液体が貯留される圧力室を形成する圧力室基板と、液体が流れる流路を形成する流路形成基板と、前記圧力室の液体に圧力を加える圧力部と、前記圧力部に接合し、前記圧力部の変位に連動して振動する振動板と、を備え、前記圧力室基板は、接着剤により前記流路形成基板に接合され、前記振動板の面の法線方向において、前記振動板に向かうにつれて前記圧力室の幅が狭くなるように傾斜する1以上の傾斜面を有する傾斜部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る画像形成装置の構成を例示する概略図である。
図1に示す液体吐出ヘッドの分解斜視図である。
図1に示す液体吐出ヘッドの一部の断面図である。
図3の液体吐出ヘッドの一部を拡大した図である。
図3の液体吐出ヘッドの一部を拡大した図である。
図5の圧力室基板の一部を示す斜視図である。
圧力室基板と流路形成基板との接合について説明するための図である。
圧力室基板と流路形成基板との接合について説明するための図である。
比較例における接着剤の流れ出しを説明するための図である。
本実施形態における接着剤の流れ出しを説明するための図である。
図5の傾斜部の拡大図である。
図11の傾斜部における接着剤の流れ出しを説明するための図である。
第2実施形態の傾斜部を示す図である。
第2実施形態における接着剤の流れ出しを説明するための図である。
第2実施形態における接着剤の流れ出しの他の例を説明するための図である。
変形例の傾斜部を示す図である。
他の変形例の傾斜部を示す図である。
圧力室基板と流路形成基板との接合について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法または縮尺は実際と適宜に異なり、理解を容易にするために模式的に示す部分もある。また、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。また、「要素γ上の要素β」とは、要素γと要素βとが直接的に接触する構成に限定されず、要素γと要素βとが直接的に接触していない構成も含まれる。「要素γと要素βとが同じ」とは、要素γと要素βとが実質的に同じであればよく、製造誤差等を含む。
【0010】
1.第1実施形態
1-1.画像形成装置100の全体構成
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置100の構成を例示する概略図である。以下では、説明の便宜上、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を適宜用いて説明する。また、X軸に沿う一方向をX1方向と表記し、X1方向とは反対の方向をX2方向と表記する。同様に、Y軸に沿う一方向をY1方向と表記し、Y1方向とは反対の方向をY2方向と表記する。Z軸に沿う一方向をZ1方向と表記し、Z1方向とは反対の方向をZ2方向と表記する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
凸版印刷版原版
1か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
24日前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
9日前
フジコピアン株式会社
熱転写シート
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
24日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
16日前
フジコピアン株式会社
熱転写記録媒体
2か月前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像形成システム
3か月前
株式会社リコー
画像形成システム
2か月前
イーデーエム株式会社
プリンタ装置
1か月前
キヤノン株式会社
印刷制御システム
2か月前
ブラザー工業株式会社
補助部材
16日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
箔転写装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置及び検査台
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
キヤノン株式会社
定着装置および加熱装置
16日前
キヤノン株式会社
定着装置および加熱装置
16日前
スター精密株式会社
プリンタ
16日前
株式会社リコー
液体吐出装置及び印刷方法
1か月前
理想科学工業株式会社
加飾装置および方法
3か月前
ブラザー工業株式会社
画像記録装置
16日前
株式会社リコー
加熱装置及び液体吐出装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
液体消費装置
2か月前
株式会社コムラテック
印刷版
3か月前
セイコーエプソン株式会社
記録装置
1か月前
日本製紙株式会社
ヒートシール用感熱記録体
2か月前
株式会社リコー
検査方法及び塗装装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る